旅行で長期不在になると心配なのが野菜や花の水やりです。
錆鉄人はこれまでいろんな自動給水に取り組んできました。
1.ペットボトルのキャップに穴を開けて土に差し込んでおく
2.バケツからロープの毛細管現象を利用して給水させる
3.ホースに穴を開け、電磁弁と24時間タイマーで自動給水させる
4.スプリンクラーを畑の数か所に設置し、電磁弁と24時間タイマーで自動給水させる
この時期なので、畑やプランターは自然の雨でほぼ大丈夫としても、
問題は防獣ハウスの中の野菜たちです。
といっても長期遠征が決まっていたので、植えてあるのはナス2本にキュウリ2本だけですが・・・
愛情深い錆鉄人は彼らを何とか助けてあげたいと考え、自動給水装置の購入を検討しました。
上記の(3)で防獣ハウスの中は給水可能だったのですが・・・電磁弁が故障してしまっていたからです。
検討に次ぐ検討で買ったのはこれ
勿論、検討したのは「値段」ですが・・・
電池式タイマー給水装置、25mチューブ、給水ノズルが付いて3,999円と格安!
(最近、品質向上が著しい中華製品です)
とは言え、98円で買った苗4本合計392円の為に3,999円使うなんて・・・
まずは単4電池を2本セットするのですが・・・
引き出すと・・・
はんだ付けしたリード線の保護の為にケースの穴を通しているので、
電池を入れて差し込む時にリード線をうまく処理する必要がありますが、合理的といえば合理的
ネジ部にOリングがあるのは、蓋をねじ込んで防水する為ですが、
設定ツマミ部分や電池ケース部分を蓋だけで「安く」防水する合理的な設計です。
(日本製品だと電池は後ろから・・・みたいな固定観念で防水だけでもコストがかかっている事が多いのですが・・・)
給水の設定に関しても、デジタル表示じゃなくダイヤルによる設定は、コストを下げると言うよりも使い易くしているような・・・
なかなか!
という事で、バーベキューハウスの流し台の蛇口に取り付けました。
イヤー!水が漏れて漏れて・・・何度か錆鉄人の馬鹿力で締め直して漏れをシャットアウト!
防獣ハウスまでは約20m
T型の分流弁(弁はないけど)でホースをつなぎ、一方はホースの先に給水ノズルを取り付けます。
チューブ内径が細いので、チューブを差し込むだけで抜けない、これも合理的!
(その分、水量は僅かですが給水時間を長くすれば補えます。)
赤いノズル部分を締め込むと出る水量が少なくなり、完全に締めれば水は出ません。
ノズルの水量調整は「ON」にして行えます。
給水時間の設定は12時間毎に5分でセットして様子を見る事にしました。
翌朝みると・・・まあこれ位でいいんじゃないのという濡れ具合
これにて一件落着!
と思っていたのですが・・・
昼頃でした。
「キャー!」
天女の悲痛な叫び声が・・・
愛妻家の錆鉄人が飛んで行くと、蛇口から給水装置が外れて水が噴出しています。
(何故、天女はすぐに蛇口を締めなかったのか?)
抜けないように給水装置をロープで固定しようとしていたのですが・・・
あれれ!蛇口のパイプを外せば給水装置をねじ込んで固定出来るじゃん!
なぜ、今まで気が付かなかったのか・・・
という事で、パイプを外し、ネジ部に付属のシールテープを巻きねじ込みましたが・・・
クチコミに書いてあったように水漏れが止まりません。
かつて機会を設計して組み立てていた時は、700kg/㎠の油圧でも漏れなく装置を組み立てていたのですが・・・
まずは付属のシールテープの品質が問題と思い、持っていた国産のシールテープを巻きなおし・・・
締め込むと漏れは少なくなり、さらに増し締めしたら漏れを完全にシャットアウト!
いやー、中華製品恐るべし!
今まで買ったものは「すべて」使うほうの技術と工夫、一部手直しが必要だったりしましたが、ちゃんと使えます!
日本が忘れた「安くて使えるもの」が
日本の「高くて使えるもの」を駆逐するのは時間の問題だと思いました。
出発1日前から遠足病の錆鉄人は3時半に目が覚めてしまい・・・時間つぶしにこれを書いていました)