ニコンの結構最新型に近いS50というコンデジを入手した。電源が入らないトラブルのジャンク。先日このブログで文句を言っていたS7のロータリーと十字入力は統合されロータリーダイヤルが十字入力も兼ねるように改良されていた。しかしボディーが小型化されたのに伴い背面全体がプラスチック化され少し華奢な印象となる。否、正確にはS7でもプラスチックではあったのだけれどプラの材質と表面処理が変更となり指紋で汚れやすくなり強度面でもギシギシと立て付けが悪くなった。S7ではACアダプターの接続で本体でのバッテリーの充電も出来たのだが、この機種では充電機能は削除されてしまった。レンズもS7の5.8-17.4mmから6.3-18.9mmへと望遠側にシフトしてしまい、S7ではEDレンズであったのがそれも無くなってしまう。S7は電子VR方式であったのがS50ではレンズシフト方式のVR補正したことによるコストアップのしわ寄せが他のスペックに及んだのかも知れない。内部はというとSONYのコンデジに比べノイズ対策が真剣に取り組まれていて好印象。小さな銅プレートで各部へのGND処理も抜かりがない。マンマシンインターフェースや製品コンセプトでは鈍くさい一面も見せているが、こと内部設計に関しては流石ニコンと関心する。肝心の電源トラブルも原因を見つけ修理。ちょっとお粗末な理由だったのでニコンさんの名誉のためにもここでは公表しないでおく。余計な機能はコストを上げてトラブルを生む原因となるんですよねニコンさん。
Nikon S50
Nikon S50