CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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若きシカゴ

2024年12月20日 | Chicago

1969年のCSN&Yのライブを聴いていると、シカゴのその当時のライブも聴いてみたくなった。

1969年、アルバム、Chicago Transit Authorityでデビューしたシカゴが同年の9月にトロント・ロックンロール・フェスティバルでライブ公演を行った際にレコーディングされた音源がある。もちろんその当時は発売されずお蔵入り。

(全7曲入り、8曲入りのバージョンもある。それから1曲目はBeginningsではなくIntroduction、やっぱり海賊盤だね。)

1978年になってから所属していたコロンビア・レーベルからではなくアン・オフィシャル盤としてマグナム・レーベルから発売されたいわゆる海賊盤だった。

因みに1978年といえばテリー・キャスがレボルバーで事故死した年だ。アルバムのジャケにもデリーに捧ぐとの記述があったので多分テリーの追悼盤として急遽発売されたのかも知れない。その後数多くの小規模なレコード会社が再発し、オイラも1998年イーグル・レコードから発売されたCDを手に入れた。

翌年のセカンド・アルバムからはシンプルにChicagoに改名して活動することになるので、この盤の売りはChicago Transit Authorityとしての最後の公演ですかね。

このCDには観客の声援や拍手などが収録されていない編集なのでライブの臨場感に欠けるが、アン・オフィシャル盤としては音質がそれほど悪いという事もなく、それとセカンド・アルバムに収録される予定でまだ発売されていない25 Or 6 To 4が聴けるのも興味深い。

テリーのギターは唸り、ピートのハイトーンのボーカルも力強く、更にダニーの嵐の様なパワー溢れるドラミングがスゲー。

若き日の彼らの熱気に満ちた演奏を存分に楽しめる。

やっぱり若いっていいね。



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