Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

1 NIKKOR 11-27.5mm 1:3.5-5.6 レンズエラー修理

2019年07月01日 | 修理・工作・技術
マウントアダプターのチップ移植用ドナーとして入手したジャンクレンズ。Nikon J2用の11-27.5mmレンズだったが状態は良かったので修理することにした。前回の検証と同じく全分解。絞り駆動用モーターのφ2mmピニオンギアを新品に交換する。故障の原因となったギアは歯が変形しクラックも入っていた。ズームで移動する2群の光学系ユニットと内部鏡胴、外側の鏡胴をパズルのように組み戻していく。バネを抑え込んでガイドピンをレールに収めたり、沈胴のロックバネ、それにエンコーダー部のブラシやフレキシブル基板など気を遣う箇所は多い。闇雲に分解すれば組み戻しに往生するところだ。幸いなことに光学系自体は分解せずに済んだので面倒は無かった。全てを元に組み上げてレンズをボディーにセットする。ロックを解除し沈胴を伸ばすと電源が入り液晶に画が出る。故障中はブラックアウトのままレンズエラーとなっていた。AFや絞り制御も正常に動作するを確認。これにて修理完了。梅雨真っただ中で連日の悪天候だが晴れ間を見つけて試写してみようと思う。評判よろしくない10-30mmとの違いに期待。
コメント (3)
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