菅原広巳 - スタッガリーのバラッド - 阿佐ヶ谷SOUL玉TOKYO
彼とは、新所沢にあった「楽家」という居酒屋でよく酒を飲んでいた。
昔の九想話を探してみたら2000年12月14日「楽家」という九想話に彼との出会いが書いてあった。
> 彼が帰ってからおれの隣に坐った人がよかった。小説の話になり、誰が好き
>か、ということになった。おれは、山本周五郎だというと、「おれもそうだ」
>とその人がいった。
> さあーそれからが楽しかった。周五郎の小説のことを一つひとつ話し始まっ
>た。あれがどうのこれがどうの、今月曜日の夜NHKでやっている「柳橋慕情」
>の話になり、あんなのはダメだ、やはり小説を読まなくてはつまらない、なん
>てことになった。
> ふたりの結論は、「青べか物語」はいい、ということだった。「蒸気河岸の
>先生」「ちょう」なんてこと大声で話し、周五郎のエッセイで、何年かたって
>小説のモデルの浦安に行ったことを書いているが、そのエッセイでも盛り上が
>った。
> 周五郎以外では誰がいい、なんてことになり、太宰、安吾、檀、なんていう
>人から始まり、三島、吉行淳之介、池波正太郎、藤沢周平、…。そのうち、輪
>をかけて周五郎の好きな老人が文庫本片手にやってきて、収拾がつかなくなっ
>た。
> おれは、すっかり酩酊した。
こんなふうに知り合い、そのうち音楽が好きなことが分かり「一緒にやろう」となった。
彼のギター伴奏で私がケーナを吹くというスタイルで、何かのイベントがあると2人でよく演奏した。
昔の九想話を探したらこんな写真がありました。
2017年4月3日の「花見2017」という九想話です。
彼は現在精力的にライブ活動をしている。
2018年10月22日九想話「菅原広巳ライブ」このライブはよかった。
昨年8月末に所沢でカルメン・マキとライブをやるときに私は、7月に彼にチケットの申し込みをした。
ところが8月下旬に、私は膀胱がんであることが分かったのでチケットをキャンセルした。
頻尿で血尿の私は、所沢に行くことができなかったのです。
もしこれから、私が膀胱がんとうまくつきあえるようになったら、
彼のギター伴奏でケーナを吹きたいです。
ケーナで、いや尺八のほうがいいかな? ブルースを吹きます。