レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

レディ・ドラゴン 怒りの鉄拳

2021年04月22日 21時36分13秒 | 功夫/空手/武侠片

「レディ・ドラゴン 怒りの鉄拳」
2012年 日本 76分
■監督:
 中田圭
■出演:
 阿部真里
 舩木壱輝
 秋山真太郎
 夛留見啓助

●あらすじ
下町の商店街で男女の思いと意地がぶつかり合うカンフーアクション。
恋人同士の剛と美麗はかつて武闘を目指す師弟であったが、いつしか剛はカンフーを捨てて自堕落な生活を送るように。
そんなある日、ふたりの前に剛のライバルで恋敵の純が現れる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
功夫映画好きの素人が作った功夫映画ごっこ。この一言に尽きるね。
まずOPの音楽が「ドラゴンへの道」のOP曲のぱくりで、タイトルバックは「ドラゴン怒りの鉄拳」ごっこ。
ここで一瞬テンションが上がったが、
バックで演じている功夫がかなりの低レベルなのに驚愕するが、観ていくとさらにもっとダメになっていく。
「燃えよ!ドラゴン」の服着て「ヤング・マスター」だったかな?
功夫映画の強者が持っていたイメージが強い扇子持ってるとか、「少林寺」の有名なあの練習シーンの演武やるとか
修行シーンで「少林寺木人拳」の日本語主題歌「ミラクル・ガイ」のぱくり音楽とか色々わかるんだが
功夫シーンが駄目すぎだろ!
全員動きが本当に素人。そして超スロー。
子供時代に功夫映画ごっこやってた頃を映像化したかのような超絶極低レベル。
それと日本で功夫映画を作ろうとすると、なんで必ずエロ要素を足すんだろうね?
本作ではファミコン・レベルのエロ要素を混ぜてきてたけど、全体的に邪魔でしかなかったんだが。
とまあ良いとこほとんどないが、マニアがマニアを許せるんならアリかもしれないね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛と復讐の挽歌

2021年04月22日 00時16分44秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「愛と復讐の挽歌」
原題:英雄好漢/Tragic Hero
1987年 香港 96分
■監督:
 黄泰來(テイラー・ウォン)
■出演:
 周潤發(チョウ・ユンファ)
 萬梓良(アレックス・マン)
 劉德華(アンディ・ラウ)
 王小鳳(ポーリン・ウォン)
 劉嘉玲(カリーナ・ラウ)
 李修賢(ダニー・リー)
 成奎安(シン・フィオン)

●あらすじ
マフィアのボス、サイ(チョウ・ユンファ)への復讐心に燃えるユン(アレックス・マン)は、
ついにサイを脅かすまでの存在にのし上がった。
無用な流血を望まぬサイに対し、ユンは警察までを動かし、サイへの抗争を仕掛けてきた。
追われる身となり、海外逃亡を余儀なくされたサイはユンの義兄弟クォ(アンディ・ラウ)の元に身を寄せる。
しかしユンは追手を放ち、サイとクォの家族もろとも爆殺した。
サイとクォは武器を手にユンの屋敷へと乗り込んでいく。
(TOWER RECORDSより)

★感想など
そして後編となる「愛と復讐の挽歌」
本作も「男たちの挽歌」に続いて大ヒットし、完全にユンファの香港ノワールを確立させたと言える傑作。
ただ「野望編」から続けて観ると、ユンファが結婚して子供まで持ったせいで腑抜けになったように見える。
代わりに黒社会でのしてきたアレックス・マンは完全にイケイケになっていて、ほとんど香港版大友勝利状態。
そのため過激なアクションがてんこ盛りで、シン・フィオンは50発くらい弾丸貰ってもアレックス・マンに襲い掛かる
ジェイソンみたいなしぶとさとか、全般的に爆発シーンの火薬が多すぎるとか。
この頃の噂で、黒社会系の映画会社が香港ノワールを作って爆発シーンを撮影したら
火薬が多すぎてとんでもないことになり、以後その場所でのロケが禁止になったと言う作品があるのだが
前からその作品って、この「愛と復讐の挽歌」のことじゃないかなあと思ってるんだよね。
キャストが豪華なのと、プロデューサーが香港マフィアでおなじみの向華強(チャールズ・ヒョン)だしね。
クライマックスのシーンはそこら中で炎が燃え盛っていて、ユンファがマジで苦しそうだし。
まあ80年代後半の香港映画界は全般的にアクションがかなりヤバイことになっているので。
でもこのシリーズ、一点だけダメなのは字幕の名前が違うこと。
ユンファとシン・フィオンの名前が違っていて、ユンファは「野望編」チャイ。本作ではサイ。
シン・フィオンは「野望編」でロック。本作では6号。
この辺VHSの頃からそうだったんだが、DVDになっても同じだった。
いくらメーカーが違うとは言え、「野望編」の方は後発なんだからあわせておけよと常々思ってる。
とくにシン・フィオンの6号と言う名前は、他では全く聞いたことないのでインパクトが超強いんだよね!
その辺大事にして欲しいわ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛と復讐の挽歌・野望編

2021年04月22日 00時16分15秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「愛と復讐の挽歌・野望編」
原題:江湖情/Rich and Famous
1987年 香港 103分
■監督:
 黄泰來(テイラー・ウォン)
■出演:
 周潤發(チョウ・ユンファ)
 萬梓良(アレックス・マン)
 譚詠麟(アラン・タム)
 劉德華(アンディ・ラウ)
 王小鳳(ポーリン・ウォン)
 劉嘉玲(カリーナ・ラウ)
 李修賢(ダニー・リー)
 成奎安(シン・フィオン)

●あらすじ
マフィアのボス、チューの金に手をつけた義兄弟のユン(アレックス・マン)とクォ(アンディ・ラウ)は、
窮地を救ってくれたライバルのボス、サイ(チョウ・ユンファ)の元で働くことに。
控え目で忠誠心に厚いクォはサイの信頼をかち得ていくが、
我がままで功ばかりを狙うユンは逆にサイの怒りを買い、冷遇を受ける。
嫉妬と恨みに狂ったユンはひそかにチューと手を組み、サイの恩人を殺害。
さらにはサイとクォにまで魔手を伸ばしてきた。
(TOWER RECORDSより)

★感想など
本作は「愛と復讐の挽歌」の前日譚であるが、日本でも香港でも後編である「愛と復讐の挽歌」が先に公開された。
まあ日本では本作は劇場公開されずビデオスルーだったが。
と言う訳で大昔一回観た時は、劇場公開にあわせて「愛と復讐の挽歌」を先に観てから本作を観た。
今回は話の流れにあうように本作から観たんだけど、先にこちら観ると結構面白かったね。
と言うかぶっちゃけ本作の方が面白く感じた。
昔観た感想は、「愛と復讐の挽歌」の方がアレックス・マンの狂気とバイオレンス・アクションが完全に上なアクション映画。
本作はアクションもアレックス・マンも控えめなドラマ作品。
ゆえに「愛と復讐の挽歌」の方が面白いと思ってたけど、今回の感想は逆だなあ。
割と最後まで登場するアラン・タムも良い感じだったし。
カリーナ・ラウも本作の初登場時は可愛いと思ったね。「プロジェクトA2」の時は可愛いと思わなかったけど(笑)
ラストのアレックス・マンの狂気の笑顔と共に終わる本作。
後編に続くと言うよりかは、これ一作で完結してるとも言えるまとまりの良い作品。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする