本日はVelvet Undergroundの1969年のライブでも。
1969年にライブ録音されたものの、何故かその後お蔵入り。
1974年になってようやくレコード化 されようやく日の目を見たのが彼らのライブ・アルバム、Velvet Underground Live with Lou Leed, 1969。
過去3枚のアルバムと当時まだ発売されていなかった1970年のスタジオ・アルバム、Loadedから選曲された2枚組、17曲収録の集大成のようなアルバムに仕上がった。
当時タブーであったドラッグや性また心の暗部などを、比喩的な表現でなくダイレクトな言葉でさりげなく詩に纏め、 シンプルなロック・サウンドに乗せて歌い上げていてベルベットらしい仕上がり。ゆっくりしたペースから徐々にピッチが上がって盛り上がっていく。
また、結成当時のメンバーであった英国人ジョン・ケールはすでにバンドから脱退しており、 ルー・リード中心のバンドだったことから初期の前衛的なサウンドも薄れて割と聴き安いと感じる。
60年代中後期、著名バンドを除いてはロック自体はまだまだメインストリームな存在ではなく、商業的にほとんど成功しなかった彼らではあったが、新しい何かを求めてキャリアをスタートした彼らはのちに続くロック・バンドやソロ・アーティストに多大な影響を与えた。
このアルバム、1969年に出たとしてもニコのいないベルベットじゃ世間的に注目を集めにくかったかもね。
1974年に出たことでようやく時代が彼らに追いついたと思う。
再発アメリカ盤、レーベルのデザインから見て1975年以降にプレスされたのかな?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます