★昨日のマスコミのスポーツ欄は、『大谷翔平』花盛りだった。
開幕前のオープン戦での不振時に、各紙が寄せた論評はどこに行ってしまったのか?
スポーツ選手には『飛び抜けた才能』のある人がいて、この人たちは世の中の常識では測れないのではなかろうか?
それなのに、今の世の中は平均的な常識論が先行して、野球などもいつの間にか投手・野手の専門制にしてしまった感がある。
かってはと言ってもそんな遠い昔ではない、私たちの現役時代の高校野球は『ピッチャー4番』はそんなに珍しくはなかったのである。
ピッチャーは間違いなく運動神経も優れているから、投げるのも打つのも両方大丈夫なのに、変な常識で『投手・野手』の専門制度がいつの間にか出来上がってしまったのである。並の選手はそれでいいが、『特別な選手』には特別な育成法があるのだと思う。
大谷翔平も立派だが、一番立派だったのは『日ハムの栗山英樹監督』だったと思う。栗山監督がもし居なければ『今の大谷翔平』はナイのである。当時、日本のプロ野球界で『二刀流』に賛成の人など皆無だったと思う。
5年前の私のブログにはこんな風に書いている。
https://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/5a0d4487aae8c5f30cebbe826e820995
その時から栗山監督の英断を支持している。
★ 普通の人は『世の中の常識』通りでいいが、『特別の天才』は天才のように育てたらいいのだと思う。
『二刀流』がイケたのではないかと思う野球選手に、400勝を挙げた『金田正一』がいる。ピンチヒッターなどには出てきたが、もっと積極的に『二刀流』をやらしたら、成功していたのではなかろうか?
人間の身体は鍛えたら、素質さえあればそのように育つのだと思う。
野球界も、今回の『二刀流』を契機に 『超スターたち』の育成方法を考えたらいいのではなかろうか?
そんな『超スターの卵』みたいな選手が大阪桐蔭にいた。
根尾昂内野手が投げては140球完投、打っては2安打と投打にチームをけん引、史上初の2年連続センバツ優勝投手となったのである。背番号6だから、ショートかなと思ったら『ショートもする』し、中学2年の時には、アルペンスキー回転で日本一となり、世界大会にも出場したという。そんな選手は特別なのである。大阪桐蔭の西谷監督は準決勝・決勝戦を背番号6の根尾で戦った。これは間違いなく『二刀流・ピッチャー4番』の野球である。
根尾昂くん、プロに行くのか進学するのか?
若しプロに行くなら『二刀流を狙う』べきだと思うが、日本のプロ野球に、日ハム以外にそれを認める監督がいるのだろうか?
根尾昂くん 日ハムに入れたらいいのだが・・・・