1987年のThe Joshua Treeと1988年のRattle And Humでアメリカでの探究の旅は終了。
舞台を変えて1989年のベルリンの壁崩壊にインスパイヤされたのか1991年のベルリンでの録音を敢行し、完成したのがはヨーロピアン・サウンド特有の翳りを感じさせるアルバム、Achtung Baby。
ブライアン・イーノもプロデュースに関わっていることから、時代は異なるが70年代末頃にかってデビッド・ボウイーが制作したベルリン3部作に雰囲気は似ている。
ただ東西ドイツが統一されたばかりでまだまだ混沌の中で暗さを感じるアルバムではあるが、ボウイーの3部作の頃の東ドイツに囲まれ孤立したベルリン時代と比べるといくばくかの光が差し込んでいるように思える…
西ドイツ製のメルセデスと東ドイツの小型車のツー・ショット。壁崩壊によって体制がこれほど簡単に壊れるのかと当時驚いたものだ。
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