ニューヴァージョン!

2005年09月28日 | 介護日記 -
父のために、電気毛布(敷き用)を出してきた。
ふかふかの掛毛布は数日前から出してあるが、これで完璧な(冬用)寝具セットが完了した。
ついこの間まで扇風機やクーラーを使っていたのに・・・
今は~もう秋~♪ 
すっかり~秋だから、来るべき冬将軍に向けての準備だ。

これまで父の布団カバーとシーツは、白色がメインで、時おりベージュを使用していた。
排泄の失敗や手足元の狂いなどから、布団カバー・シーツ・足元のマット等は(ほとんど毎日のように)交換している。この数週間は、ほぼ連日の決まりごとになっている。
そういう状況の中では、とにかく「白」は汚れが目立って分かりやすい。
うすいベージュも同様で、すぐに見つけやすいので、本人の自尊心を傷つける前に、てきぱきと行動が起こせるのだ。
とにかく、清潔な印象を与える白は、見ていても気持ちがいい。
だから、いつもそれが定番になっていた。

しかし、今日は、いつもと違うことをしてみた。
何か言われるかなぁ~と思ったが、とりあえず試してみた。

初めて「ピンク色の布団カバー」にしてみたのである。
とても鮮やかで、かわいいピンク色である。
冬用のぽかぽかした肌さわりの布で、何か言われたら“それを理由にしよう”と(笑)。

父は、一言・・・
 
 「ええなぁ~~」

     そうかぁ、ええんかぁ~!? ホンマに、ええの?
     良かった、良かった。

思い起こせば、この「ぴんく」の布団カバーは、母が送ってくれたものである。
一人暮らしを始めて間もなくの頃、宅急便で送ってくれたものなのだ。
母はピンク色が大好きで、洋服にもピンク系が多かったみたいだ。
かつての私は、ピンク色よりも“ビビットな色味”や“シックなテキスタイル柄”を好むタイプで、
このカバーも使わないまま何年も押入れの中にしまってあったのだ。

ピンクの布団にくるまって、すやすやと寝ている父は、なんとなく笑みを誘う。
年齢や性別に関係なく、マッチしているのが、何とも不思議である。

それに、やっぱり“優しい色”なんだね・・・ピンクって。

部屋の中が、若干明るくなったような印象がした。
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