レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

キャリー

2025年01月09日 19時07分00秒 | ホラー

「キャリー」
原題:CARRIE
1976年 アメリカ 98分
■監督:
 ブライアン・デ・パルマ
■出演:
 シシー・スペイセク
 パイパー・ローリー
 ウィリアム・カット
 ジョン・トラヴォルタ
 エイミー・アーヴィング

●あらすじ
超能力少女を描いたS・キングのベストセラーを映画化。
友人からも嫌われ、母親からも疎まれている、さえない容姿の女子高生キャリー。
だが彼女には怒りを引き金として念動力を発揮する力があった。
プロムの夜、悪質ないたずらとも知らずクィーンに選ばれたキャリーの頭上に、
ブタの血が降り注ぐとき、惨劇が幕を開けた……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これまた古典的と言うには新しいけど、1970年代に流行したオカルト映画と呼ばれるジャンルの名作の一つ。
ストーリーの方は二転三転せず、基本的にはプロムでキャリーにブタの血を頭からかけてやろうの一つと言ってもよい。
だがこのワンエピソードのみを話にしているのに、飽きることなく最後まで観ることができる。
それは一重に主役のキャリーを演じたシシー・スペイセクの演技によるところが大きい。
彼女の演技が実に見事で、キャリーの細かな喜怒哀楽を見事に演じ分けている。
実に演技が素晴らしいなあと思っていたら、シシー・スペイセクは本作の演技でアカデミー主演女優賞にノミネートされていたんだね。
それも多いに納得できるほどの名演技でした。
基本的キャリーと言う役は、可哀想なくらいに救いがない人生なのだが、その悲哀が物凄く感じられて
最後の方ではキャリーに同情してしまうくらいに、観ていて感情移入してしまっていたよ。
他にもオカルト映画特有とも言える重厚且つ荘厳なBGMに、ブライアン・デ・パルマの映像センスが加わり
正に名作の評価に恥じない傑作に仕上がっている。
あとそれ以外に驚いたのが、以外と監督がエロ目線で女の子たちを撮っているところ。
何せ冒頭からシャワールームで物語が始めるもんだから、大勢の女の子たちが全裸で登場し
ヘアまでばっちり映しているところが続くと、一体これは何ジャンルの映画だっけと勘違いしてしまうようなシーンだった。
それ以外にもあの体育のシーンも完全にエロ目線にしか見えなかったし。
まあそういった点について着目してみても面白いかも。
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大列車強盗団

2025年01月09日 12時07分47秒 | ミステリー/犯罪

「大列車強盗団」
原題:ROBBERY
1967年 イギリス 114分
■監督:
 ピーター・イエーツ
■出演:
 スタンリー・ベイカー
 ジョアンナ・ペティット
 ジェームズ・ブース
 バリー・フォスター

●あらすじ
ロンドン市内で宝石商が乗った車が事故を起こしたところ、
救急隊員を装った強盗団が宝石商を拉致してダイヤモンドを強奪。
巧みな運転で警察の追跡を振り切った一味は、ダイヤモンドを元手にもっと大きな犯罪を計画する。
それは、約30億円もの紙幣を輸送する郵便列車を襲うというものだった。
黒幕のクリフトンは仲間を集め、計画の遂行に必要なロビンソンを脱獄させる。
だが、宝石強盗の一人が目撃者の証言で逮捕されてしまう。
(ザ・シネマより)

★感想など
1960年代頃の映画には、こういった犯罪をテーマに描いた映画が結構あったような気がする。
1973年制作だけど、チームを組んでスリを行う集団を描いた「黄金の指」と言う映画があって
昔何度かテレ東で観た気がするが、何だか記憶に残っている作品なので再度観たいと思っているが、
DVDが日本では発売されてないのが残念だ。
そういったちょっと懐かしい感じもする犯罪映画で、1960年代っぽく、淡々と物語が進んでいく。
無理な盛り上がりとかを設定せず、実際にあった事を淡々と描いていくような作りは
実録っぽくてまさに犯罪映画には良く合っているなあと感じる。
だが代わりに映画としての起伏と言うか、盛り上がるポイントも無いので、場合によっては退屈に感じる瞬間もあるかも知れない。
それにしてもこの頃の犯罪って、ヒドく大雑把と言うか杜撰に見えるなあ。
あの脱獄の仕方とか無いでしょ。
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