「パニック・イン・テキサスタワー」
原題:THE DEADLY TOWER
1975年 アメリカ 95分
■監督:
ジェリー・ジェームソン
■出演:
カート・ラッセル
ジョン・フォーサイス
リチャード・イニグェス
ネッド・ビーティ
●あらすじ
海兵隊を除隊し、テキサス大学で建築を学ぶ大学院生のチャールズ・ホイットマン(カート・ラッセル)は、
実の母と妻を殺害、遺書をタイプした翌朝、銃砲店で大量の銃と銃弾を購入する。
大学の時計塔に向かったチャールズは、受付で大きな荷物を持ち込んだことをとがめられるが、そのまま屋上へと向かう。
確認に向かった警備員が大量の武器を発見、慌てて階下に連絡するが、2発の銃声が響き、見学に来た一般人の家族が撃たれてしまう。
屋上のドアを塞いだチャールズは、90メートルの高さから銃を乱射、キャンパスは一瞬にしてパニックに陥る。
非番の警官、ラミロ・マルティネス(リチャード・イニグェス)は、ラジオのニュースを聞き、妊娠中の妻ヴィニーの制止を振り切り、現場へと駆けつける。
事件発生後わずか20分で30人が撃たれ、10人が死亡した大学キャンパスは戦場さながらの惨状を呈していた。
指揮を執るフレッド警部(クリフトン・ジェームズ)は、軽飛行機からの射撃を試みるが、チャールズの反撃に遭い、失敗に終わる。
ラミロはチャールズの射撃をかわしながらタワー内に潜入、大学の書店員で元空軍のアレン・クラム(ネッド・ビーティ)と共に屋上から突入を試みようとするが・・・
1966年に実際に起こったテキサスタワー乱射事件を映像化した伝説のTVムービーが初めてパッケージ化。
犯人のチャールズ・ホイットマンを若き日のカート・ラッセルが演じた。
(amazonより)
★感想など
TVムービーながら、若き日のカート・ラッセルが出ている事や
そもそも出来栄えが素晴らしい事もあって、結構有名な作品。
作り方がドキュメンタリータッチなのと、8月1日と言う設定にあわせた夏の暑さが画面からも通じるため
全編緊張感に溢れた作品である。
犯人役のカート・ラッセルがほとんど何も喋らないため、何が目的なのかとか、何考えているのか等がほとんど不明なため
ひたすら不気味で怖さを感じさせる作りである。
実話を基にしているため決して楽しい内容ではないのだが、まあ興味があれば。