★2020東京オリンピックは開会までいろいろとあったが、
成功裏に推移していると言っていいだろう。
前回の1963年東京オリンピックとのこんな比較表が出ていた。
この比較表を見ると、開催期間はあまり変わらないのだが、
競技種目も参加国数などもほぼ倍増していて、
オリンピックの規模が様変わりしているように思う。
あの大会で『バレーボール』が新競技だったとは知らなかったが、
『東洋の魔女』と言われて金メダルを獲得したことは鮮明に覚えている。
そんな女子バレーを含めて女子選手は61名なのだが、
今回の大会では276名と5倍に近い増え方で、
まさに『時代の変化』を感じることが出来る。
1964年と言えばもう60年も前のことになるのだが、
日本も戦後の時代からようやく新しく立ち上がった時期で、
『東京オリンピック』がその契機になったことは間違いない。
● 競技施設や日本国内の交通網の整備に多額の建設投資がなされ
● テレビ放送を見るための受像機購入の飛躍的増加などの消費も増え
●「オリンピック景気」といわれる好景気をもたらした。
● 東京モノレール・首都高速道路も出来たし、
● 東京から大阪までの新幹線も開会式9日前の10月1日に開業した。
ホントに戦後の日本が様変わりしたのである。
開会式が行われた10月10日は、『体育の日』として祝日に制定され、日本のスポーツ振興に貢献したように思う。
★ 各国のメダルの獲得数は以下の通りで、日本も開催国として16の金メダルを獲得しているが、
この表を見ても世界が『様変わり』しているのがよく解る。
今回のオリンピックで金メダル獲得のTOPを走っている中国の名前がないのである。
当時の中国はどんな国だったのか?
定かには覚えていないが、オリンピックどころではない貧乏国だったのは間違いない。
その成長のきっかけは1978年からの改革開放政策によって計画経済から市場経済へと舵を切り、対外開放政策を推し進め、見事に経済を飛躍させることに成功したのである。
今回のメダル獲得数の途中経過だが、中國がTOPを走っているのである。
今回のメダル獲得数の途中経過だが、中國がTOPを走っているのである。
★ 60年前と言えば、当然乍ら私も若かった。
カワサキのレースのマネージメントを担当していて。
10月10日のオリンピック開会式の当日は、
伊豆丸の山高原で行われたMCFAJの全日本モトクロスの会場にいたのである。
そしてこの大会でカワサキは4種目中3種目に優勝して、
モトクロスレースでの地位を確固とした大会だったのでよく覚えているのである。
まだ若かった新人の山本隆が当時のスター久保和夫・荒井市次を抑えて
表彰台に上ったのである。
真ん中が山本、右が久保、左が荒井である。
星野一義がまだデヴューしていないそんな時期なのである。
このレースの帰りは、東京まで出て新しく出来た新幹線に乗って新大阪駅まで戻ってきた。未だ大阪駅までは来ていなかったのである。
この次の日本でのオリンピックは、『これは観ることが出来ない』のは
間違いないのだが、
果たして、どんな大会になるのだろうか?