ロードバイクで使っていたウィール一式をクロスに転用したのは前回までの経緯。同じ700Cのタイヤサイズだがリア側のハブ幅がクロスは135mmありロードより5mm広い。フレームの柔軟性を利用して締め付けてしまえばはめることはできる。しかし常にフレームには無理なテンションがかかっていることになり溶接部などの破断断裂が心配。本来であればハブシャフトを交換してしまえば良い話だけれど、使っていたハブはMAVICのシールドベアリングゆえ簡単な交換は困難。そこで応急処置ではあるが「ハブアダプター」なるものを使ってみた。アルミの削りだし部品でハブを5mmエクステンドするもの。被せるだけの簡単構造だが、クイックリリースシャフトを通して締め付け固定するので強度的な心配はそれほどない。しかしタイヤのセンターは2.5mm右寄りになってしまうのでディレーラーやブレーキの再調整は必須となる。加えてオフセット調整しないとスポークへの負荷がかかるとのプロからのご指摘もいただいた。2.5mmは大きなズレなので近いうちオフセット調整に出すとしよう。もしくはシールドベアリング交換がてらシャフト交換のほうがすっきりするか。
スポークテンションの解説