昨日までつぼみがふくらんだ感じだった福寿草ですが、今日は咲いていた。
今日は、私と女房が入籍した日です。
私と女房は結婚式を挙げてない。
1978年11月に出会い、2週間ほどであのひとが駒込の私の4畳半のアパートに住み始め、
12月に私は女房の両親に挨拶に行った。
まともな手順を踏んでない流れで、結婚式も挙げなかった。
翌年1月に豊島区にある1DK風呂なしのアパートに引っ越した。
そして2月7日に豊島区役所に行って籍を入れた。
そのあと新宿の三越デパートに行って一番安い指輪を買って、近くの喫茶店で指輪の交換をした。
あのひとが21歳、私が26歳だった。
今、女房が63歳、私が68歳、あれから42年がたってしまった。
1980年、双子の息子たちが生まれた。
いろんなことがあったが、よく今日まで生きてこられたなという気持ちです。
去年だけを振り返っても私たちは、次のようなことがあった。
1月、バス停と家の途中にある階段で転倒。
5月、女房が会社からの帰りに転んで顔にすごい傷をつけた。
7月、2度目の下肢静脈瘤の手術。
8月、膀胱がんということが分かった。
9月、1度目の膀胱がんの手術。
10月、女房の身体全体の皮膚病がひどくなった。
11月、2度目の膀胱がんの手術。
12月、膀胱がんの再発を防ぐためBCG注入療法始める。
正直なところ、なんかもうどうでもいい、という気持ちになりつつあります。
年をとったせいですかね?
考えることがめんどうくさくなりました。
一方で、このまま死んでしまってもいいのか?なんてことも考えます。
やり残したことはどうすんだ?とか。
今日も朝と午後、ウォーキングをしながら心の中では、
この諦めた気持ちと諦めきれない想いが上になったり下になったりしていた。
帰って女房に「今日は何の日?」と訊くと、
「・・・・・・」