雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

夏野 剛さんの話から

2013-01-06 06:22:41 | 発想$感想

 

★最近はテレビもあんまり一生懸命見ることもない。

オモシロイと思える番組が少ないからである。

昨日、何気なく回したチャンネルでやっていたBS朝日の田原総一朗が司会していた『激論クロスファイア』は途中からだったがなかなかオモシロかった。

出演していた夏野 剛さんの話が説得力もあって、オモシロかったのである。

 

この番組は後で調べてみたら、こんな風に解説してあった。

テレビ朝日・朝日放送ABCテレビ)で21年間放送され、2010年3月28日に幕を閉じた『サンデープロジェクト』(サンプロ)の後継番組で、地上波からBS放送に放送枠を移して放送している。原則として、前日の金曜日夜に収録を行うが、生放送で放送される回もある。

当番組は討論に特化した放送内容となっており、『サンプロ』にレギュラー出演していた田原総一朗と星浩(現在は降板)が引き続き出演している。

BSのテレビ番組でありながらも田原の豊富な人脈により、与野党の有力国会議員がゲスト出演することも多く、『サンプロ』と同様に新聞などで出演者の発言がニュースで使用されることが多い。

 

★夏野 剛さんも調べてみたら

 

夏野 剛(なつの たけし、1965年3月17日)

 

元NTTドコモの執行役員・マルチメディアサービス部長で、iモードを立ち上げたメンバーの一人。現在はドワンゴなど、十数社の取締役。慶應義塾大学政策・メディア研究科 特別招聘教授。早稲田大学政治経済学卒業後、1988年東京ガスに入社、その後は幾つもの会社を転々としている。

 

iモードビジネスにおける功績は、国際的にも知られている。2001年5月には「世界のeビジネスリーダー25人」に選出された。このほか2002年5月には、出身校のペンシルベニア大学経営大学院から「ウォートン・インフォシスビジネス改革大賞」のTechnology Change Leader賞を受賞している。

私の子どもたちと同じ年代だがら、未だ若いのに歩んだ経験が豊かである。そんな経験が言わせるのだろう話に説得力があり、久々にいい話を聞いた。

来週の月曜日に再放送があるらしいので今度は最初からきっちり聞いてみたい。

 

 

★田原総一朗は独特の司会でとかくいろいろ言われたりはするが、実力者であることは間違いない。

そんな田原が上手に持ち味を引き出していた。

 

いろんな話をしていたが、共感する部分を列記すると、

● この20年まるっきり世界が変わってしまったのに、日本の企業もその経営者も全然変わっていない。

● 社長がひとりで何も決めれないし、社内から昇格の役員ばかりだから、経営的には何も出来ない。外部役員の登用が要る。

● 織田信長の『火縄銃』の話、あの時代の全く新しい武器を信長は自分で何度も試して、その機能から3列に交替して銃を打たせる方式も編み出したし、騎馬隊との総合戦略も自分で考えた。あの時代の『火縄銃』と同じ全く新しいIPのことなど、社長も役員も解らぬ人ばかりだから、新しい仕組みが創りだせない。

● 炊飯器の市場などは100億ほどの小さな市場なのに、日本の弱電メーカーは全て、さらには専門メーカーも参入しての販売になっている。こんなことで経営が成り立つのは難しい。韓国などは国が調整して統合などが行われている。

●20年以上も前のどんどん新しい市場も新製品も出た時代と同じ仕組みではダメだと言うことがまるっきり解っていない。

●昔と違って、情報は幾らでも、誰でも取れる時代なのに、企業に情報が届いていない。情報を発信しないから情報が入らない。

●今は人口縮小の時代である。そんな時代に地方に大きな公共投資をして見ても、昔のような波及効果は起こらない。波及効果が期待されないところへの大きな公共投資は、その投資負担に耐えられなくなる。

 

などなどであった。

 

★この4年間ほど、気楽にNPO The Good Times などというNPO法人を立ち上げて昔の仲間たちと一緒にやっているのだが、

全く夏野 剛さんの言われる通りの状況なのである。

二輪業界の状況や末端の声、極端に言えばメーカーが世界で展開している、いろんなイベントの状況などでも、間違いなくメーカーの担当者より早く掴めるし、どんどん情報発信も出来るのである。情報発信すれば逆にどんどんそれに関する情報は入る。

部下など居なくても、報告など求めなくても、関係している人が極端に言えば、今何を考えているかも解っている。金などなくてもネットの世界は全て無料なのである。

大きな仕事を決めるのに、今どきトップが、下から報告を求めて動くなど馬鹿げている。自分で動けば情報など全て入る。

大阪の橋下さんや、武雄の樋渡さんのように、どんどんトップが動けばいい。トップが動けば部下もバカではないのだから、ちゃんと殿のために自然に動いてくれるはずである。

実力のない、自分では何も出来ない人は今どきリーダーになってはいけないのかも知れない。

最優良企業と言われた松下や、シャープでもおかしくなってしまった。そんな怖い時代だと言う認識が企業のトップに求められるのだろうと思う。

 

 

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