雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

仙台の牛タン

2013-10-30 09:46:08 | 日常生活・園芸、バラ、メダカ、金魚

 

★昨日、Facebook に仙台の牛タン定食の話が出ていて、 

大眉 均   昨日のお昼は牛タン定食でした。おいしかった。
 
古谷錬太郎  昭和42年(1967)から4年間仙台で過ごした懐かしいまちです。そのころは肉屋で牛肉を売ってっていませんでした
すき焼きも豚でした。そんな仙台で『牛たん』が有名になるのが不思議に思っています。
 
 
 
こんなコメントを交わした後、
ちょっと調べてみるかと『仙台の牛タン』で検索してみたら、こんな文章が現れた。
 
私の言っていることは、間違いなく合っている。
 
仙台の牛タンの発生の遠因が、『アメリカ』である点がオモシロイ。
 
以下抜粋してご紹介する。
 
 
 
 
 
 

太平洋戦争後、仙台にもGHQが進駐した。その際、大量に牛肉を消費する駐留米軍が残したタンとテールを有効に活用するために、1948年(昭和23年)、仙台の焼き鳥「太助」初代店主・佐野啓四郎が、牛タン焼きの専門店を開業したことが 「仙台牛タン」 の始まりである。佐野はタンシチューから着想して、タンを薄い切り身にして塩焼きするという調理法を考案した(米軍の残り物説について仙台牛たん振興会は全面否定しているが、佐野はむしろ公式見解として認めており、自信のある元祖とイメージダウンを嫌う新規参入業者との間で見解の相違が生じている)。

佐野の牛タン焼きの発明から長らくは、牛タン料理はそれほど市民に人気があるわけではなかった。もともとが外食から生まれた料理であり、家庭で食べられることは殆どない。むしろ珍味の扱いで、一部の愛好者や酔客が「締め」に食べる程度だった。・・・・・

仙台牛タン焼きは、旅行の一般化によって観光客たちの食べるところとなり、また、外食の一般化によって仙台市民も食べるところとなったが、最大の転機は、1991年に始まった牛肉輸入自由化である。以前は老舗業者くらいしか無かったが、牛肉輸入自由化に伴い安価に材料が入手できるようになり、これ以後新規参入した業者が増えた。

ところで、誕生の経緯からも、庶民の味として安価に供するためにも、仙台牛タン焼きは、脂肪の付き具合いが良い米国産でなくてはならないという考え方がある。実際、材料の牛タンは、その殆どが輸入品である。しかし、農畜産物・水産物の地元での生産と消費を目指している宮城県で、輸入物の牛タンを名物と称するには疑問の声もある。そういう指摘もあってか、地元の高級和牛牛肉である仙台牛を使った牛タン焼きの店も出てきた。一方、頑なに伝統を守ってアメリカ産牛肉を使っている店の中には、「仙台名物」 という代わりに、料理法および食べ方が仙台での発祥なのだとして「仙台発祥」と表現している店もある。

しかし、牛タンの原料供給の9割を米国からの輸入に頼っていたため、2004年、大手牛丼チェーンと同様、アメリカ産牛肉輸入停止の影響を大いに受けてしまった。アメリカ産に替えてオーストラリア産牛肉にシフトする店もあるが、頑なにアメリカ産に拘った店は、在庫不足に陥って、牛タン料理の提供を取り止めている店舗が生じている。中には支店を撤退させたり、廃業した業者もある。

 

★ この一連の記述はなかなかオモシロい。

これを読んで仙台に『牛タン』が名物になった経緯がよく解った。

 

仙台の『牛タン』については、ずっと不思議に思っていたのだが、改めて調べてみようとも思わなかった。

多分、一般の方も、ずっと昔からの仙台の名物だと思っておられるだろうと思う。

それがアメリカがいろんな意味で関わっているのがオモシロイ。

 

そんな時代になったのだが、スタートの昭和23年から20年後の昭和43年には『仙台の牛タン』など一般には無かった同然の状態だった。

最大の転機が1991年と言うから平成に入ってからである。スタート以来43年後のことなのである。

 

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日本の体質構造 雑感

2013-10-30 08:31:24 | 発想$感想

★阪神阪急ホテルズの社長辞任に関して、昨日Facebook に下記のような感想を述べたら、固い話題にも関わらず100人を超す方たちから『いいね』を頂いたし、沢山のコメントも寄せられた。

大陸育ちのためか、自分の性格なのか、『日本』は、大好きなのだが、日本の大企業や官の仕組み構造はどうも好きになれない。

 

一言で言うと、理念や夢がなく、フェアでない。

そこにあるのは、日本独特の発想、日本独特の組織構造なのである。

 

 

 

みずほ銀行のトップ陣の今回の問題にしても、そこに経営の理念など微塵も見られない

社長を始め取締役は、自らの銀行を守るだけの姿勢である。

東京電力の社長にしても、みずほの頭取にしても、そのグループ内だけでは何とか務まるのだとは思うが、

一端世の中に放り出されると

その判断力も、対応の仕方も、大企業のトップと言う毅然とした態度は見られない。

まさにアマチュアレベルのその辺のちょっとアタマのいい能吏と同じレベルなのである。

グループ内だけで、波風の立たない平時には十分役に立つが、一端緊急の事態になると、そのダメさ加減が目立ってしまう。

 

ドンドン世界は身近に繋がって、ヨコ一線になりつつある。

日本だけが、日本独特の構造で、世界に対応しようとしてもなかなかムツカシイ時代になってきた

フェアな社会』が求められている。

 

日本も世界に誇れるいいところはいっぱいなのだが、

それは主として庶民レベルの末端にあるような気がする。

社会的に立派になるほど、そのよさが薄れてしまう。

と言うと言い過ぎであろうか?

 

 

 

 

今朝の朝日の一面には、芸術の世界のことが出た。これも頂けない。

阪神阪急ホテルズの社長人事、初めて社内登用とある。

当たり前のことがやっと出来た。そんな感じがする。

 

別に社内登用でなければならぬことでもない。

JAL 日航は 外からの社長登用であったが、『経営のプロ』がやれば、見ごとに生き返った

 

つくづく、アマチュアはダメだな  と思う昨今である。

いろんな世界にプロはいる

 

企業の中では、課長や、部長などの職位を目指すのではなく、みんなその道のプロを目指して欲しいものである

自らの想いのない、理念のナイ方は、企業のトップにはなってなならない

そんな時代になりつつある。

 

 

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