想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

瀕死のチビ猫

2020-12-07 14:00:58 | Weblog

チビ猫を見つけた。
空だと思って縁側の段ボールを片付け
ようと持ち上げたら、か細い声で
ミャーと鳴いた。
驚き、手を入れるとチビがいた。
身体が冷たく、一度鳴いたきりで
息も絶え絶えだった。

うろたえて隣へカメを呼びに行き
どうしましょう!と訴えた。
暖かい場所へ移し、空き瓶にお湯を入れ
小さな身体をそっと温めてくれた。
ぺったんこのお腹が動かない。
喉元も反応がない。
息をしているのか…わからない。
固まったまま、ぐったりしていた。

1時間ほどして、ニャーニャーと鳴いた。
頭をもたげるようにして
生きてるぞというように、鳴いた。
喉元が少し動きだし息をしているのが
わかる。
指先にミルクをつけて閉じた口元を
濡らした。動かない。

数日前まで母猫に押されながら
ミルクをグビグビと飲んでいたが
人が留守のあいだ子猫を置いて
ジョリ子は戻らなかったのだろう。
育児放棄は三度目である。
腹立たしい。子猫を押しのけて
自分が欲しがるのだから!
江戸ちゃんと大違いだし、
お祖母ちゃんのシマ子とも
曾お祖母ちゃんのミャアちゃんとも
違う。過保護で育ったせいか…。

それからさらに2時間ほど…
先生と交代で温め続けた。





生還してからのチビは元通り、
目の前の人をママ代わりにして
ガシガシと膝から胸坂を上り
喉から肩へと登頂してきた。
占領であーる。
こちらはえらいこっちゃ、である。
さて、このチビをどうすべきか。
アレルギーのあるあたいは飼えない。


ミルクをもらい、安心すると
うとうとしている。
丸い。かわいすぎる。
とりあえず明日考えようと、
寝床を作ってそばに置いて寐た。
暗くすると、おとなしくなった。










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2 コメント

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Unknown (アコ)
2020-12-07 22:20:10
チビちゃん元気になって良かったです(>_<)
返信する
ほんとに!ありがとうございます。 (想風亭)
2020-12-08 12:33:01
ダメだろうと思いながら温め続けた時間の長く感じたこと、いろんなことをチビに教わりました。
返信する

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