ライズ外伝

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北東向きの神社

2019-06-06 | 名所



今回は松戸市の『水神宮(平潟神社)』へ

灯篭も狛犬も至って普通なんだけど、

鬼門(方角)に向いて建っているのが珍しい


鹿島神宮も北ににらみを利かせ鎮座しているが

ここも向きに意味があるんだろうか


明治初期の地図だと『八幡宮』と記されている

現在は境内に三峯(みつみね)、稲荷、八坂、秋葉各社を合祀(ごうし)しているようです






その隣向いには『来迎寺』

(親縁山来迎寺(しんえんさんらいこうじ)は、慶長14年(1609年)創建の浄土宗の寺院で小金東漸寺の末寺)

リニューアルされ、葵の御紋が残っている

こちらは北西の方角に向いています

基本的に本殿は、北を背にし南に向くもの

西に向こうと思えば向けたのになぜだろう


神道と仏教が切り離されてもこうして残っているのは珍しい



神社側に戻る






本殿の脇に『秋葉神社』

松戸神社も秋葉神社と水神宮の組み合わせ

天水桶が四角いのは珍しい





水神宮前の水桶も四角の蛇口付き

九十九楼は『平潟遊郭』があった時代に寄付された名残


今の住所は松戸だけど昔は『平潟』

江戸初期の江戸川は今のルートではなく

樋古根川を樋野口村の東側を流れるルートだったのだ






手水舎には蛇口がない


水神さまとしての、弁財天、白蛇、龍など偶像が見当たらない







拝殿には鳳凰の彫刻

元八幡宮なら『鳩』と思うのだが

屋根は不等辺形で、波の鬼瓦

祭神は水を司る神の『水波之女命(みずはのめのみこと)』






その隣は『三峰神社』

鳥居が新しい

日本武尊を祭っているとなると

松戸神社と同じ組み合わせになる


松戸神社も境内は方角が歪んでいる

この共通点はなんだろうか


その角に


移築された社

卍は見えるが何を祭っているかは不明

来迎寺にあったものと思われる

昔はココには無かったもの




こっちの方角にあるもので気が付いたのは



京成バス営業所の方の

小僧弁天と根本水神宮

小僧弁天は萬満寺と関連があるようだけど

水神宮がなぜここにもあるのか?

ここのが平潟に移転したのか?

村が違うと別物かもしれないが

こちらも北東を向いている


その先にあるものはいかに





一説によると水戸街道は

樋野口村を通っていたとのこと

大道や大道下の字名が残っている

平潟河岸もあったが川を改修され消滅した
コメント
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