★ 夏の甲子園を目指して各地区最後の熱戦を展開中である。
全国でも一番注目を浴びている岩手県の大会だが決勝戦は花巻東と大船渡との対戦となった。
全国が注目する一戦なのだが,
佐々木投手はベンチスタートという、昔なら考えられない投手起用である。
これはどう考えても、納得できなかったのだが、いままだ試合中だが、
その速報を見る限り、もう花巻東の優勝は決まったようなものである。
佐々木投手は登板もしていない。
これは、高校野球の投手起用ではないと思う。
ここまで頑張ってきて、最後の一戦なのである。
佐々木投手も 当然投げる気でいたのだと思うのだが、これでは今まで一所懸命やってきた選手たちが可哀想だと思う。
果たして、世間一般の評価は、どのようなことになるのだろうか?
★ 地元兵庫県は準々決勝だが、こんな組み合わせは、ちょっとビックリである。
私は約70年前の兵庫県球児だが、当時の明石高校野球部だった。
準々決勝に残った8チームのうち、
明石商業・姫路南・小野・加古川西・高砂・社の6チームが東播地区の高校であることは、正直ビックリだった。
私たちの現役時代は東播大会などもあったのだが、当時は東播地区では、全く寄せ付けないほど明石は強かったのである。
その当時は明石高校の中に明石商業の前身である『商業科』があって、商業科に属した野球部員も多数いたので、明石商業には何となく『特別なモノ』を感じるのである。
高砂高校には1年下の年次に阪神に行って大成した小山正明投手がいて、対戦したこともあるが、勝敗は問題なかったのである。
小山正明さんのWikipedia にはこのような記述があり、阪神のテスト生時代の小山のことをよく覚えているのである。
なぜか小山の妹さんは、明石高校だったのである。
高砂高校3年秋の1952年に進学を勧める父親を説得し、その父親のつてで大阪タイガースの入団テストを受け、契約金なしの月給5,000円で打撃投手も兼ねたテスト生として入団。
とあって、間違いなく大成したのは阪神に入団してからのことなのである。
加古川西には、私の大学時代の2年先輩の太田さんもいたし、最近では進学校で通っている『小野高』がこんなところまで勝ち上がってくるとはホントにびっくりなのである。
育英は、当時から強くて、私が3年生の時には準決勝で育英に敗れたのだが、その年は芦屋高が甲子園に出て、植村投手を擁して全国優勝を果たしているのである。
そんな懐かしい想い出がいっぱいなのだが、兵庫県では是非『明石商業』に頑張って欲しいと思っている。
さて、今年の夏の大会は、どんな顔ぶれになるのだろう。