レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

懲役十八年

2025年03月03日 20時11分51秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「懲役十八年」
1967年 日本 90分
■監督:
 加藤泰
■出演:
 安藤昇
 桜町弘子
 小池朝雄
 水島道太郎
 若山富三郎
 山城新伍
 近藤正臣
 曽我廼家明蝶
 小松方正

●あらすじ
実際に安藤組の組長だった安藤昇の、東映第一回出演作品。
戦後の混乱期に、特攻隊の遺族のために命をかけた男の物語。
元海軍特攻隊大尉の川田と副官の塚田は、外国人を襲撃しては食糧を強奪し、
それを特攻隊の遺族に分け与えていた。
二人はいつの日か、遺族だけのマーケットを建設することを夢見ていた。
ある日、中国人の工場から銅線を盗もうとした二人は、米軍と警察に追われてしまう。
塚田は無事に逃げ延びるが、川田は逮捕され刑務所に送られてしまった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
安藤昇の、東映第一回主演作品とのこと。
演技の経験なんてほとんど無いだろうに、持ち前の迫力とその佇まいに圧倒される。
やっぱり風格があると言った感じで、この時の東映にすれば期待の星だったのではないだろうか。
1967年制作だからか、出ているキャストたちが皆若い。
とくに小池朝雄がもう一人の主役として活躍しているのは、中々新鮮だった。
最初は良い奴なのかと思っていたら、途中からいつものような悪役になってしまったけど。
他にも若山富三郎も若い感じだったが、役柄が中途半端だった気がする。
最初は嫌な看守として大悪党なのかと思いきや、途中から何だかトーンダウンして縮こまってしまったような印象。
代わりに若き狂気をむき出しにするのが近藤正臣。
ただ映画を観ている最中、あの役が近藤正臣だとは全く分からなかった。
まあ中々の狂った役柄なので、興味ある方は是非。

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