レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ヘル・レイザー

2024年07月11日 19時58分04秒 | ホラー

「ヘル・レイザー」
原題:HELLRAISER
1987年 イギリス 93分
■監督:
 クライヴ・バーカー
■出演:
 アシュレイ・ローレンス
 アンドリュー・ロビンソン
 クレア・ヒギンズ
 オリヴァー・スミス
 ロバート・ハインズ

●あらすじ
モダンホラーの旗手、クライヴ・バーカー原作のホラーシリーズ第1作。
パズル・ボックスを使って魔界に入り込んだものの、体を八つ裂きにされたフランク。
魔界を脱出した彼は、ジュリアが連れ込んだ男を殺害しては、その身体で肉体再生を目論み…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
結構大昔に2までは観ているけど、細かいところはさっぱり覚えていなかった。
今回久しぶりに観直してみて、こんなストーリーだったんだと初めて知った感じ。
まず監督のクライヴ・バーカーは、映画関係の人ではなくホラー小説家である。
本作の前に友人であるジョージ・パブロウの手によって、自作を二本映画化してもらっている。
それが1985年の「アンダーワールド」と、1986年の「ロウヘッド・レックス」
だがこの二本の出来があまりにも悪くて激怒したバーカーは、とうとう自分の作品は自分で映画化すると立ち上がり
完成したのが本作と言う訳である。
まあ「ロウヘッド・レックス」とか観ると、クライヴ・バーカーが怒るのも分からんでもないなって出来栄えだが
個人的には結構好きな作品で、レレレにも書いたくらいだからね。
だが本作の完成度をみると、才能の違いは段違い。
まず映像が独特の感性に満ちており、非常にクセになりそうである。
音楽とか役者の演技等も非常に良い世界観を構築していて、安心して映画にのめり込める。
そこに新鮮な人の殺し方に、斬新なデザインの魔導師たちと、とにかく新しい映像美を感じる。
ストーリー、ビジュアル、設定と、今まで無かった斬新さに溢れていた本作。
これは間違いなく、大ヒットするよね。
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アフター・アワーズ

2024年07月10日 20時34分29秒 | サスペンス

「アフター・アワーズ」
原題:AFTER HOURS
1985年 アメリカ 97分
■監督:
 マーティン・スコセッシ
■出演:
 グリフィン・ダン
 ロザンナ・アークエット
 テリー・ガー

●あらすじ
「タクシー・ドライバー」のマーティン・スコセッシ監督が、
ニューヨークを舞台にある男が体験する奇妙な一夜を描いたブラックコメディ。
ワープロ技師のポールは、仕事帰りに寄ったカフェで若い女マーシーに声を掛けられ、電話番号を教えてもらう。
自宅に帰った彼はマーシーに電話を掛け、彼女がルームメイトと暮らすアパートへ会いに行く約束をする。
しかし乗り込んだタクシーの乱暴な運転のせいで、全財産20ドルが窓から飛んでいってしまう。
さらに、次から次へとポールの身に不条理な出来事が降りかかり……。
「狼男アメリカン」のグリフィン・ダンが主演を務め、「グラン・ブルー」のロザンナ・アークエット、
「トッツィー」のテリー・ガーが共演。
1986年・第39回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。
(映画.comより)

★感想など
ちょっと期待外れな作品だった。
観る前はデヴィッド・フィンチャーの「ゲーム」みたいな展開の傑作だと思っていた。
だが全然そんな事はなく、展開はかったるいし、主人公の身に起きる事が面白くないしで、楽しくなかった。
いくつかの出来事が続いていくうち、前の出来事の話が次の出来事に関係していたという展開もあるのだが
これがなんだかスッキリしないんだよね。
どちらかと言うと、下手なこじつけに感じるくらい。
これは一重に演出が良くないな。
そう考えると監督は「タクシー・ドライバー」の人だったんだね。
世間的には評価が高いが、私個人的には面白いとは思わなかったから、
きっとマーティン・スコセッシ監督は自分にはあわないのだろう。
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スニーカーズ

2024年07月08日 21時24分21秒 | サスペンス

「スニーカーズ」
原題:SNEAKERS
1992年 アメリカ 125分
■監督:
 フィル・アルデン・ロビンソン
■出演:
 ロバート・レッドフォード
 シドニー・ポワチエ
 ダン・エイクロイド
 リヴァー・フェニックス

●あらすじ
コンピュータを始めとしたエレクトロニクスを駆使して、警備システムの不備を証明するハイテク集団“スニーカーズ”。
NSA(国家安全保障局)からの要請により天才数学者が作り出したブラックボックスを盗み出すが、
それは世界を転覆させかねない究極の暗号解読機だった……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
何か思ってたのと違ってた。
犯罪者のスペシャリスト集団達が何かの事件に巻き込まれるが、超絶スキルを駆使して乗り切る痛快な内容を想像していたが
この映画の人たちは全然スペシャリストじゃなかった。
まず主演のロバート・レッドフォードが一番駄目で、特攻野郎Aチームで言えばハンニバルの役どころなのに
このリーダーが一番の無能であり、とことんマヌケ。
基本的に一人で何も出来ない描写と、一人でやても失敗する描写が多いので、一番いらない人に見えてしまう。
他にもダン・エイクロイドやリヴァー・フェニックスと言った名優が揃っているのだからもっと面白く出来るハズが
各キャラクターを深く掘り下げる演出が皆無のため、ただ画面に映っているだけにしか見えない。
とくにリヴァー・フェニックスは酷くて、これならその辺の若手役者で十分じゃんと言えるような扱い方で非常に勿体ない。
さらに脚本がこれまたどうしようもなくて、相手は国家権力なのに、お互いマヌケの応酬が多い展開が辛い。
オープニングのこの集団の仕事振りを紹介するエピソードは非常に面白かったんだけどねえ。
とまあ良いところがほとんど無さそうだが、そんな中でも一人だけスペシャリストな人がいて、盲目の設定なのだがこれが物凄い。
マヌケな方法で相手にあっさりと拉致された後に開放されたリーダーから、
拉致られた時に車の中で聴いていた音をヒアリングしながら敵のアジトを発見するなど、全編に渡ってこの人だけが活躍する。
まあ出演している俳優陣は豪華なので、誰かのファンであれば観ても良いかもね。
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『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第2話「リコと自由研究」

2024年07月07日 14時27分17秒 | ドラマ

『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第2話「リコと自由研究」
2024年 日本 24分
■監督:
 中村祐太郎
■出演:
 与田祐希(乃木坂46)
 市川由衣
 佐月絵美
 矢柴俊博
 浅香唯
 森下能幸
 石田悠佳(LINKL PLANET)
 田中要次
 マギー
 与座よしあき

●あらすじ
久々に実家で過ごすことになったが、暇を持て余すリコ(与田祐希)たちの元へ、
叔母(和田光沙)と甥の勇斗(長尾翼)がやってくる。
久しぶりの再会に盛り上がった一同は、リコと勇斗を家に残してショッピングへと出かけてしまう。
取り残され、いてもたってもいられなくなったリコは勇斗を連れ出し夏の自由研究へと出発!
意気込んで虫取りを始めるがなかなかうまくいかず、悩んだリコは矢島模型店の暖簾をくぐる。
そして、勇斗と一緒にプラモデルを作るべく、リコはある作戦にでる…!
(テレビ東京より)

★感想など
小学生男子との絡みの話は、シーズン1にもあったね。
そう言えば、男の子のキャラクターとかもシーズン1と似たような感じだったな。
となると内容自体もセミリメイクみたいなもんなのかな。
今回作るのは恐竜のプラモデル。
このティラノサウルスのプラモデル、2年前にかみさんが買って子供と一緒に作ってたけど
今はこんなプラモデルもあるんだなあという驚きと共に(と言いつつ恐竜のプラモは昔からタミヤ製があるけど)
その出来の良さに感動もする。
そしてそのプラモの良さを全て魅せてくれたのが今回のリコ。
このシリーズは本当に良いプラモデルのためのドラマだよな。
他に気になったのは出演者の三人。
まず主演の与田祐希。
顔がアップになっても可愛いのは凄いね。流石現役アイドル。
だがそれ以上に気になるのが矢島模型店の二人で、まず模型店の女の子のLINKL PLANET石田悠佳。
この子はアイドルとしてはキャリアも年齢も与田祐希よりは下だろうが、
今回の話で与田祐希含めて同じ画面に映った時に、与田よりもこの子の方に目がいくようになってた。
まあいつもニコニコしているところと、結構軽い毒を吐くキャラクターなのも面白いのもあるけど
それでも先に目がいくのはオーラがある証拠なのかな?
ちなみにオーラがあるなと感じたのは、今田美桜と市川ぼたん。
この二人はそれぞれドラマに出演していた時に、大勢の中の一人として映っていても、
何か他者を圧倒するかのような輝きを放っていて自然と目がいってしまう。
それがオーラなのかなと感じたんだよね。
それぞれ初めて見た時は当然名前も知らなかったから、まさに画面から輝いていたと言う感じなのだろう。
ちなみに今田美桜は朝ドラの「おかえりモネ」で。
市川ぼたんの方は「2月の勝者」の時だったな。
どちらも圧倒的だった。
そう考えると今回の石田悠佳は、まだそこまでって感じではないが、それでもこれからが期待出来る人だね。
一方シリーズを通して頼れる柱として中心人物であった”やっさん”こと田中要次だが、何か今シリーズは元気がない。
今回もそうだったけど、何か病気があるのかなみたいな雰囲気で怖くなる。
どうかこの先の話が、変な悲劇的な話を盛り込みませんように。
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『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第1話「別れと出会い」

2024年07月03日 21時20分04秒 | ドラマ

『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第1話「別れと出会い」
2024年 日本 24分
■監督:
 中川和博
■出演:
 与田祐希(乃木坂46)
 市川由衣
 佐月絵美
 矢柴俊博
 浅香唯
 森下能幸
 石田悠佳(LINKL PLANET)
 田中要次

●あらすじ
小向璃子(与田祐希)は、祖父の訃報を聞いて故郷へと帰ることに。
4年ぶりに家族全員が揃った通夜ぶるまいで、小向一家は「優しかった」以外に祖父を偲ぶ言葉が出てこないのであった…。
そんな中、祖父の遺品の中から出てきたのは“作りかけのプラモデル”。
道半ばだと感じたリコは、プラモデルを完成させるべく「矢島模型店」へと向かう。
そこで出会った店主のやっさん(田中要次)からプラモデルを作ってみるように導かれ…。
そして、命が吹き込まれたプラモデルを見てリコは…
(テレビ東京より)

★感想など
まさかまさかのシーズン3。
前回はシーズン1を観ている最中にシーズン2を一話だけ観たんだけど、
キャストが同じで役柄が違うのが混乱するし、そもそもリコが社長と言う設定からしてコンセプトが違う感じだし
何より矢島模型店の女の子が違う子に代わってしまい、圧倒的にシーズン1の子の方が良かったのもあって
シーズン2はそれ以来全く観ていないまま、この新しいシーズン3を観始める事にした。
まずキャストについては、重要な人以外は一新しているのかな。
小向家も全員初めましてな人達だったし。だがおじいちゃん役は、今までのリコシリーズに出ていた人だね。
そんな中今回の模型店の女の子である、石田悠佳と言う子はイイネ!
シーズン2の子と違って、いつもニコニコ笑っているところが可愛くて好きだ。
やっぱり女の子は笑っている方が可愛いし、見ているこちらもなんだか元気が貰える。
なので今回の模型店の子は前回から変更になって良かったなあと思っていたら
なんと、シーズン2の模型店の子もこの子だったらしい!
でもなんか若干、与田祐希の後輩の一ノ瀬美空に似てる感じもあるし、相手役としては悪くないかもね。
閑話休題
さて、このシーズン3の第一話を観て思ったのは、これってマルチバースで描きたいのかなと。
今まで話の中核に存在し、リコに絶大なる信頼感でプラモ道を指導していたやっさんが何だか心許ないのだ。
台詞でも「これがリコとの初めての出会いだ」とか言っちゃうし。
一方、リコの方は過去シリーズを経験した上でリセットして初めました感が強い。
初めてプラモを作った割には、一話からウェザリングとかしちゃうし
何も知らないやっさんに、やっさんと呼んでいいですかとやっさん呼びを定着させるだけでなく
定番の台詞である「ギブ・バース」も、今回は何とリコから言い出すのだ。
それ何?ってなってるやっさんとか新鮮と言うよりかは、違和感の方が強い。
つまり過去作の頼れるやっさんは、本シーズン3によって作られたのではないか、
しかもそのやっさんを作り上げた師匠はリコである。
何だかこんなような構図に見えたんだよね。
まあこれからの二人の関係性とかで明かされていくだろうから、その辺は楽しみでもあるかな。
矢島模型店のシーンになると、シーズン1とかと同じ音楽だったのも嬉しかったなあ。
ホントこのシリーズのスタッフは、ちょうど良くて最高の作品を作ってくれる。
まあ西野七瀬のポケモンは、自分にはあわなかったけど(笑)
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