想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

3月の地震、11年目の恐い

2022-04-06 07:30:00 | Weblog
二ヶ月ぶりの更新になった。
ベイビーが逝ってからというもの間遠な
更新でだらだらと続けてきたが……
こんなに離れていたのは初めてだなあ。
たまたま、ちょうど二ヶ月ぶりということ。
3月は母の誕生日が16日で、夜は地震だった。
被害が大きかった福島浜通り、さぞかし
落胆されたことだろう。
これからという時……、酷なことだ。



雪解けで水かさが増してきた3月半ば。



木の芽がちらほら目立ってきた。

SNSが生活の中心にどっかと根づいて
いいね、が価値基準になる世の中。
変わらず裏表はあって、裏の裏の裏も
あったりして、くるくる回るのに
ついていけない。
静かに暮らすのにはネット空間とは
距離をとるほうがいいのである。

どだいついていく気などないが、
3.11からこのかた懐中電灯と同じくらい
常備、必需品のiphone とモバイルルーター。
ネット空間を無視し続けることはできず、
昨日も今日も、そういえば先週も
東北新幹線の臨時ダイヤを調べ
予約した指定席切符がどうなるかと
やきもきしたあげく、車両1両分しか
指定席がないことを知り慌てた。

運行再開しても間引き運転だから
東京駅では自由席車両に長蛇の列が
でき、いつもはガラガラの時間帯が
満席、立つ人ありの盆暮れの風景だ。
ちゃっかり指定席車両に座った人は
JR東日本からのお知らせをスマホか
なにかですばやくキャッチしたのか、
そういうことか、と落胆した。

なにが嫌か、嫌というより怖いか……
それは満員列車なわけで……
フィジカルディスタンスは無しだ。
車内アナウンスとは裏腹な状況の中
人いきれでぐったりしながら帰った。
えきねっとをすぐに見るべきだった。


山へつながる道はすっかり様変わり
して殺風景になった。
太陽光発電工事現場が延々と続いて
木々が伐採されてしまったからか、
春の気配も感じられない。
ダンプカーが土埃を巻き上げていくそばに
その脇に桜並木が続いている。
咲いても観る人がいない桜は
寂しいを通り越して可哀想である。



庭のビニールハウスのなかで薔薇が
新芽をつけていた。





高くなりすぎた木を伐採した切り株、
庭の真ん中あたりにあるので、
ここに座ってのんびりする指定席。
ここも猫に先回りで陣取られるかもしれない……

疲れのせいか、悪いほうへ思考が向いて
どうも明るさのない日々である。

そうそう、最後になったが冒頭の写真は
気鬱の慰めに載せました! 実はこれ、
母の誕生日に贈った薔薇のアレンジメント。
花屋さんがこれ送りましたよと知らせて
くれたもの(これもネットで)
98回目の誕生日、信じられないことだ。
苦労ばかりだった母の人生を思うと
神さまに感謝、つながる人々に感謝、
母は花が何より好きなので喜んでくれた。
コロナ対策でいっしょに過ごせないのが
残念だしもうしわけないけれど、
花を贈るくらいしかできないけれど、
母が喜んでくれたことに慰められた。
けっきょく、そういうこと…
ダメ子でんねん。















コメント
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