喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



嵐のような大雨からスタートした新潟佐渡旅行も、昨日は晴れ間もでてきていよいよ今日が最終日。振り返ってみると、佐渡ってフェリーで時間もかかるし、観光施設も夕方17時くらいまでしかやっていないので、ちゃんと回るには1泊2日では全然足りないです。そんなわけで今日も朝からフルで観光していきます。せっかく佐渡に来たんだから、ちゃんと街を観光しないともったいない!





⑮相川めぐり(6:10-7:15)


といっても早朝から散歩にいくのは父くらいですがね。相川の町並みは、70分コースや90分コースなど散策路も豊富。メインの世界遺産は後でみんなで行くとして町並みの方を中心に回ってこようと思います。



ホテル万長をこのタイミングで初めて正面から見るw民宿の多い佐渡の中ではかなり大きなホテルだと思います。



レンガ調の建物を右折して相川の街へ。すぐに長い階段が現れます。周辺のたてものの古さも手伝って非常に歴史を感じる光景です。



この長い階段の右側にあるのは昔牢獄だったようで、入り口は封鎖されていた。夜は心霊スポットになりそうだ。



階段は結構長い途中で疲れてしまったが、後ろを振り向くと遠くに海が見え景色が良いことに気づく。



海の方にはこの!絶景すぎるだろ。実は歩いている間に雨がぱらつく場面が何度もあり、それでいて太陽もでているのでこんな神秘的な景色が見れたのでした。佐渡×虹、とくと堪能させてもらいました!



この鐘楼は明治初期まで続けられ時計の役割を果たしたそうだ。隣には茶屋があり、そこの広場から虹もよい景色だったな。このあたりアップダウンあるが、昔ながらの町並みが続きます。



版画の美術館は開館中と看板がでていましたが、さすがに6時台ではやっていないですよね。看板のしまい忘れかな。昔の小学校のような雰囲気です。



史跡佐渡奉行所跡の復元が公開されている。意外と相川の街も見学できるところは多そうだな。





さらに登ると、佐渡金山への道につながった。なるほど、今日は後からこの道を通るんだな。左手に駐車場があり、そこから北沢浮遊選鉱場跡が見下ろせるのかなと思ったが、残念ながら全貌を見ることはできなそうだ。何のための駐車場なのだろうか?ここに記念碑が立っている益田孝は佐渡の相川出身であり、近代日本を支えた代表的総合商社、旧三井物産の初代社長だそうな。



2008年の時には世界遺産登録を目指していたのか。そこから16年、悲願がかなってよかったですね。佐渡を観光している最中は、どこも世界遺産登録をお祝いするのぼりがたくさん立っていましたからね。



このあたりで大分遠くまで来てしまったのでホテルに戻ります。来た道を戻るのではなく、通ってこなかった道を通って帰ろうと思ったら、ずいぶん遠回りしてしまったようだ。この辺りも景観保存地区になっているんだろうな。



高台から見下ろす街並み。相川の散歩はアップダウンありますが、歴史的な建築物も多くて歩いていて楽しいです。近くに泊まったらぜひ。



昨日はスーパーつるやで夕食を買ってホテルで食べて済ませてしまったが、当初の予定では、こちらの店で食べる予定でした。でも、従業員不足で休業だったらしい。いやぁ、買ってきておいて正解だったな。(佐渡は遅くまでやっているところがないから、食べ損ねるところだった…)



相川の商店街。明らかに営業していない店が多いが、世界遺産登録をきっかけにまたここが賑わってくれることを祈ります。



さて、ホテルに戻って朝食の準備。今日はお昼にフェリーに乗ることを考えると、ゆっくりしている時間があまりないのが実情。こんないい旅館だから10時ギリギリまでのんびりしたいところではありますがね。。

(朝食 7:30-8:35)


なんと珍しいことに、旅館での料理を食べるのはこの旅行はこれが初めて!1泊目は素泊まり、2泊目は朝食のみなので何だかんだこの朝食は超楽しみでしたw内容も豪華!わかめのしゃぶしゃぶが、歯ごたえ抜群で美味しかったな。わかめと海藻だけでかなり量が多かったので、割とみんなすぐにお腹いっぱいになったようですw



佐渡のご当地グルメ「いごねり」。これは陽菜が食べてみたいってずっと言っていたのだが、スーパーでは売っていなかったので、この朝食で食べられてよかった。でも味は微妙だったな。醬油をかけて食べるであっていたのかな?そのまま食べるとほとんど味がありません。



ということでおかわりもしてデザートも食べて満腹。陽菜はご飯を茶わん3杯、味噌汁2杯に他にもたくさん食べていて一同を驚かせたのだった。俺と同じくらい食べていたんじゃないか?

(チェックアウト 9:10)


一息ついて、名残惜しいがチェックアウトの時間。明日仕事じゃなければもっと遅い便でゆっくり帰るのもアリなんだけどな。旅館を出るとすっかり天気はよくなっていました。さすがにもうこれから雨は降らないだろうな。まずは先ほどの散歩でも近くを通った北沢浮遊選鉱場跡を見てきます。



⑯北沢浮遊選鉱場跡(9:25-9:40)


ここは、天空の城ラピュタにも似ていることから佐渡のラピュタとも言われているらしい。昔の建物の遺構にはありがちですが、ここの遺構も見事でした。佐渡にこんな場所があったとは!







普通に宝箱とか置いてあってもおかしくない雰囲気ですよね。逆光でしたが思わず息をのむ迫力!「ほぅ~~すごいわ」って感じです。



解説も豊富で、こちらの鋳造工場は、溶けた金属を流し込んで、様々な種類の機械部品を製造する施設だったとのこと。1つ1つ歴史が詰まっているんですね。



こちらは昭和15年にできた泥鉱濃縮装置跡。戦争のちょっと前と言うとそんなに古く感じません。佐渡の相川金銀山が閉山したのが1989年というから、まだ30年ちょいくらい前の遺構なんですよね。たった1世紀でこんな迫力ある遺構ができるなんて。。驚きました。





いやぁ、本当にどこから撮ってもすばらしい写真が撮れていいスポットでした。佐渡金山は有名だけど、こういった遺構や古い町並みが楽しめる佐渡ってものすごいポテンシャルを秘めているなと思いました。ここは行ったほうがいいですね。



⑰佐渡金山(9:50-10:50)


お次はいよいよ佐渡金山。この旅行のメインの1つです。北沢浮遊選鉱場跡からすぐです。まだ早い時間だからか、駐車場は空いていて一番近いところに停めることができた!



ここで驚きの事実が!なんと昨日までの大雨の影響で2つあるうちの1つである「道遊坑 明治官営鉱山コース」が浸水しており見学中止になってしまっていた!他の地域では、鍾乳洞が入れないとかよく聞くのでここでも起こり得るよなぁ。。ということで、「宗太夫坑 江戸金山絵巻コース」を楽しんできます。いやぁ、片方だけでも見学できてよかったと思わないと!



なお、坑道の内部は10℃程度。やばい、上着持ってきていないんだよな。半そでで突入だ!



結構寒いが何とかなりそうだな。坑道の中は人形を使って当時の採掘の様子を分かりやすく解説されていた。高いハシゴも、切り立った岩場もあるので、普通に作業中に怪我したり、亡くなった人もたくさんいるんだろうな。けが人を運び出すのも相当大変だったろうと思います。



深く掘るとやはり水が湧き出てくるので、掛樋という筒を使って、外に運び出していたようだ。気が遠くなるような作業ですね。まぁそれもそのはず。かつては海底に沈んでいたと言われる、金銀鉱床。300万年前に顔を出したそうです。佐渡ヶ島自体が、隆起してできた島なのですね。りっくんは雷マークみたいだと思ったよと言ってました。確かに!



ちなみに、人形は音声付きです。「早く地上にでて酒が飲みてぇなぁ、馴染みの女と会いてぇなぁ」みたいな。たしかに暗い地下にこもって仕事しているわけですから、やりたいこともできずしんどいものだったんでしょうね。現代の働き方改革が少しでも適用されていたら良かったのだろうけど。今の時代に働けている自分は幸せものだと思います。





坑道自体はそれほど長くないが、解説を見て考えながら進むと30~40分くらいかかりそうです。でも道遊坑がやっていないからこれで終わりとするとやっぱりちょっと物足りないわ~



宗太夫坑を抜けると資料館が。佐渡金山だけでなく、奉行跡の話などこの周辺の歴史に関するものもある。



有名スポットである金塊持ち上げ体験。やはりここは長い列ができていました。ストップウォッチを押して1人30秒挑戦できます。



伊豆の土肥金山に比べると大分小さな金塊だが、大人が片手で持ち上げるのはかなり厳しい重さだった。一応何とか持ち上げたが、、、あまり無理すると次の日右手首が動かなくなると困るので、ほどほどにしておこう。



金塊持ち上げ体験の隣には、また体験坑道が!?と思ったが、こちらは数メートルくらいのこじんまりとしたものだった。でも、見どころが充実していたなと思います。



お土産コーナーでは金も売ってます。金はどんどん高騰していて、もう天井だろうと思っていたところからさらに上がってきていますからね。次に金山に見に来たときにどうなっているか!?楽しみにしておきます。坑道が1つしか見れなかったので、大分時間に余裕があるがフェリー乗り場までも遠いし、早めに出るかな。TOP写真は、帰り際にゲートを通る直前に撮った集合写真です。今回の旅行は意外と集合写真が撮れなかったので、貴重だw(スマホスタンドでももっていかないと中々セルフタイマーで写真とりにくくなってしまった)



道遊の割戸は見どころの1つであるが、宗太夫坑の見学コース側にあるので、今回は見ることができなかった。一応第三駐車場から少し見えるようなので、駐車場から遠目だが見学。これで佐渡金山、今回見れる範囲は全部見学できたと思います。



意外と時間はあるので、帰り際に少し寄り道して、気になるところをちょっと見て行こうと思います。こちらは広い水田地帯。佐渡ヶ島でも稲作が盛んなのですね。昨日の雨のせいか、稲が倒れていてちょっと心配に。





カーナビに「佐渡大観音 昭和殿」という文字がでてきたので、ちょうど帰り道だったし少し寄ってみたが、、これは既に廃墟になっているようだな。。ちょっと中を覗くと拝観料500円ということで、昔は観光もしていたんだろうが、やはり運営者がいなくなったりするとこうなってしまうんだろう。



⑱佐渡空港(11:40-11:50)


そしてこちらも今は営業停止ししている佐渡空港。同じく帰り道付近なので寄ってみました。観光客はいませんでしたが、今も管理人が配置されているようで電気がついていました。



でも世界遺産登録をきっかけに観光客が今後増えるとフェリーだけではまかなえなくなるでしょうから、空港の復活は十分あると思います。施設の中には、空港カードがおいてあったり、観光のチラシがおいてあったり観光アピールはされていたので今後に期待です。

さて、まだ少し時間があるので、みんなフェリーターミナルでお土産を買いたいというので、ターミナルの乗降場へ。ぐるっとループになっているのだが、ここが結構車があって通りにくかった。専用の駐車場がちょっと離れているから、みんなちょっと停めたくなるんでしょうね。



⑲佐渡ジオパークセンター(12:05-12:15)


自分と父以外は買い物に行っているので、待っている間少しの時間を使って、フェリーターミナル前のジオパークセンターへ。



昨日乗ったおけさを見たり、佐渡の歴史のビデオを見たりと、佐渡を去る前にいい復習になったかな。そろそろフェリー乗り場に向かわないといけないからみんなを迎えに行こう。





再びループの乗降場に行って、そのままフェリー乗り場へ。よく考えたらフェリー乗り場って詳細の場所がわかっていないが、看板を頼りに問題なく行けた。時間になるまで待機所に停車するが、新潟港のように細い道を進むことなく、大通りから左折してすぐに停車場があったので助かった。



⑳佐渡フェリー(おけさ) (12:30-15:10)




帰りのフェリーは人が多くて室内の席が全然空いていなかったので外の席にバラバラで座ることに^^;まぁ天気も良いし、外に座るのもいいものだ。相変わらずウミネコがかっぱえびせんを狙って船のまわりを飛んでいる。そんな光景も含めて佐渡ヶ島から離れていくのは名残惜しかったな。



帰りのフェリーは天気はよかったけど、行きのフェリーよりもよく揺れた気がする。ちなみに船酔いもちょっと心配だったが、吐きそうになるほどにはならなかった(ちょっとお腹がムカムカした感じはあったけど)。



ちなみに行きの「ときわ」と、帰りの「おけさ」を比較すると、ときわの方は席が少なかったように思う。席ではなく、寝そべるような部屋が多かったかな。ゲームセンターもときわの方が充実していた気が。2等席しか見ていないけど、1等席や特等だとまた違うんだろうか。



本来は、フェリーの中で食事でもしようかと思っていたが、朝食が多かったからか一同あまりお腹が空いていない。軽く軽食として、たこやきや佐渡ソフトクリームなどをそれぞれで食べたのだった。





気が付いたら新潟港が近くに。ここから実家へ父母を送って行って、自宅まで帰るので5~6時間の長旅かぁ。気を付けて帰るぞ!

(15:54 新潟西ICから高速イン)


帰りは国道7号から高速に乗るあたりで、一本道を間違えて逆方向(村上方面)に行ってしまうも急いで軌道修正^^;3連休の最終日だし、関越道もどこかで絶対渋滞しているだろうなと思っていたが奇跡的に渋滞はなかった。昨日まで大雨だったことも影響しているのかな。渋滞したら帰りが22時をこえる可能性もありましたからね、渋滞がなくてよかったです=3

(夕食 赤城高原SA 17:45-18:30)


あまり時間に余裕はないがお昼が中途半端だった分、夕食はちゃんと食べて行こうかと思い赤城高原SAへ。この辺りは父がくわしく、「もつ煮が有名なんだよ」と。それならもつ煮をいただきますか。



飲食店はいくつか入っていたが、塩ホルモン定食がおいしそうだったので注文。もつなのにさっぱりしている感じでおいしい!キャベツの千切りとの相性もよかったです。よし、このまま足利まで一気にいくぞ。

エピローグ(19:23 足利着)


北関東道は当然渋滞もなく順調に実家到着。実家によって一休憩していきたいところではあるが、このまま帰っても21時半は過ぎてしまうと思うので、明日学校があることを考えると一刻も早く帰る方が優先だな。ということで、30分ちょっとには出発!久しぶりの三世代旅行で楽しかった!また行こう。

(21:23 自宅着)


そして目標としていた21時半前に到着。佐渡のフェリーからを移動と考えると実に9時間の移動ですか。時間だけでいうと青森を越えますね。それだけにやはり2泊3日の旅行といっても、フルで観光できる時間は実質1.5日分くらいだったかなと。まぁ今回で主要なところは回れたので、次に行く機会があればちょっとマイナーなところや北部含めて回ってこれたら良いかなと思います。

旅の振り返りは、また全員の投票が終わってからにします。

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