想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

森庭の秋

2012-10-26 11:09:21 | Weblog
たまには裏庭も撮ってみようと‥光を撮るのは難しいなあ‥
実際にはもっともっと美しかった午後の陽射し。



先週の秋模様、今週末は紅葉がもっと華やいでくるだろう。
毎年同じ秋がくるようでも写真を見比べると、そうでもなく
モミジの色づき方もキイロちゃんと呼んでいる黄檗の色も
微妙に違って見える。
心象を映しているから違うように見えるというのでもなく
樹は育っているのだ。同じ色なはずもなく濃く冴えた赤の
年もあれば、昨年のようにあいまいに迷ったあげく色づいて
みました的な時もある。



同じ場所で、同じ樹と、めぐる季節をともにしていると、
森も家族のような気がしてくる。
抱きしめられているような、あたたかなここちがする。



サミシイ人は森へいらっしゃい。
座布団もありますけんね。

PS:東京、国分寺市の「こどもみらい測定所」で放射能検査
をしていただいた。検査希望の食材などあれば次回にご一緒
しましょう。きっちり調べて安心して食べましょう。
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通れますよん

2012-10-26 10:47:04 | Weblog
(2週間前の写真、更新できず放っておいた、ごめんなすって)

昨年の台風で壊れた橋を修復し一ヶ月後に再び崩落した
例の橋を修復を終えて通行止め解除されました。
河底も掘り下げて流れに直撃されないようにしてくれました。
役場建設課の皆さん、工事関係者の皆さん、ありがとうございました。


ウチの子、みたいになってる江戸ちゃん。


ほったらかしだった秋明菊が咲いてて驚いた!
花が咲いているとすごく嬉しい。
ちゃんと手入れしてあげないと‥‥原発事故以来、放射能が
危険なので除染ばかりして花の手入れどころではなかった。
さあ、秋なんだから春の準備、今年は新しい球根植えをしよう。


オヤジはほとんど縁側でねんねしてます。
季節が変わって、呼吸が楽になってきました。
長生きしてくれるといいんだけど、とナデナデ。

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夢見るような時を過ごし‥

2012-10-15 13:57:46 | Weblog
ビフォーアフターin フクシマ原発
今年3月12日の午前中、ベイビーは雪の上を走っていた。森の春はまだ遠く、樹々は冬眠からいまだ醒めない頃だった。おだかやな、静かな、夢見るような時を、この日も過ごしていた。静...


署名のお願いです、ここクリックしてね。

「学問の道を致(きわ)むるや 
殿(みあらか)の階(きざはし)を致(のぼ)るが如く也。
古聖の跡を学ぶこと、是なり」(旧事本紀より)

そういうことなんですわ、平城宮跡地を観光客向けにセメント
で埋め立てた広場にしようという計画が国交省の独断で進行中。
すでに着工したというので地元住民や識者、各方面の方々が
工事反対の署名を集め国交省へ抗議をされました。
署名は現在3000筆、10000までまだこれからです。
古伝を学ぶ皆さんにはよくご理解いただけることかと
思います。

ネットから署名用紙をダウンロードできます。
反原発運動の署名同様、どうぞよろしくお願いします。
問題の根っこは同じ、人間性無視の官民癒着の構造です。
地元に何の説明もなく、地下系の調査もおろそかなまま唐突に
着工されたのが何よりの証拠でしょう。
なぜ今急ぎ着工したがるのか、政権が交代する前に予算を
ぶんどってバラまくといういつもの手法です。
泥縄どじょう総理の下には似た者同士の官僚が好き放題で
類は友を呼んでいるのですね。
しかし、セメント会社の原料セメントはもしやガレキ処理で
再処理されたものではないか? 放射能練り込み済みのアレ
か‥とか疑念が次々に湧いてくる昨今の状況であります。

政権交代時は「コンクリートから人へ」をキャッチフレーズに
していた民主党下の国交省、よう、まあ、嘘をつきまくります。
愚か者どもの仕業はいまにはじまったことではないのですが、
てんこ盛りでいろんなことが毎日起きますね。

ご存知の通り、奈良はとてもよいところです。
京都のように都市化されず、自然がふんだんに残っていて
草や木の薫りをはらんだ風が吹き渡ります。
素朴に、いなかいなかした風景を残す知恵がなによりも前衛的
ではないでしょうか。
流行遅れのコンクリート信仰をひきずっているのは美意識など
かけらもない関係業者団体でしょう。
あまり使われなくなりつつあるセメントを大量に使う場所を
探してやまないわけです。
似ていませんか、原子力ムラの人々と。

なぜ流行遅れでダサイか?それは簡単です。
不健康で非人間的だからですね。使い途によっては良さを発揮する
のですが、広大な湿地と草原を埋め立てるのは愚かすぎます。
コンクリートがいいと気づいたル・コルビジュの時代のセメントと
今実際に使われているセメントの質は異なります。
30年持たないような材質になったのは何故か?
経済効率ばかりを優先してきたせいですね。
新素材も新エネルギーも続々と登場し、出番が少なくなりつつある
セメントを使って人の手では作り出せない自然を壊してしまうと
いうのは不遜、傲慢な考えではないかと思います。

古代の人は今よりもずっと知恵があり、スタイリッシュで
あったことが古伝に垣間見えます。
なによりも美と徳が重んじられましたから。

以上、取り急ぎ平城宮跡地を守れのお願いでございました。


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回らないものもあるんだぜ

2012-10-08 11:05:08 | Weblog
(去年の今頃のぷ~ちゃんです、まだ元気だったな~)


(カメの後をついて行く、ぷ~ちゃん)


(シマコとコブちゃん。'09年10月、森が美しいままだった頃)



この秋はまたバラを植えよう、めげずに花を育てようと思う。

季節は巡り、ファッションも巡るんである。
うんと若かったころに無理して買ったシルクのワンピース
をこの秋は着回して、とっといてよかったーとか思いつつ
ふと、とっておいても回らないものもあるなと気づく。
思いはやっぱりそっちへ向かわずにいられない。

昔スパッツと言ってたのにレギンスとか呼ばれて、なんの事?
と思ってたんだが、他にもいろいろ。スラックスはパンツ、
ジーパン買いに行ったら「デニムですね」と店員さんがシレッ
と言う。はいって従ったけど‥(笑)
スカートはスカートらしい(笑)ついでに変えろっつうの。

笑えないのが福井県敦賀市にある「もんじゅ」(高速増殖炉)。
事故で止まったままで巨大な金喰い虫、虫というより怪物。
廃炉にするはずだったのにまたもや転用して使い続けようと
政府と文科省は画策中だ。密かに続けているから要注意。

核、これは自然の循環に逆らう物質だ。巡らないし、回らない。
人間に回せるものではない。サイクルと名付けたのに停止した
まんま17年‥1995の事故から14年ぶり2010年に動かし、すぐ
に不調で停止。原子炉も動かせないまま監視状態なのだ。
監視に莫大な金がつぎ込まれたまま「性能試験段階」だそうだ。
運営は日本原子力研究開発機構(JAEA)独立行政法人だが
文科省管轄下の原子力ムラで国の金を使い放題である。

従来型の原発から出る使用済み核燃料からプルトニウムを
取り出し再処理して作ったのがMOX燃料。これを燃やして
動かすのがもんじゅである。(プルサーマル型原発)
いったい何がしたいのか?
核のゴミの使い回しのつもりか? 理屈通りにはいかなくて
現状、停止しているのだ。

使用済核燃料に残るプルトニウムは半減期数万年である。
それをMOX燃料に変えてもう一度使って(核分裂)灰にすると、
半減期30年前後に変換できるというんだ核のゴミが出続ける
ことには変わりがない。そもそも止めるという判断をしない
のは何故か? 原子力ムラのムラビトの懐へ入る金欲しさ
である。それ以外のなにものでもない。ここに群がる人々が
新技術だ、未来の技術だと言いはって止めようとしない。

原発のプルトニウムの使い道は核兵器への転用なんだが、
アメリカもさきごろ、もうこれ以上増やすなと日本へ言ってきた
わけで、時代に取り残されようとしている日本の原子力ムラ。
名前を変えて売り出すファッション戦略のようにはいかない
ようである。
JAEAは福井県知事西川氏とパーティー券購入などで癒着。
昔のこと、もう済んだことなどと忘れてはいけない。
今も関連企業がしっかりとつながって予算請求に余念がない。

原発はすべて廃炉、核のゴミを増やさない、原発ゼロへ向け
「回すな」と抗議しつづたほうが自然にも人間にとっても
よほど効率的だし、実はお得なのであるね。

そういえば斉藤和義クンが「猿の惑星」って歌ってる、
言い得て妙。



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あすなろあすならあすなろ

2012-10-04 01:29:44 | Weblog
予感っつうか、遠眼鏡いや千里眼っつうか‥
秋が来たと言っても今年の秋は紅葉に染まる森の樹々をどんな気持ちで眺めればいいのか。美しければ美しいほど悲しみが増すだろうからなあなんてこと思っちまうこのごろであるよ。東京の人...


goo ブログのサービスで余計なお世話な気もするがネタが
ない時にはいいのかもしれん、昨年の同日にあなたはこんな
記事を書いてましたよーとメールを寄こしてくれるのである。
へえーとクリックしてみたら、自分で書いたことなど忘れて
いて読み進んだ。
ああ、あれか、と思い出し、それにしてもごっつい内容を
わざわざ選んでおくってくれたよなgoo!
いやなに、選んだんじゃなくてサービスだからランダムに
選択されてるんだろうけど、よりによっての日付であった。



さて、1年経過し、文科省も経産省も環境省もどこもかしこも
悪さし放題で原発問題は少しも変わっていないどころか、
ひどさを露呈しまくっていることを実感する。
悪人が増えた気がする、と今日世間話をしていたのだが、
増えたんじゃなくてバレバレになってるだけ~という意見
があり、ごもっともである。

だからと言って、周囲にゴロゴロと悪人がのさばっている
からと言って、それに便乗しようというのはさらに悪い人。
そっちのほうが余計悪いんだが、それも目立つ。
沖縄の人々は逆だ。激しい怒りと命を燃やして闘っている。
工場の騒音並みというオスプレイが上空を飛ぶ中、反対の声
をあげ続けている。本土から応援へ行った友もいる。
あちきも行きたいが官邸前から自民党本部前へ移動もせねば
ならんし、う~む‥‥(心は沖縄ってことにしよ)ん?


(このひとは食欲の秋! マツコかい?)

さて、私は仕事が大詰めな秋なのであ~る。遊びすぎてまた
年末へ向けて焦りまくる秋なのであ~る。しかたがない、
そういう性分なのだ。夏休みの宿題は8月末にもやり残し、
2学期始業日にぼんやりと登校し、ぼんやりと怒られていた。

本日そんなふがいない自分のことをカメに訊ねてみた。
「わたしってバカですよねー先生」
「そうだよ~、前から変わってないよ~」
「へへへへへ」

あすなろ物語(井上靖著)ってありましたよね。
あれ、ラストはどうなるんでしたっけ。
読んでみたくなった、どこ置いたかな~は~。





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