世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

もすかう

2009年04月13日 | Weblog
もすかう


…癒される。


☆歌詞☆

もすかう
塩分 手 生えるんすか
爪を そっとポイ
帰りなさい

もすかう
ゴスペル 許せへん
出川 散歩 いや変
いんげん 崇拝

お酒 へっ へっ
変な事件さ
わたしゃ はっ はっ
春です

回り
STEP! STEP!
A4 100円な

おっさんボートで
へーこらほー

(HEY! HEY! HEY! HEY!)

もすかう もすかう
夢見る アンディさん
おっさんですか
シャアですか
おっほっほっほっほ
へい!

息子 息子
大事な一寸法師
なくしたりしたら大変よ
あっはっはっはっは
へい!

もすかう もすかう
指先 カーリーや
便所戦争 決戦だ
おっほっほっほっほ
ヘイ!

ムスカ ムスカ
とにかく あっかんべ
ピザ実質 3000円
あっはっはっはっは


もすかう
コイツって 完全体
すふぃーげるで
つぁーでっはい
うー ヴィーナス Cool

うぉうぉうぉうぉうぉうぉうぉ

もすかう
メガネ 仕入れ店
えー マジ いいでんねん
ハイスピーディー ブーン

お酒
屁っ 屁っ
変な リプレイさん

わたしゃ ハァ ハァ
春です

回り
STEP! STEP!
A4 テリーマン
お茶 棒出て 屁出ちゃうほー


(HEY! HEY! HEY! HEY!)


もすかう もすかう
夢見る アンディさん
おっさんですか
シャアですか
おっほっほっほっほ
へい!

息子 息子
大事な一寸法師
なくしたりしたら大変よ
あっはっはっはっは
へい!

もすかー
ラーララララララ ラーララララララ
オホホホホ
ヘイ!

もすかー
ラーララララララ ラーララララララ
アハハハハ

おーおーおー・・・


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桜が目にしみる

2009年04月12日 | Weblog
先日、母が「素晴らしかった」と言っていた山梨県北杜市の神代桜(じんだいざくら)を見に行った。

日本三大桜の一つである。
三春の滝桜は小学校卒業した春に見た。
母が我々子供3人を連れていってくれたんである。

日本三大桜、二本目制覇!

あと一本は岐阜の淡墨桜だそうな。


新宿からひたすら西に向かう。
本当は「ホリデービュー快速やまなし号」に乗るはずだったのに、千葉で人身事故が起こり、高尾駅で小淵沢行きに乗り換えるコースになってしまった。
密かに楽しみにしていたので、軽く憤る。

しかし、車窓の美しさに私の機嫌もすぐに直った。
甲斐大和駅のホームに沿うように桜が咲いているのを見たから。
少しの時間、停車した。
時折、風に吹かれた花びらが車内に入り込む。


やがて電車はもっと山奥へ。
山々にぽつぽつと淡い薄紅の斑点が見える。
山桜だ。
なんて可憐なんだろう。

勝沼ぶどう郷駅を通過。
一昨年の春に、母と妹と一緒に泊まった「ぶどうの丘」も見えた。
あの日を懐かしく思う。


春の甲府盆地。
胎内回帰というのだろうか。
尾道でもそうなのだが、山に抱かれる地形にいるとひどく落ち着く。
特に山梨はTHE盆地。
遠くに霞む山々の縁が、水墨画のように淡いラインを描いていて綺麗だ。

また桃の花も見事だった。
見渡す限り、ピンクの絨毯!


12:46、日野春駅到着。
長閑な場所である。


タクシーで神代桜がある実相寺へ。

私は作家・林真理子先生のファンである。
林先生は山梨県のご出身。
ここぞとばかり、タクシーの運転手さんに林真理子先生情報を聞き出す。

そうそう、今日の道連れ本は「葡萄が目にしみる」。
私の心のバイブルである。
高校時代の実力テスト(現国)で、本書の一部が使用されていた。
「読みたい!」と思い、その日の帰りに本屋で買ったものだ。
もう何度も読み返しているのでボロボロになってしまった。
主人公・乃里子の視線を通して物語は展開するんだが、そのイケていない青春期を送った女子独特の考え方に、私はたまらなく共感してしまう。


作品の冒頭は、乃里子が種無し葡萄を作るために葡萄一房をジベ液に浸けるシーンから始まる。
運転手さんとジベ液について熱く語った。
地元の人曰く、葡萄は種があったほうが美味しいのだそうだ。

実相寺、到着。
駐車場には観光バスが何台も停車していた。


まずは、水仙と桜の夢のコラボレーション。











樹齢2000年の桜。




2000年…。

花は正直言って少しくすんでいたが、でも幹のあたりのゴツゴツした感じにとても惹かれた。
2000年も前から私を待っていてくれたの?
ありがとう。
そう勝手に解釈すると途端に愛しさを感じてしまう。

この桜はずっとここにいて、日本の歴史を見てきたんである。
これってスゴいことではないだろうか。


散り始めの桜。
花びらが薄紅色の風に変化を遂げる度に歓声が上がった。



恐らく今年最後の桜見物になるだろう。
もう何回も桜にさようならを繰り返しているのに、どうしてこんなに切なくなるのだろうか。


さくらアイスクリームを食べた。
甘くて切ない味がした。
桜の花びらが降ってきて、アイスクリームにぺたっと着いた。
風流なり。


観光客は主に関西から来ていた人が多かったような気がする(話言葉から推測)。

さっきの運転手さんとまた遭遇。駅まで乗せてもらう。
「母が一昨日栃木からこちらに来たみたいで。絶賛していたんで私も来たんですよ」
そう言うと、ミラー越しの運転手さんは目を細めて、
「そうですかぁ。また来てくださいね。それから、年配者の言うことは聞いておいた方がいいって分かったでしょ?」
と言った。

「また来ます。さようなら」
と言い、お金を払って下車した。


日野原駅の給水塔。
煉瓦作りのレトロな造り。
蒸気機関車を走っていた頃に使用されていたらしい。



甲府駅下車。



ヤニ切れ状態だったので、駅前のタリーズで一服。

レジで売っていたクマに一目惚れ。
だって、私の顔を見てアッピールしてるんだもの。
素通りできず。
即買い。
名前はモモ。


この旅のもう一つの目的は「ほうとう」を食べることだ。
駅前通の小作に入店。
メニューには「熊肉ほうとう 3000円」があったが…見なかったことにしよう。うん。

かぼちゃほうとうを注文。

かぼちゃ、芋、白菜、にんじん、うどん、それらが入った鉄鍋のほうとうはボリューム満点。

熱いので30分ほどかけて完食。
店員さんたちの勢いある声が絶えず店内にこだましていて、清々しかった。


タイミング良く、16:48発の「ホリデービュー快速やまなし号」に乗れた。

2階の席をゲット。
見晴らし、良好。
そうそう、これに乗りたかったのである。
新宿まで乗換えがないので楽チンであるし、2階席から見る景色も良い。

今年最後の桜を満喫できた小旅行だった。
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春の一日

2009年04月11日 | Weblog
夕方、荒川沿いの堤防を散歩した。

桜は無惨にも散ってしまっていた。


ここでお花見をすることは9年前からの夢であった。
今年こそは絶対にここで桜を愛でるぞ!と思っていたんだが、今年は桜のちょうど良い時期に祖母の一回忌があり、見逃してしまった。
来年こそは…。




しかし、堤防沿いの夕日はとても綺麗だった。








これからは八重桜の時期。
これが散ったら、季節は初夏だ。

そうこうしていると、某マイミクさんからお電話。

お友だちの結婚式があり(しかも純日本風の結婚式だったそうだ)、北陸から東京に来ているとのこと。
急遽飲むことになった。

吉熊ブログをきっかけにして出会えた仲である。
あの日、彼が私の日記を読んで興味を示さなければ、我々は知り合わなかった。
人の縁って不思議である。

既に2回ほど彼と飲んだことがあるが、真面目で素晴らしい美意識をお持ちの殿方である。
専門的な知識も深く広い。

池袋のアイリッシュパブで乾杯。
ここ、10年振りに来たんだが、相変わらず客が少ない。そして外人率高し。




ビールはあまり好きではないが、アイリッシュビールは好き。
クリーミィーでソフトな泡がたまらん。

格差社会、山梨のリゾナーレのことなどを話していたらあっという間に二時間半が経過していた。

良いお酒が飲めた。

酔った頭で、ブログ上の私とリアルの私、どのぐらい違うのだろうかと考えた。
実際のところ、どうなのだろう。
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リフレッシュ

2009年04月11日 | Weblog
4/10(金)
後輩男子タイスケくんに誘われ、昼休みに公園へお花見に行った。
二人の弾けっぷりといったら…。
もうすっかり童のように園内の遊具で遊びまくった。






程好く汗をかき、リフレッシュできた。

肝心な花はもう殆どが散ってしまっていた。
また来年、どんな気持ちで桜を眺めているのだろうか。

退社後、青春きっぷを駆使し、山梨へ日帰り旅行に行っている母親からメールが入った。
「会うかい?」
とのこと。
妹も誘ったのであるが、徹夜で来られず。残念。
前回同様、私の最寄り駅構内にある居酒屋で飲んだ。
母…生姜焼き定食
私…ざる蕎麦
そのほか、エイヒレ、たこ焼き、もつ煮を頼んだ。

もつ煮を皿に分ける際の母。

ビール(大ジョッキ)を除ければ良いのに、なぜか抱くように腕内に…。
母性の成せる技なのだろうか。不思議である。


先日、法事で会ったばかりなのに、話が次から次へと出てくる。
通勤快速で帰る母を見送り、少し寂しい気持ちになった。

しかし、すっかりほろ酔いになった私は、帰宅後、バタンQ。
マイスリーを飲まないで眠れたのは久しぶりだ。
化粧を落とさないで寝たのも…。

点けっぱなしのテレビで「サラリーマンNEO」が放送されていたような気がするが、あれは夢だったんだろうか。
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春の月

2009年04月09日 | Weblog
今宵、満月。

強烈な月光のせいだろうか。
夜空が僅かに蒼い。

月が纏ったクレーターの模様、今宵は濃く見える。
月面から伸びる光の色も、虹のそれと同じぐらい鮮やかだ。

ベランダで、もう少し月夜を楽しんでから、布団に入ろう。
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秒速5センチメートル

2009年04月09日 | Weblog
ねぇ、秒速5センチなんだって。
桜の花の落ちるスピード。
秒速5センチメートル。

会社に隣接している公園の桜も、いよいよ散り始めた。

「嗚呼、この花は秒速5センチメートルで落下しているのね」
と、しみじみと見てしまう。
私の大好きな映画「秒速5センチメートル」を思い出しながら。

風が通り抜ける度に舞う桜の花びら。

そのスピードと生きるスピードを上手く絡ませた本作品。
昨年、初めて観たときから虜になってしまった(当時の感想はこちら)

美しい音楽も緻密な描写も。
ストーリーも、全て大好きだ。

本当。
どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか…である。

自分にとっての「きみ」とは?

そりゃ、31年も生きていれば、色々と無いようで実はあるんである。

過去の話は、掘り起こそうとすれば色々とあるんだが、掘り起こしたものを元の位置にスムーズに埋めることができるかどうか。
定かではないので、とりあえず、思い出は地中深くに埋没させておこう。

でも、干物女の私もたまにトキメキたいときもあるわけで。

そんなときに、この「秒速5センチメートル」を観て、ひたすら浸るんである。


秒速5センチメートル 予告編 
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巣立ち

2009年04月08日 | Weblog
午後、新卒たちが各店舗に旅立っていった。

桜の降る中。

決して心象描写ではなく、実際に散り始めの桜の中を彼らは巣立っていった。

制服の試着の時に、仲良くなった新卒の子たちがいた。
関西から来ている子たちだ。

以前、無計画に大阪に行ったとき、泊まる場所が無かった私は、健康サウナで一泊したことがあった。
サウナの喫煙所でのおばちゃんたちの会話がそのまんま漫才だったのを思い出すぐらい、その子たちの会話はやはり関西独特で面白かった。
別に聞き耳を立てていたわけではないんだが、つい笑ってしまった私。

「普段からこんな会話しとるんですよ」
と言っていた。

「母に送りたいので、制服姿で写メを撮ってください」
とせがまれて、こっそりと撮影してあげた。

今日の巣立ちの際、もう一度、関西たちの子たちとすれ違った。

桜の降る中を走ってきた。

「もう一度、〇〇主任(私)に会いたかったです。2ヶ月後の研修でもまた会いたいです。明日から制服着て頑張ります!」
と聞きなれないイントネーションで話す彼女たち。


違う。
違うのよ。
私なんて。
全然ダメなの。
包装できないしレジもマトモに教えられなかったの。
研修の講師なんて、嫌々やってたの。
「なんで私が?」って、いつも腹の底で思っていたの。
そういう女なの。
ごめんね。


彼女たちのまっすぐな瞳を直視できず、ちょっと涙ぐみそうになった。

握手をしてさよならをした。

夕方。
書類を作成する傍ら、
「関西組の新幹線は大阪に到着しただろうか」
と、気になった。


桜はもうすぐ散ってしまう。
でも、私の胸の中には枯れない花が確実に咲いたもよう。
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キリキリとした心が…

2009年04月07日 | Weblog
心療内科デー。

今日は仕事が忙しくて行けないかと思った。
しかし同僚たちの理解を得て、18時過ぎに退社をすることができた。

「少々遅れるんですが」
と心療内科の受付に電話をした。
「場合によっては受付できないかもしれません」
と冷たく言われて凹む。
病気を治したければ残業するなという意味だろうか。
駅までダッシュしながら、悲しくて少し泣いた。
もう嫌。

駅から心療内科までティッシュ配りやチラシ配りの人をウザく感じた。
「急いでるんだよ!」
と怒鳴りつける衝動を抑えるのに必死だった。

はぁはぁ…と息を切らしながら病院のエレベーターに乗り込む。

時間を過ぎると停止してしまうこのエレベーターだが、今日は奇跡的に稼働していた。
そんな小さなことで救われた気がした。

待ち時間は40分。

今日は疲れていたので読書は無し。
吉熊持参だったので、ひたすら隅の席に座り、吉熊を見ていた。

よく見たら、吉熊、…汚れてんのな?
お風呂に入ろうね、近々。

名前を呼ばれ、診察室に入場。
クマ医師は、やたら機嫌が良さそうだった。
って、私が医者を観察してどうする…。

ここ最近の多忙っぷりと、個人的なイザコザを話した。
クマ医師は悩んでしまい、暫く電子カルテとにらめっこを開始。
フリーズ。

私は握りしめた吉熊に視線を落としていた。
クマ医師を惑わせてしまった…。
精神医学を結集させても、一人の人間の考え方を直すのって、こんなにも大変なことなんだと改めて思った。

クマ医師は私の新卒研修講師(レジとラッピング)を非常に心配をしていたらしい。
「どうでした?」
と、私の顔を覗き込むように尋ねた。

「分からないことを訊かれて苦悩しました」
と言ったら
「販売職を離れて長いんですし、仕方ないですよね」
と言った。

話が分かるクマ医師である。


前回いきなり浮上したパキシルの減薬は、保留。
無かったことにしましょう、という話の流れになり、一先ず安心。
正直、今、パキシルを取り上げられたら、私は生きていけないかもしれない。


それにしても、クマ医師は優しい。
ボロボロになった私をクマのような眼差しであたたかく包んでくれる。

キリキリと音を立てていた心が、クマ医師の診察で少しだけ緩んだ気がした。


薬事変更無し。

薬局で薬を待つ間。
待ちきれない様子の吉熊。
「まだぁ~?」

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2009年・桜

2009年04月07日 | Weblog
お昼休み。



今日も公園で花見をした。
少しでも強く、桜を目に焼き付けておきたい。









そして今日もブランコを精一杯漕いだ。
青空と桜に吸い込まれてしまうほど、強く。

2009年の春は、今までに類を見ないほど、桜を堪能できた。
あと数日すれば散ってしまう桜。
「堪能できた」
と言いつつも、やはり惜しい。

この時期が永遠に続けば良いのに。



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元気の源

2009年04月07日 | Weblog
私の元気の源、それはマネキュアである。
指先から元気を貰う。

ラメネイルで明日からも頑張ろう。
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花は散るらん

2009年04月06日 | Weblog
残業のあと、後輩男子タイスケくんと一緒に帰った。

産婦人科から伸びた桜と、道を挟んだ民家から伸びた桜が絡み合い、桜のトンネルができている道がある。
ライトアップされていて、とっても綺麗だ。



タイスケくんのシルエット。






タイスケくんと別れたあと、喫茶店で一服をし、自宅近くの公園へ行った。

ここも桜が満開。


月と桜を見ていたら、何やら雅な気分に…。


ああ。
十二単を着て、夜な夜な歌を詠んで暮らしたい。

風流に生きたい。
今のせかせかした生活は一体なんなんだろう。

そうだ。
私は生まれてくる時代を間違えたんだ。
ざっと1200年ぐらい前の貴族に生まれてくるはずだったんである、私は。

本来ならば、熊大納言様に仕える身だったのに。
なんで平成の世でOLをやってんだ。

鼻息荒く妄想する。

そんな私に、ほら、…花は散るらん。
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ラッピン、グ~

2009年04月06日 | Weblog
ついに…新卒研修講師をする日がキター!
新卒にレジの操作方法とラッピングの方法を伝授するんである。

昨日は法事で疲れていたのにもかかわらず、緊張してあまり眠れなかった。
予期不安が辛かったので、ソラナックス投入。

昼休み、あまりにも現実逃避をしたかったんだか…後輩男子タイスケくんを公園に引き連れて花見をした。


久々に公園でブランコを漕いだ。

あまりにも高く漕ぎすぎて、青空に溶け込んでいきそうだった。
このままどこか遠くへ行ってしまいたい…。

私の抱える新卒は約10人×2グループ。
教える会場まで彼らを引率するんだが、私の後をひょっこひょっこ着いてくる姿に異常なほどの愛を感じてしまった。

可愛い。
可愛いすぎる~。


1つめのグループには、緊張のあまり、ボソボソ話してしまい…撃沈。
あの子たち、ちゃんと理解してくれたのかな。
…落胆。

2つめのグループに教える際には余裕が出てきた。
まずは私が見本を見せて、彼ら一人一人にレジを打たせてみる。
「次はどのボタンを押すのかなぁ~?」
彼らの側に寄り添い、手取り足取り教えた。

ああ、今、私ったら後輩を教えてる~!
気分は二十四の瞳よ~。


…ここは小豆島~!
小さな学校なのよ~!
私は女教師~!

という妄想も伴い、見事に演じきった。
明日にでもアカデミー賞をゲットできっかも。

次はラッピング。

女教師・亮子は

「ラッピン、グ~」
と某芸人の真似をした。
しかし、真面目な新卒は誰も笑ってくれなかった。

しゅん…。

先ほど同様、まずは手本を見せ、
「あとはカラダで覚えてね」
と、包装紙と箱を彼らに渡して自主学習をさせた。

一度使った包装用紙を大事そうに鞄に入れ、
「家で復習してきます」
と言った子がいた。

なんて良い子なのぉ~!

またしても私の中で愛が芽生えた。

二十四の瞳、再び。

「分からない人いますかぁ?」
と、彼らの周囲を巡回し、徹底指導。

どの子も私が新卒のときよりも、明らかに鮮やかにラッピングをしていた。

終わったあとは
「ありがとうございましたッ!」
と言われ、照れた。

あとは店で指導されてくれ。
がんがれ、新入社員。

そんなこんなで終了。

濃密な一日だった。
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法要と桜

2009年04月05日 | Weblog
妹が朝の電車で帰省。
昨晩は横浜でミスチルのライブに行っていたらしい。


朝、喪服と真珠のネックレスで完全武装。

祖母の法事のため、隣町の石橋のお寺に行く。
何人かの親戚は既に到着していた。

20代の頃までは、こういう会に出席すると必ず、
「イイ人いないのか?」
と尋問されたんだが、30歳を過ぎたあたりから、誰も何も言ってこなくなった。
元々親戚では影の薄い存在だったのだが、ここへきて、一層目立たなくなったと思う。
歳を重ねるのも満更悪いことばかりではないと、こういうときによく思う。
老いた娘を演じるのは苦ではない。

春の柔らかな光が本堂に注いでいて、なんとも清らかな時間が流れた。

お坊さんの読経のあとは講話。

「今はとても幸せな時代です」
みたいなことを話していた。
お坊さんは話が大変上手く、北朝鮮のミサイルなどの時事ネタを然り気無く講話に取り入れていた。

お墓参りのあと、割烹料理店、鈴香和にて食事を堪能した。
この親戚一族は、宴会になると一人一言づつ語るのが定番となっている。
今日は祖母の一周忌ということなので、みなひたすら祖母に因んだエピソードをスピーチしていた。


マイミクである従兄弟のダッポコさんの話が面白かった。

昔、我が家で火遊びをしていたダッポコ少年。
怒った祖母に叩かれたらしい。
生前、祖母は春の日和のように穏やかな人であったのに。
13人いる孫の中で、祖母に叩かれたのは、恐らく自分だけだろうという感想でスピーチをクロージングした。

そんなダッポコさんも10月には父親になる。
不思議な気分だ。
妻のTAREZOさん(マイミク)は数少ない吉熊のファン。
良かったね、吉熊。
ステキなご夫婦である。

「次は〇○家の長女、いってみよう」
という父の前振りに、前へ進む私。

私は、中学時代に生徒手帳を紛失したときの話をした。
雨の中、祖母は一緒に近所を探してくれたんである。
煙る雨の中に浮かぶ、祖母の丸まった腰を思い出す。


妹は、祖母の話をしながら泣いていた。
親戚一同、涙。
こういう上手い演出を私は昔から妹に持っていかれていた。

そんなこんなでお開き。
次回は祖母の三回忌と祖父の二十七回忌だってお。

帰宅し、少し休んでから妹と散歩に出掛けた。
我々が卒業した雀宮中学校。

桜が満開だった。
桜の花と誰もいない夕日の射すグランドという絶好のシチュエーションに、センチメンタルな気持ちになる我々姉妹。
中学時代、好きな人の時間割を把握し、「この休み時間はあの廊下で待ち伏せていれば姿を目撃できる」と騒いでいた自分。
若かった。
そう、あの頃の方が恋愛していた。
純粋だったからかもしれない。
今なんて、なんか、こう…オッサンだし…。

ここへ来ると当時の私と会える気がする。


















あと何回、桜を見ることができるか分からないけれども、その年ごとに咲く桜を愛でる気持ちの余裕は持っていたいと思う。

お袋の味ともいうべき、カツオだしのうどんを食べ、19時過ぎに雀宮駅を出発。


明日からも仕事。
怒涛の一週間を乗り越えよう。

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桜列車

2009年04月04日 | Weblog
明日開催される父方の祖母の一回忌出席のため、夕方の電車で実家に帰省。

祖母が亡くなってからもうすぐ一年だ。早い。
桜が散ったあと、昨年4月14日。
祖母は娘たちの手を握りながら95年の生涯を閉じた。


都内某所から雀宮駅まで一時間半、電車に揺られる。

車窓に時々薄紅の色が流れていく。
その度に心が踊る。
特に古河駅の脇に咲く桜並木が綺麗だった。
線路沿いに幾つもの桜が続いている。


実家に着くと栄養価の高い食事が用意されていた。
母は、私の帰省の度に、焼餃子と翌朝用のメロンパンを用意していてくれる。
そういう姿を見ると、やはり親なんだと思う。

ありがたい。


さて、明日は微妙に早く起きなくてはならない。

寝るか。
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白鳥由栄

2009年04月04日 | Weblog
白鳥由栄の特集をテレビで観た。

小さい頃、もう20年以上前に、この人のドラマを家族で観たことがある。
あれからずっと脱獄という言葉を聞くと彼を思い出していたが、今日やっと名前が判明した。

脱獄王・白鳥由栄(しらとりよしえ)。

4箇所の刑務所を脱獄した人である。

それも、スゴい執念で。

鉄格子を味噌汁で錆び付かせて壊したり、3メートル上にある天井の天窓まで登ったり。
床に穴を掘って塀の外の地上へ貫通させるなど…やることが緻密なんだか大胆なんだかよくわからない。

脱獄するために、入念な筋力トレーニングをしていたらしい。
ちょっとしたアスリートではないか。

でも彼は自身の身柄の自由のために脱獄を犯したのではない。
人権なんてない悲惨な囚人生活への抗議のために脱獄を繰り返していたのである。

秋田刑務所を脱獄したあと、府中刑務所でお世話になった小林主任の元を訪ね、不条理な囚人生活を涙ながらに訴えたという。

白鳥由栄は、結局、頭が良い人だったのだと思う。
罪を犯して脱獄するなんて、しないに越したことはない。
むしろ許されないことだ。
でも私は彼を尊敬せずにはいられない。
私は仕事でも何でも無理だと分かるとすぐに諦めてしまう。
粘り強さの欠片もない。
第3の方法を粘り強く導き出すことができないのである。

その点、白鳥由栄は、「人間が作ったものに壊せないものはない」という哲学を持ち、「脱獄」という目標を達成するために一途になれた。
それだけで私なんかは「スゴいなあ」と思ってしまう。

だいたい鉄格子に味噌汁を塗って朽ちさせるとか、桶の側面にある金属を剥がしてノコギリを作るとか、そういう発想を白鳥由栄は誰から教わったんだろうか。
知恵を熟成させ、粘り強く目的を達成させる様子は、ぼんやりと生きている私に大きな刺激を与えた。
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