★九州の大雨は大変なようである。
ニュースで見る被害も、大雨の様子もこれではどうしようもないと思う。
日本は全体では山国だから、人は平野に住むことになる。
平野はいいのだが、一端水が溢れるとこんなことになってしまう。
こうなると人の力では対策の立てようもないのだろう。
九州の大雨は同じところにこのように集中していて、山の近くでは土砂崩れがあるし、平野では水に浸かってしまう。
それにしても毎年、同じ時期に同じ場所で被害が繰り返されているように思えてならない。
★ 私は今は『兵庫県三木市の緑が丘』に住んでいるのだが、45年程前にこの地を選んだ時には、雨や災害のことなど全くアタマにはなかったのだが、この45年間台風も来ないし、阪神大震災の時も、神戸の隣町だったのに、何の被害もなかったのである。
そういう意味では、非常に安心して住める土地なのである。
三木は歴史のある旧いまちなのだが、いま住んでいる緑が丘は45年前までは、三木の東側に広がる丘で、小高い山というか丘だったのだが、ダイワハウスが大規模な土地開拓をして、広大な団地を造成したのである。
隣のゴルフ場が日本一と言われる『廣野ゴルフ倶楽部』だが、その何倍もの地域が開拓されていて、3万人近くが住んでいる。
土地の造成は『農家の水利権』の関係で元あった山の水が流れる通りに造成されているので、全くの平地ではなく全体になだらかな高低差があるので、幾ら大雨が降っても、水は貯まりようがないのである。
これは日本の宅地開発では珍しくて、普通一般にはその殆どが山すそを無理に開拓しているので、新興住宅地は昨年の広島のように山崩れの恐れが多いのである。
日本全体がそんな立地だから仕方がないのかも知れないが、どこも大雨の被害は受けやすい環境になっている中で、三木の緑が丘は珍しい立地なのである。
★ここ1週間の兵庫県の天気予報は曇り空だが、そんなに大雨の心配はなさそうである。
今回の雨雲もこんな感じで、兵庫県の南部のほうは避けているようである。
近畿地方もいつも大雨が降るのは、和歌山県や奈良県で、それは近くに大きな山があるので、雲が発生しやすく、それで雨になるのだろう。
たまたま三木の辺りは周囲に大きな山がない、どちらかと言えばなだらかな平地だから、雨も少ないし、自然災害が少ないのかも知れない。
そんな土地を意識して選んだわけではないのだが、50年近く自然災害がないということは『運がよかった』のかも知れない。
九州地方はこの大雨情報ではこの1週間大変だとは思うが、少しでも被害が少なくなることを祈るばかりである。