「パソ・ブラボーの流れ者」
原題:UNO STRANIERO A PASO BRAVO
1968年 イタリア/スペイン 92分
■監督:
サルヴァトーレ・ロッソ
■出演:
アンソニー・ステファン
エドゥアルド・ファヤルド
ジュリア・ルビーニ
●あらすじ
『復讐のガンマン・ジャンゴ』のアンソニー・ステファン主演によるマカロニウエスタン。
パソブラボーという町にたどり着いた流れ者のゲイリー・ハミルトン。
到着するや否や銃撃戦に遭遇したゲイリーは身を隠していたが、流れ弾でラバが死んでしまい…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
アンソニー・ステファン主演によるマカロニウエスタン。
いつものヒゲ面じゃないのがちょっと新鮮だが、キャラが立っておらず行動に一貫性がない。
丸腰でふらっと街にやってきたかと思えば悪党にぶちのめされ
音楽もあいまって「ドラゴン怒りの鉄拳」のような主人公我慢系かと思いきや
実は過去の復讐のために街にやってきており、銃を手にするなり悪党を撃ち殺しまくり。
だがそれもなんか適当で、話に筋が通ってなくイマイチ面白くない。
キャラもアンソニー・ステファンより飄々とした行商人ながら、実は凄腕のガンマンで
ラストに強力な助太刀をする男の方が印象に残る。
しかし音楽がマカロニにしては珍しく、当時の香港功夫映画のような音楽に近い。
そういった組み合わせの妙は楽しかったかも。