レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

黄金の指

2025年01月28日 19時47分36秒 | ミステリー/犯罪

「黄金の指」
原題:HARRY IN YOUR POCKET
1973年 アメリカ 104分
■監督:
 ブルース・ゲラー
■出演:
 ジェームズ・コバーン
 マイケル・サラザン
 ウォルター・ピジョン
 トリッシュ・ヴァン・ディーヴァー

●あらすじ
シアトルにやって来た女性サンディは、駅で新米スリのレイのターゲットとなり、
それがきっかけで互いに意気投合。
一流スリのハリーがサクラを募集していると知って2人は面接を受けることに。
ターゲットの気をそらすことができる美女を探していたハリーはサンディを気に入り、レイも仲間に加える。
元一流スリのケーシーがカモを見分け、サンディが気をそらせる間にハリーが獲物を盗んで
レイに手渡すという役割分担を確立する。
(ザ・シネマより)

★感想など
「ドーベルマン・ギャング」を観ていて、1970年代の犯罪映画と言えば本作を思い出したので
懐かしさも含めて早速鑑賞。
大昔にテレビ東京で観たはずなので、所々のシーンは覚えている。
だが当時観た時によくわかっていなかったのは、チームのボスであるジェームズ・コバーンが
若いカップルの二人を仲間にするのに、途中でその女性とベッドインしてしまう事。
カップルで部下にしたはずなのに何故その彼女を寝取るのかと思っていたけど、
今回見返してみたら、女の方からジェームズ・コバーンに抱かれに行ったんだね。
と言っても、この映画の間の60分くらい、ずっとジェームズ・コバーンが若い女性をいやらしい目つきで見たり
プレゼントあげて何とか気を引こうとしているのが、途轍もなくイタイ行動に映るので
これはこれでどっちにしても嫌だなと思ったね。
だってジェームズ・コバーンはどう見ても見た目50~60代くらい。
それに対し若い女の子の年齢の設定は23歳だからね。
どう見ても親子くらい離れてるのに、そんな目つきでみられても。
まあその辺が不快だった事を除いても、犯罪映画としてはイマイチだったな。
何せ肝心要のスリの手口が「ドーベルマン・ギャング」に負けず劣らず結構雑だったので
プロ集団による芸術のような犯罪映画ではなかったので。
その辺がちと残念だったね。
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ドーベルマン・ギャング

2025年01月28日 19時47分05秒 | ミステリー/犯罪

「ドーベルマン・ギャング」
原題:THE DOBERMAN GANG
1972年 アメリカ 88分
■監督:
 バイロン・ロス・チャドナウ
■出演:
 バイロン・メーブ
 ジュリー・パリッシュ
 ハル・リード
 シミー・ボウ

●あらすじ
高度に訓練されたドーベルマン犬を使って銀行強盗を働くというワン・アイディアだけで押し通した快作。
調教師を含めた人間側のドラマは平板だが、
訓練シーンを筆頭に犬たちが繰り広げる数々のアクションがお楽しみ。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
あらすじにある通り、ギャングがドーベルマンを訓練して銀行強盗を計画するというワン・アイディアだけ。
と言う言葉に嘘はない。
何せ映画が始まってからずっとドーベルマンの訓練シーンと、ギャング仲間たちの他愛もない会話が続き
目的の銀行強盗を実施するのはラストだけ。
だがこの途中の物語が恐ろしく退屈なうえに、BGMがまたえらく牧歌的な感じなので
ただ犬を訓練している平和な映像が延々と流れるだけなのだ。
そしてギャングたちも誰一人魅力的な人間がおらず、特にリーダーに関してはほとんど役に立っていないのに偉そうで
さらにケチなうえに、自分の愛人に分け前をやらんと言った途端に愛人が他の男に心変わりすると
元愛人に向かってグチグチ嫌味を言い続けると言う、何とも器の小さい嫌な男なのだ。
そうして何とかかんとか銀行強盗を行うが、その計画もかなりザルだった。
ラストのオチは少し捻ったかもしれないが、特筆すべきではないかな。
とまあいかにも1970年代の映画の悪いところが出ちゃった感のある作品だったが
何と続編が二本も存在している!
まあ観るかどうかは限りなく怪しいけど。
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恐竜とミッシングリンク

2025年01月28日 19時46分34秒 | 特撮

「恐竜とミッシングリンク」
原題:THE DINOSAUR AND THE MISSINGLINK
1916年 アメリカ 6分
■監督:
 ウィリス・H・オブライエン

●あらすじ
原始人と猿、それに恐竜との日常をストップモーションにて制作された
「キング・コング」のウィリス・H・オブライエンの処女作。

★感想など
あのウィリス・H・オブライエンが自主製作したフィルムで
この作品が映画会社の人の目に止まって、後の躍進に繋がったと言う始まりの作品。
1916年と言う頃に、これだけの内容のものを作っている事にまず驚く。
いや、その前に粘土の人形からこういった特撮を作れる事を発見した事の方が驚きだな。
そう考えるとウィリス・H・オブライエンって、弟子のレイ・ハリーハウゼンより天才なのかも?
世界で最初となる映画に登場する恐竜が首長竜なのは、この時代の特徴なのかな?
とにかく歴史的に価値のある作品。
そこに価値を見出す事が出来る人なら必見の作品である。
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