「あさひなぐ」
2017年 日本 105分
■監督:
英勉
■出演:
西野七瀬
桜井玲香
松村沙友理
白石麻衣
伊藤万理華
富田望生
生田絵梨花
中田花奈
斉藤優里
中村倫也
角替和枝
江口のりこ
●あらすじ
こざき亜衣の同名人気コミックスを、主演の西野七瀬はじめ
乃木坂46メンバー多数出演で実写映画化したスポ根青春ストーリー。
高校で“なぎなた”に出会ったヒロインが、なぎなた部の仲間たちと
インターハイ目指して切磋琢磨していく青春模様を綴る。
監督は「ヒロイン失格」の英勉。
元美術部で運動音痴の東島旭は、入学した二ツ坂高校で1つ先輩の宮路真春と出会い、
その強さに憧れ“なぎなた部”に入部する。
“練習は楽”という誘い文句とは真逆で、過酷な稽古についていくのがやっとの旭。
そんな中、3年生にとっては最後のインターハイ予選を迎える二ツ坂。
順調に勝ち上がるも、決勝で1年生エース・一堂寧々擁する國陵高校に敗れてしまう。
その後、再スタート切った二ツ坂は、山奥の尼寺で地獄の夏合宿を敢行、
一回り大きく成長して秋の大会を迎えるが…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
と言う訳で西野七瀬主演の映画を早速観てみました。
まあ一言で言うと、青春映画として普通に面白かったよ。
基本はコメディ要素が多めで笑いも多く楽しく進み、功夫映画のような”修行”・”強敵”・”挫折からの復活”など
王道だが盛り上がる内容を、若きアイドルがフレッシュに演じていて、画面から出てくる映像は爽やかそのもの。
物語の舞台が高校生活ながら変な恋愛要素も無く、乃木坂のファンも安心して観る事が出来る映画。
と言った訳で後は乃木坂たちの演技だが、まず主演の西野七瀬にはあまり魅力を感じなかったな。
まずずっと眼鏡を掛けていたのは自分的にはマイナスポイント。折角の可愛さを台無しにしていた。
そして主役のキャラクター像も、自信がなくて引っ込み思案でドジでみたいな感じなので、
観ていて爽快なキャラではないので、別に楽しくならない。
西野七瀬本人の性格に似ているキャラクターなのかも知れないが、もうちょっと明るくても良かったのではないかと思う。
代わりにもう一方の主役とも言えるくらい目立っていたのが白石麻衣。
こちらは非常に良い演技で安定していた。
薙刀が強くて凛として格好良いキャラクター像は、白石麻衣にピッタリな感じだった。
本人のキャラにピッタリなのか、本人のキャラで演じたのかは知らないが、松村沙友理もハマっていた。
強敵役の生田絵梨花も非常に良く、乃木坂46の面々が演じている役は、どれも見事に描き分けが出来ていた。
これは彼女たちがデビューから乃木坂工事中などの番組で鍛えられてきたから、何にでも対応できる実力を身に付けている事を
実感させられたのではないかと感じた。
こういった色々なキャラクター達を乃木坂46の若いメンバー達が演じるが
中盤で出てきた江口のりこは凄い安定した演技で、若い演技者ばかりのこの映画の全体をピリっと締める事が出来非常に素晴らしかった。
まあ難を言えば試合のシーンが面を付けているので、折角の乃木坂46のメンバーの顔がほとんど隠れてしまっているのが残念だった。
でも西野七瀬だけでなく、乃木坂46の他のメンバーも覚えてきた状態で観ると楽しさが一つではないので面白かった。
西野七瀬が出ていないけど、他のメンバーが出ている物も観てみようかなと思えるしね。
さて次は何観るかな。