気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

本家千鳥

2019年07月05日 | チドリの仲間

前回、ミカワチドリというアジサイの花を紹介しました
きょう登場するのは、本家本元のチドリです

一年中日本で暮らして初夏には砂浜で子育てするシロチドリ
ツバメほどの大きさの小さなチドリの仲間です


シロチドリ(白千鳥) Kentish plover  全長約17㎝
チドリ目チドリ科チドリ属


コアジサシが営巣する人口浜の保護エリアで何組ものシロチドリも子育て中です。













お父さんチドリ
浜辺から外敵やヒナの動きを見張っています。



撮影中、とつぜん目の前のシロチドリが擬傷(ギショウ)行動をはじめました。
急いでロープから遠ざかると、間もなく卵をあたために戻りました。

チドリ類など地上に巣をつくる野鳥の親鳥は擬傷(ギショウ)行動をすることが知られています。
ケガをして飛べないかのような動作をして侵入者の注意を自分に引きつけて、
卵やヒナから外敵を遠ざけようとする捨て身の防御術です。

こんなロープ際で卵を産んでいるとは。
後から来て良い場所が確保できなかったのでしょうか、既に別の場所で卵を失った可能性もあります。

この注意書きの大切さを改めて感じました。



シロチドリのヒナ、小さな命が育まれています

さらに大きくトリミング


7月11日はこの海水浴場の海開きです。浜へ遊びに行く人の数も大幅に増えるでしょう。
動きが活発になって行動範囲が広がったヒナたち、保護エリアのロープの外へ出ることもたびたびです。
思いがけずチドリのヒナを見つけることがあるかもしれません。

そんな時のために、ぜひ読んでいただきたいのが、
◆沖縄県自然保護科が作成した
ヒナを拾わないで!
http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/documents/hina_wo_hirowanaide.pdf

≪人が近づいてヒナがおびえてうずくまっている姿の写真も掲載されています≫


◆Canonのサイトに『野鳥の撮りかた』というコーナーが設けられています。
基本的な野鳥の撮りかたから、レンズの選び方、様々な撮影方法などが紹介されています。

◆【野鳥撮影に必要なのは観察とやさしい気持ち】野鳥写真家 戸塚学(とつか がく)さん著
1人でも多くの方に読んでいただきたい内容です。
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/how-to-phorograph-birds/index.html


これまでにも何度も同じようなことをくり返し書いて野鳥保護のサイトを紹介してきました。
この記事を読んで 野鳥への思いやり忘れない人が1人でも増えてくれたら、と願いながら。


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コメント (6)
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