「復活 ドラゴン怒りの鉄拳 重振精武門」
原題:重振精武門/RETURN OF DRAGON
1998年 香港 92分
■監督:
陈明新(ハワード・チョウ)
■出演:
石天龍(シー・テンロン)
楊麗青(シンシア・カーン)
午馬(ウー・マ)
高雄(エディ・コー)
林威(ラム・ウェイ)
徐忠信(アラン・ツィ)
●あらすじ
20世紀初頭の上海。武術道場<精武門>を設立した中国最大の武術家・元甲が謎の死を遂げる。
元甲の死の謎を追う彼の弟子・陳真はやがてひとりの日本人、
虹口道場主の鈴木太郎がその犯人であることを突き止め、恩師の仇を討つ。
しかし、これによって日本軍の怒りを買った<精武門>は武力によって閉鎖を迫まられる。
陳真は妹弟子の阿英を伴って故郷の雲南省へと逃れ、身を隠す。
しかし、鈴木太郎の弟・次郎は兄の仇をとるべく、陳真を執拗に追う。
やがて、次郎は阿英をその手にかける。
この時、愛する妹弟子まで失った陳真の怒りがついに頂点に達した……。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
まだ李小龍の偽者映画やってるのかよ!
まあそれが最初に浮かんだ率直な感想だよね(笑)
この石天龍による偽者映画の存在は随分前から知ってたけど、きっと内容がアレなんだろうなと思って
長い間観てなかったんだけど、今回つまらない映画シリーズと言うことでやっと観てみました。
相変わらず李小龍に見えないソックリさんぶりなのは、伝統ですね。
どうみても邪悪な筧利夫にしか見えないし(笑)
ただこの石天龍と言う男はどうにも評判が悪く、ファンからはかなり嫌われているらしい。
多分こういったエピソードが嫌われてる要因なんだと思うが
まず石天龍はジークンドー使いと言う触れ込みらしいが、ジークンドーを学んだ方法は
李小龍の映画だけを観て勝手に習得したらしい!
その後独学で(当たり前だが)ジークンドーを練習していると
夢の中で李小龍にジークンドーを教わったそうな!
そのせいか
勝手にジークンドーの正統後継者を名乗り、中国国際ジークンドー連盟を作る!
門下生は千人とも20万人とも言われている。
ふう。
どうですか? これだけでもかなりムカつくでしょう?(笑)
本作は石天龍の主演第一作らしいんだけど、一体どうやって主演できたんだろう?
共演陣も割と豪華だし。
謎も多いけど、まあ内容はいつもの偽者映画です。
ニセ李小龍映画を見慣れていると大して気になりませんが、まあいくつか突っ込みところを。
ちなみにニセ李小龍映画と言うのは、一つのジャンルに相当するくらい、求められるポイントが
他のレレレ映画とは違います。要注意。
これはニセ李小龍映画をいくつか観たことがある人なら、良くわかると思います。(笑)
閑話休題
と言ったわけで突っ込みポイントを。
・怪鳥音が全然ない
・鈴木弟は本来ならラストに闘うべきなのに、ラスボスじゃない
・カット割がおかしい
・陳真が大連で盲目の先生になっているくだりが全然話にかみあってない
まあ興味があれば(笑)