★昨日、母が亡くなった。
明治42年生まれ103歳、天寿を全うしたと言っていい。
今日身内だけで通夜、明日葬儀をと言うことになっている。
62年ぶり人生2度目の喪主を務めることになる。
高校3年の時、父を亡くして、その時も喪主を務めたのだが、実質は伯父がいろいろとやってくれた名ばかりであった。
そういう意味では人生80歳になって初めての喪主と言ってもいい。
★昨日の朝、母を特養に訪ねた。
まだ意識もあったが、尿の間隔が長くなってきたので、もう長くはないのでは、という施設の方のお話だった。
100歳を超えてから、その時も自分で歩いてはいたのだが、『自分の思うように』出来ることが少なくなって、
『もう、早く死にたい』が口癖だったから、やっとその望みが叶ったような、そんな気がする。
昨日の朝、母を訪ねたときよりも、亡くなってからの方が凛とした顔で母らしいと思った。
明石長寿院のお上人始め、生前母がお世話にもなり、お世話もしたほんとに身内の方だけでの葬儀にしたい。
『明るい葬儀』と言えば不謹慎かも知れぬが、喪主の私としては、そう願っている。