今回は松戸市の旧明村、真言宗豊山派、雲仙山『円勝寺』へ
残念ながら明細はありません。
日陰を見てもらえば分かるのですが参道が北東から入るようになっています。
そしてお互いに向かい合った石造が印象的です。
一般的にお寺は金剛力士像が定番ですが。
写真には撮りませんでしたが庚申塔が建っています。
もともと他にあった物を移転してきたようです。
庚申塔には見猿・言猿・聞猿の3猿の彫り物が刻まれています。
そして参道には民家があり
この地域は再開発されたようです。
建替えたので綺麗になっています。
お気づきのように本殿がまた少し曲がっています。
この日は春分の日の近くの1時頃なので
真南の方角が推測されます。
まったく情報なしです。
本殿の彫り物は定番の龍ではなく花系
何の花かは不明ですが何か意味はあると思います。
ここからは妄想ですが、
これは元々は『桃』だったのでは?と推測するのです。
ヒントは桃太郎
ここには狛犬の彫り物が
そして参道の入り口には猿の彫り物。
犬、猿とくれば次は鳥
このお寺の鬼門(北東)には『鵜森稲荷神社』が配置されています
この神社の入り口は北東にあり本殿は東を向いております。
ここを入れると、猿・犬・鳥がそろい、
鬼門の丑寅のと相殺の、申・酉・戌にあたります。
桃太郎の話は風水に基づいていたのでした。
そして魔除け効果のある桃で鬼退治とのこと。
余談ですが、ベンチには異国の国の動物が彫られています。(アフリカ)
この神社の歴史はご覧のように
明治41年の終わり頃と昭和33年
昭和55年の有料道路ができる時の3度にわたり
移転されたようです。
お寺のほうも何度かリニューアルされたのかもです。
古地図だと名前が変っていました
円性寺→円勝寺
大勝院か円能寺と関連か?
それとも成田山新勝寺か?
この辺の情報も無く調査中です。
江戸時代の半ばまではこの辺は川だったという資料は発見。
歴史的にはそんなに古くはないのに、古ヶ崎なんだろか?
そしてこの方角の意味は?
本当に昔からこの方角に建っていたのか?
謎はいかに?
こう観ると明らかに道が北東を向いているのですが意図的なのでしょうか?
申・戌・酉で鬼退治?
桃太郎はいたのでしょうか?
古ヶ崎と言えば『小僧弁天』も有名。
普通、弁財天様と言えば女性なんですが小僧?
諸説ありますが、白蛇がキーワードのようで。
万満寺と関連があり、万満寺は鬼門(北東)の方角です。
あまり知られてはいないお寺ですが、ミステリースポットに思います。