私は友達と呼べる人がそれほど多くない
結婚して岩手に来てから友達になった人は数えるくらいです
出身が違うので、同じ年と言っても同級会があるわけでもないし
なんとなく、顔見知りは子供の数だけ多いのですが、心から気を許せる友達は少ないのです
その少ない友達が昨日亡くなったと知らされ、何にも知らなかった自分を責め
そうしていいかわからないくらい動揺し
そして、今日会ってきたのですが
通夜会館に向かう車の中でも、本当は会いたくない、だって、顔を見たら、死んだってことが現実になってしまう
そんな気持ちでいましたが、彼女の名前が書いてある看板を見て、彼女が乗っていた車を見て
泣きながらそのドアを開けて中に入っていきました
そこには、いつものきれいな彼女の写真が飾られ
お棺に入っている彼女は、いつもの彼女じゃないって、もっと色白できれいだったのに、って・・・
でも、遺影が飾られている、そして久しぶりに会った息子さんから、具合が悪くなってからの様子を聞き
泣きながら、本当に亡くなってしまったんだと、もう、久しぶりーといって、買い物の途中でばったり会って、お互いの近況を報告し合い
またねーと次に会うまでのお互い元気でいようねという暗黙の心の通い合いは、もう二度とないんだ
そう考えると、ただただ、涙がこぼれてきます
親が亡くなる喪失感と別に、同じ時代を生きて来た、友達の死は本当にさみしい
そして、これから還暦を迎える私にとって、こういう別れが多くなるのかなって
自分の気持ちをどう納めればいいのか、わかりません
今の私にできることは、火葬に行き、葬儀に行き、彼女の最後をしっかりと見届けること
そして、ゆっくり休んでくださいねと心から祈ることだけ
そしていつまで泣き続けるのわからないけど、泣きたいときは泣いて
彼女との思い出を少しづつ思い出していこうと思っています
仲のいい友達の死は初めてだから、どうしていいかわからない
ただ、一つ言えることは、私のこの悲しみを家族がしっかりと支えてくれているってことかな
娘は心配してきてくれたし、明日は息子が付き添ってくれるというし
もちろん、子育ての時代に仲良しだったから、子供たちにとっても、大好きなおばちゃんだったからね・・・
涙って、枯れないですね