レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

マニアック・コップ

2025年02月28日 21時25分47秒 | ホラー

「マニアック・コップ」
原題:MANIAC COP
1988年 アメリカ 86分
■監督:
 ウィリアム・ラスティグ
■出演:
 トム・アトキンス
 ブルース・キャンベル
 ローレン・ランドン
 リチャード・ラウンドトゥリー
 ウィリアム・スミス
 ロバート・ツダール

●あらすじ
突如、ニューヨークに出現した警官の姿をした殺人鬼は次々と人を襲い、血祭りに上げていく。
濡れ衣をかけられ事件の容疑者となった警官は必死に調査を続け、
かつて刑務所に入れられ囚人たちから半殺しにされたひとりの警官の名に行きあたる......。
(Googleより)

★感想など
監督のウィリアム・ラスティグは、1980年に「マニアック」と言うホラー映画を監督しヒットさせている。
製作総指揮はN.Y.と言えばのジェームズ・グリッケンハウス。
製作・脚本は「悪魔の赤ちゃん」シリーズのラリー・コーエンで、
さらに「死霊のはらわた」のブルース・キャンベルも出演していると言う、
正にホラー映画界の幕の内弁当状態。
だがその陣容に見合うだけの内容で、この映画は傑作です。
冒頭から殺しのシーンをバンバン連発させ、ホラーとしてのツカミは十分。
その後いかにも犯人然として怪しく登場したブルース・キャンベルは
妻殺しの容疑をかけられ逮捕されることに。
ここから真犯人探しの要素も加わり、ホラーだけではない深みを加えていく。
と言っても基本は分かりやすい作りになっているので、難しいことはなし。
アクション多目でラストまで突っ走ります。
と言ったわけで、久々に痛快で面白いホラー映画を観た気分。
でもこれ、昔日曜洋画劇場で観た記憶があるな。
まあ昔はホラー映画をゴールデンでも放送していたからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死亡挑戦

2025年02月27日 19時11分23秒 | 功夫/空手/武侠片

「死亡挑戦」
原題:死亡挑戰/Bloody Ring
1973年 香港 87分
■監督:
 葉榮祖(テディ・イップ)
■出演:
 李錦坤(ラリー・リー)
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
 火星(マース)
 林正英(ラム・チェンイン)
 元華(ユン・ワー)
 陳龍(ピーター・チャン)
 李昆(リー・クン)
 姜南(チャン・ナン)

●あらすじ
チー氏は、親友のナイシンのムエタイボクサーたちを、
過去の敗北の復讐のためにバンコクにやってきた日本人ボクサーたちとの戦いに備えさせるため、
タイに向かいます。
ナイシンの弟子たちに日本人と戦わせる代わりに、チー氏は、
ナイシンの優秀な弟子の一人がボクシングの試合を放棄しようとしたため、
その弟子が日本人を撃退するのを手伝わなければならず、自ら日本人と戦わなければならなくなります。
(TMDBより)

★感想など
1973年に洪金寶(サモ・ハン・キンポー)が武術指導をしている映画があったので観てみた。
この映画については今まで知らなかったので、どんな内容かと思いながら鑑賞。
まず主演の李錦坤(ラリー・リー)については、名前は聞いたことある気がするが知らなかった。
他にはいつものメンバーが絡み役とかチョイ役で結構出ていたりする。
この辺のキャスティングについては、武術指導が結構権限を持っていたらしいので
きっとサモ・ハンが声をかけてあげたのだろう。
そう考えると、当時ブルース・リーが亡くならないでそのまま功夫映画のブームが続いていたら
サモ・ハンが大物になるのは、もっと早かっただろうな。
そう考えると、やっぱり恐ろしい才能の持ち主だよ。
さてそんな若き日のサモ・ハンの力はこの映画にも十分に反映されており
この当時の功夫映画としては、中々見せ場たっぷりの功夫シーンが構築されている。
主演の李錦坤も中々足があがる人で、まるで梁小龍(ブルース・リャン)のような連続廻し蹴りを披露してくれる。
ただ服装が赤いジャージなのだが、ちょっと「死亡遊戯」のトラックスーツぽい気もしていて
これはクライマックスで敵の館に突入した時に、内部の階段を登っていくシーンなどが
何となく「死亡遊戯」を想起させ、タイトルも含めて結構意識しているのではないかと勘繰ってしまうのだ。
まあストーリーがもうちょっとしっかりしていれば、日本でも公開されたかも知れない、惜しい作品ではある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

H.G.ウェルズのSF月世界探検

2025年02月26日 15時43分12秒 | 特撮

「H.G.ウェルズのSF月世界探検」
原題:FIRST MEN IN THE MOON
1964年 イギリス 103分
■監督:
 ネイザン・ジュラン
■出演:
 エドワード・ジャッド
 マーサ・ハイヤー
 ライオネル・ジェフリーズ
 マイルズ・メイルソン
 ピーター・フィンチ

●あらすじ
ネイザン・ジュラン監督によるSFアドベンチャー。
1964年、国連の宇宙飛行士が月面着陸。
しかしそこで彼らが目にしたのは1899年と記した土地権利書とイギリス国旗だった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
特撮レイ・ハリーハウゼンの作品で、まだ観た事なかった一本。
監督が「シンバッド七回目の航海」と同じネイザン・ジュランだからか
全体的にSFと言うよりも、ファンタジーぽい雰囲気の絵柄や構図で話が進んでいく。
これに加えて主役の博士が好奇心いっぱいで、色んなことにわくわくしながら一時も落ち着かない
明るいキャラクターなのもあり、まるでディズニーのようなおとぎ話みたいな映画で非常に楽しい。
巻き込まれたのか、突っ込んだのかはさておき隣人の恋人同士の二人も個性的。
男の方は月に行くと以外や頼れる存在になり、まるでシンドバッド船長のような活躍を見せる一方
その恋人役の女性は、男のロマンを全く理解しない現実主義者として描かれていて
この物語の中では、余計な事しかしないトラブルメーカーのように扱われている。
だが舞台となるセットの雰囲気が素晴らしく、地球では博士の研究室。
そして月の描写も探検ムード満載なうえに、プラスしてSEマインドも取り入れている中々の出来栄え。
人類が初めて月面着陸したら、すでに1899年には先客がいたという設定も楽しい。
これぞ大人の娯楽作といった作品であろう。
ハリーハウゼンに外れなし!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

探偵神津恭介の殺人推理10~白魔の歌 南太平洋のパラオに消えた妹~

2025年02月26日 15時42分48秒 | ミステリー/犯罪

「探偵神津恭介の殺人推理10~白魔の歌 南太平洋のパラオに消えた妹~」
1990年 日本 91分
■監督:
 永野靖忠
■出演:
 近藤正臣
 大和田獏
 岸部シロー
 森口瑤子
 原日出子
 佐藤仁哉
 草川祐馬
 露木由美

●あらすじ
探偵神津恭介シリーズとは。
江戸川乱歩、横溝正史と並び称される戦後の推理小説の雄、高木彬光の傑作探偵シリーズ。
また探偵には天才型と調査型の2種類があるが、神津恭介は、天才型の代表として、
明智小五郎、金田一耕助と共に今なお、日本の3大探偵に挙げられている。

静かな海に潜む愛憎の激流。パラオの石に秘められた想いとは!?
「危険のすぐ隣に善意の花が咲いている。」(神津恭介)
旅行会社“トラベル・ピジョンズ”の催したパーティで殺人事件が。
数日後には、旅行先のパラオの海で神津恭介の妹“信子”が誘拐される。
果たして犯人の狙いとは!?
(HMVより)

★感想など
今回のはちょっとって感じだったなあ。
まず原作と全然違う話になっているでしょ、これ。
内容見てもどう考えても、スタッフがパラオに遊びに行きたいだけの観光ビデオ。
そこに適当に神津恭介を足しているだけ。
原作のあらすじ見ても、全然本作の脚本と関係なかったしね。
これが原作の名前だけ使って、脚本家が好き勝手やってる典型なんだろうね。
そのせいか、最近は面白くなっていた「探偵神津恭介の殺人推理」シリーズに比べて
全然面白くなかった。
主要人物の一人である、妹の信子が誘拐されるストーリーは中々の出だしだが
やっぱその前後がパラオで遊んでいるだけだからねえ。
これもバブル期だから出来た作品かな。
ただ本作のタイトルとかキャスト字幕とかの、字体。
あれ何だか懐かしかった!
そういえば昔のテレビの字幕って、こういう字体だったよなあて思い出した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霊幻道士 第三巻

2025年02月23日 13時52分59秒 | ホラー

「霊幻道士 第三巻」
原題:僵屍道長II/VAMPIRE EXPERT II
1996年 香港 95分
■監督:
 蕭鍵铿(ジョセフ・シウ)
■出演:
 林正英(ラム・チェンイン)
 孟海(マン・ホイ)
 商天娥(キキ・ション)
 文頌娴(アニー・マン)
 林文龍(ラム・マンロン)

●あらすじ
1985年に公開され一大ブームを巻き起こした「霊幻道士」の正統派続編といえるTVシリーズ第3巻。
キョンシー西太后軍団の反撃に遭った毛先生とライ総督は、対応策に頭を捻る。
一方、ムイ姐さんは連れ去れたハーマイを助け出すため西太后の墓に潜入する。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
随分久しぶりに観た、パート2のTVシリーズ第三巻。
前回途中で観るのを辞めたのは、ムイ姐さんのキャラクターがどうにも嫌いだったからなのだが
久しぶりに観たが、まあ我慢は出来た。
この第三巻は前半は西太后の話で、後半は毛先生の兄弟子の話になる。
西太后はキョンシーにも関わらず悪い役ではなく、母の愛に満ちた良いキャラクターで
最後はちょっとウルっときてしまう良い話だった。
後半に出てきた毛先生の兄弟子は、過去に色々あったが今は立派な道士になっている。
かと思いきや、この第三巻のラストで何やら不穏なことを!
これは続きが気になる終わり方だったねえ。
新興新聞社など、新たなキャラクターも加わりこの後が楽しみかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする