1971年エピック・レーベルからセルフ・タイトルのアルバムでデビューを果たしたREO スピードワゴン。
70年代の後半頃から人気を確立させ始め、80年代になって大ブレークし、あまりに売れすぎてジャーニーやトトなどと一括りに産業ロックの雄って揶揄されたほど。
1987年のアルバム、Life As We Know Itでその勢いを落とすものの、アルバム・チャートでは28位とマズマズの出来。ただ何があったか定かでは無いが本作の後に70年代の売れなかった頃から全盛期を共にしたギターのゲイリーとドラムスのアランがバンドから脱退。
新規にメンバーが加入し6名で活動を開始し、1990年に出来上がったアルバムが通算13枚目のスタジオ・アルバム、The Earth, A Small Man, His dog And A Chicken。
(何故かルネッサ〜ンス〜 チンのおじさんが...)
ただアルバム・チャートは全米129位と振るわずズッコケてしまった。
このアルバムを聴いて、作風は親しみやすいバラードやポップなロックとそれまでのアルバムと変わらず、いい出来だと思う。
(ケビン・クローニンをはじめお馴染みの共作としてトム・ケリーやダイアン・ウォーレンなどの外部作曲家の名前もあり、それなりの質は保たれている。)
まあ90年代に入ってリスナーの嗜好も変化していくし、それまでの彼らのブレークが余りに大きすぎたので次のアルバムに求められる要求のレベルも更に高くなり平均点のアルバムじゃ物足りなく感じた事による反動なのかな?
このアルバムの不発により約20年の長きに渡ったエピックとの契約も延長される事なく終了した。
世の中、厳し~
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