頭から墨をかぶったような姿のこの鳥は ハジロクロハラアジサシ(羽白黒腹鯵刺)
ユニークな繁殖期の夏羽姿を見ることができました。
ハジロクロハラアジサシは 春と秋に日本に飛来する数の少ない旅鳥です。
二年前の5月 地域の海岸に一羽だけ飛来しました。
ムクドリくらいの大きさで おなじみのコアジサシより尾羽が短いです。
ユニークな繁殖期の夏羽姿を見ることができました。
ハジロクロハラアジサシは 春と秋に日本に飛来する数の少ない旅鳥です。
二年前の5月 地域の海岸に一羽だけ飛来しました。
ムクドリくらいの大きさで おなじみのコアジサシより尾羽が短いです。
翼の下側は黒いのに上側は白!
飛翔姿は 遠目にも 黒と白のコントラストが目立ちます。
腰から尾羽とお尻から下尾筒は白!
後方から見ても 黒い体に白い下半身がくっきり。
飛んでいる最中でも 一目で同族の仲間を視認して 繁殖相手を見つけやすいように
こんな斬新な夏羽姿に変身するのではないか??と勝手な想像を巡らせています。
翼をひろげた姿を背面から撮れました。
翼の前側も白!黒い体との対比が鮮やか。
太陽の光で銀色に輝いているように見えました。
ハジロクロハラアジサシの名の通り「羽白」を実感できました。
2019年5月撮影
前回の記事で紹介したアジサシの大群の中に一羽だけ違う種が。
冬羽姿のハジロクロハラアジサシでしょうか?
ベニアジサシの列に一羽だけ混じっていました。
ハジロクロハラアジサシの冬羽は夏羽と姿が一変します。
頭部から体下面は白く 頭はゴマ塩模様になるそうです。
「耳羽の黒色は縦長で耳当てをしているように見える」「白色部は後頚部へ入り込む」
野鳥図鑑に記載されている夏羽の特徴ですが、成長夏羽の写真が載っていませんでした。
幼鳥の第一回夏羽、第一回冬羽とも似て見えますが 翼の羽縁の色や模様が違うようにも見えます。
『決定版 日本の野鳥650』
参考にできる冬羽成鳥の写真が少なく、何より観察機会が圧倒的に足りないので私には年齢識別ができません。
ご意見、ご感想をお持ちの方はコメント欄にてお聞かせいただけるとありがたいです。
2018年8月撮影
「!あれ!?なんだお前?見慣れないヤツだな?どっから来た??」
「えええ~~?いやぁ~自分でもよくわからなくて、気がつけばここに・・・」
そんなアジサシたちの会話が聞こえてきそうな光景でした。
ハジロクロハラアジサシ(羽白黒腹鯵刺) White-winged Black Tern 全長約23㎝ 翼開長約65cm
チドリ目 カモメ科 クロハラアジサシ属
ベニアジサシ(紅鯵刺)Roseate Tern 全長33~38cm 翼開長72~80cm
チドリ目カモメ科アジサシ属
最後まで見ていただきありがとうございました。
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