パラノイド一曲だけじゃ軟弱って言われるのも何だか…
てな事で、根性で全編気合を入れて聴いて参りました。
いや~、トニのハードなリフにオジーの甲高いボーカルを十二分に堪能させていただきましたが、ボリューム上げて聴くともう頭はギンギン。
何か癒しが欲しいと取り出しまたるは、ニール・ヤングのライブ盤で1970年12月4日のカーネギー・ホールでのライブ音源が収録されている。
このアルバムはニールのアーカイブ・シリーズの新たなジャンル、OBS。OBSとはオフィシャル・ブートレグ・シリーズ、即ち正規の海賊盤としてでリリースする企画との事で、その第一弾として2021年に1970年のカーネギー・ホールでのライブがオフィシャル盤として甦った。
(いかにも素人が手がけた海賊盤を模したようなシンプルなジャケ仕様となっている)
当時正規盤として発売予定のなかった演奏が多分ライン録音され残されたていたのだろうか、オーディエンス録音での海賊盤とは違って非常に音が良くまた臨場感もあり、ニールがあたかも目の前でアコギもしくはピアノで弾き語りしている様子がバッチリ収録されている。
彼のソロ3枚目のアルバム、アフター・ザ・ゴールド・ラッシュまでの曲が収録されているが、バック・バンド無しに一人でギターやピアノを演奏するワンマン・ショー。
レコード会社の回し者ではないけれど、このアルバムは一般的なニールのファンなら押さえておいてもいいかも。
ヘビメタのお供に如何?
レコード盤も出たけれど予算の関係で今回CDで購入。
1945年11月生まれ、今年の誕生日で御年78歳となるニール・ヤング。
現在でも精力的に活動し新譜を連発、また旧音源のリマスター化に加え更にアーカイブ・シリーズとして過去の未発表音源のアルバム化も手掛けてきた。
更にこの手の新規の企画アルバムが登場すれば、私のような一般的なリスナーはとてもじゃないけれど全てをフォロー出来ない。