1976年の7作目のスタジオ・アルバム、PRESENCEついに購入。
このアルバムは、チャートは全米と全英共に1位となるものの、彼らのオリジナルスタジオ・アルバム8枚の中で、売り上げは最も低かった。
前作、PHYSICAL GRAFFITI の約4分の1以下であった。とは言え、世界で350万枚も売り上げたのだから、他のバンドであれば大ヒットと言えるくらいのもので、レッド・ツェッペリンの人気のレベルが非常に高かったことを物語っている。 ちなみにその次に売り上げが少なかったのは、3枚目と最終作のIN THROUGH THE OUT DOORでそれぞれ650万枚と言われている。
何故、このアルバムの売れ行きが他のアルバム比べて低かったのか?
これは、ロバートプラントが1975年8月に交通事故に遭い、足に怪我を負ってしまったからではないだろうか?
怪我のためステージに立つ事は不可能であったため、全米のコンサート・ツアーはキャンセルすることになり、その数ヶ月後に新譜のレコーディングに突入した。
長期のコンサート・ツアーを行なうと、疲労や消耗などの負の面もあるのだが、コンサートに於ける観客の熱気や反応は、時にバンドにとって新たな創作意欲を掻き立てる原動力にもなり得る。コンサートの熱気をそのままスタジオに持ち込むことにより、新たな音楽が生まれることは多々有る。
もちろんジミー・ペイジもその辺のことは、重々承知していたのかは知る由もないが、以前よりさらにハードかつソリッドなサウンドを目指し、キーボードを排し、ギター、ベースそしてドラムのみのシンプルな構成でレコーディングをスタートさせた。
このアルバムのベストテークといえば、ACHILLES LAST STANDとNOBODY’S FAULT BUT MINEの2曲になると思う。残りの曲は悪くはないが、レッド・ツェッペリンとしては及第のレベルではないかと思う。出来上がったアルバム全体のイメージは、暗いというか冷たいように思え、彼らの1枚目や2枚目のアルバムで感じた、熱気というものないように思えたのだが…
PRESENCEのコンパニオン・ディスクは、5曲でレファレンス・ミックスとなっているが、これを何度も聴くようなことがあるだろうか?
最終的にミックス・ダウンされたオリジナルを聴くことで十分じゃないか思うのだが… 例えば、ROYAL ORLESNSの ダミ声ボーカルのバージョンを何度もリピートで聴くことがあるだろうか?
唯一本編に収録されず、アウト・テークとなった、10RIBS & ALL/CARROT POD POD(POD)だが、イントロからピアノのソロが続き、半ばでギターやドラムの音が加わり、ロック・サウンド仕立てになっている。レッド・ツェッペリンとしては、目新しい趣向の楽曲であろう。
本編に収録されている曲と雰囲気が異なるため、没テイクとなったと考えられているが、例えば、ジャズの入門者がよく聴くところの、ビル・エバンスやキース・ジャレットらのピアノ・ソロと比べるとピアノ・ソロの箇所はそれほどの出来ではでもないようにも思えるのだが。それを発展させて次回のアルバムで新しい事を試みる実験的な曲と捉えれば、アウト・テークに成ったのは致し方のない事だと思うのだが。
同時に、一流ピアニストによるクラッシックやジャズなどのピアノ・ソロが多くの聴衆を引き付けるその技量や表現力には改めて感心する。
辛口の評価を持っているにもかかわらず、大枚叩いて、何故この手のボックス・セット買っちゃうのか? と聞かれると…
ビートルズ、ストーンズそれにレッド・ツェッペリンらは、長きにわたり聴いてきて、少し大げさではあるが、自身の歴史の中で消し去ることの出来ない、大きなかつ厄介な存在(PRESENCE)になっている。
ボックス・セットの内容は別にして、レッド・ツェッペリンのそのPRESENCE(存在感)には抗う事の出来ない、多分興味のない人には全く理解出来ない吸引パワーが存在するのですかね~
ついに到着、ボックス・セット、PRESENCE(存在感)あり
このアルバムは、チャートは全米と全英共に1位となるものの、彼らのオリジナルスタジオ・アルバム8枚の中で、売り上げは最も低かった。
前作、PHYSICAL GRAFFITI の約4分の1以下であった。とは言え、世界で350万枚も売り上げたのだから、他のバンドであれば大ヒットと言えるくらいのもので、レッド・ツェッペリンの人気のレベルが非常に高かったことを物語っている。 ちなみにその次に売り上げが少なかったのは、3枚目と最終作のIN THROUGH THE OUT DOORでそれぞれ650万枚と言われている。
何故、このアルバムの売れ行きが他のアルバム比べて低かったのか?
これは、ロバートプラントが1975年8月に交通事故に遭い、足に怪我を負ってしまったからではないだろうか?
怪我のためステージに立つ事は不可能であったため、全米のコンサート・ツアーはキャンセルすることになり、その数ヶ月後に新譜のレコーディングに突入した。
長期のコンサート・ツアーを行なうと、疲労や消耗などの負の面もあるのだが、コンサートに於ける観客の熱気や反応は、時にバンドにとって新たな創作意欲を掻き立てる原動力にもなり得る。コンサートの熱気をそのままスタジオに持ち込むことにより、新たな音楽が生まれることは多々有る。
もちろんジミー・ペイジもその辺のことは、重々承知していたのかは知る由もないが、以前よりさらにハードかつソリッドなサウンドを目指し、キーボードを排し、ギター、ベースそしてドラムのみのシンプルな構成でレコーディングをスタートさせた。
このアルバムのベストテークといえば、ACHILLES LAST STANDとNOBODY’S FAULT BUT MINEの2曲になると思う。残りの曲は悪くはないが、レッド・ツェッペリンとしては及第のレベルではないかと思う。出来上がったアルバム全体のイメージは、暗いというか冷たいように思え、彼らの1枚目や2枚目のアルバムで感じた、熱気というものないように思えたのだが…
PRESENCEのコンパニオン・ディスクは、5曲でレファレンス・ミックスとなっているが、これを何度も聴くようなことがあるだろうか?
最終的にミックス・ダウンされたオリジナルを聴くことで十分じゃないか思うのだが… 例えば、ROYAL ORLESNSの ダミ声ボーカルのバージョンを何度もリピートで聴くことがあるだろうか?
唯一本編に収録されず、アウト・テークとなった、10RIBS & ALL/CARROT POD POD(POD)だが、イントロからピアノのソロが続き、半ばでギターやドラムの音が加わり、ロック・サウンド仕立てになっている。レッド・ツェッペリンとしては、目新しい趣向の楽曲であろう。
本編に収録されている曲と雰囲気が異なるため、没テイクとなったと考えられているが、例えば、ジャズの入門者がよく聴くところの、ビル・エバンスやキース・ジャレットらのピアノ・ソロと比べるとピアノ・ソロの箇所はそれほどの出来ではでもないようにも思えるのだが。それを発展させて次回のアルバムで新しい事を試みる実験的な曲と捉えれば、アウト・テークに成ったのは致し方のない事だと思うのだが。
同時に、一流ピアニストによるクラッシックやジャズなどのピアノ・ソロが多くの聴衆を引き付けるその技量や表現力には改めて感心する。
辛口の評価を持っているにもかかわらず、大枚叩いて、何故この手のボックス・セット買っちゃうのか? と聞かれると…
ビートルズ、ストーンズそれにレッド・ツェッペリンらは、長きにわたり聴いてきて、少し大げさではあるが、自身の歴史の中で消し去ることの出来ない、大きなかつ厄介な存在(PRESENCE)になっている。
ボックス・セットの内容は別にして、レッド・ツェッペリンのそのPRESENCE(存在感)には抗う事の出来ない、多分興味のない人には全く理解出来ない吸引パワーが存在するのですかね~
ついに到着、ボックス・セット、PRESENCE(存在感)あり
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