S-TRAINでGO!
12月28日に仕事納めをして翌日からプチ旅行。横浜駅から西武鉄道のS-TRAINを予約。みなとみらい線、東横線、東京メトロ副都心線、西武有楽町線、池袋線、秩父線と渡って西武秩父駅まで特別急行で走る。乗車券の他に1060円の指定券が必要。途中8か所の駅に停車するがあとはノンストップ。停車駅では1車両あたり片側4枚扉だが1か所しか扉の開閉はなくあとは3枚は締め切りとなる。ホームドアもそれに連動して1車両1か所だけの開閉が行われる。走行区間最後の飯能駅から西武秩父間はスイッチバックのように車両の進行方向が逆転する。クロスシート座席は乗客が手動で回転させることができる。横浜から秩父までの所要時間は2時間ほど。リクライニングはできないが2人掛けシートは快適。何より通勤路線をノンストップで通過していく様は痛快。西武池袋線には丸々デザインの特急ラビューも運行しているが西武40000系0番台もなかなかに快適。座席指定はネットから好きな空席を選べるが、扉に面した前後座席は仕切りがあり足元が狭い。配列中央の座席がお勧め。快適な移動は良かったが秩父はめぼしい観光地が少な目。初日は秩父神社を参拝し厄除けのご祈祷をしてもらう。人生最後の本厄だった年末になってのお祓いとなった。後厄でのお祓いもあるのでそれも兼ねていた。ご祈祷は自分ひとりだったので妻も同行を許されご神殿に上がらせてもらえた。帰りにお札やお守り、手ぬぐいを授かる。
西武秩父駅
西武秩父駅から番場通り商店街を歩く
秩父神社
厄払いを済ませ秩父の町を散策。町の風景は完全に昭和のままでとまっていた。道の駅で買い物をして古い商人宿だった秩父館などを見学。あまり詳しくないが秩父は最近のアニメの舞台にもなっているようで聖地が点在するようだ。年末ということもあり主な観光施設や川下り、くだもの農園の多くはお休みだった。早めにホテルへチェックインしてまったり過ごす。
秩父館で甘酒をいただく
つげ義春の漫画に出てきそうな商人宿
ホテルから秩父の町が一望できた
秩父鉄道 秩父駅前 昭和30年代の景色
デキ300形電気機関車 (1967年製)
珍しい車が次々くるので休憩していられない
長瀞駅
昭和の風景があちこちに
二日目は秩父鉄道で秩父駅から長瀞駅まで移動。宝登山ロープウェイで山頂の宝登山小動物公園を見物。手作り感のある園内はアップダウンがあり大きなサル山がメインの設え。買い求めたサツマイモの欠片を猿山に突き出した橋の上から投げ入れるのだけれどサルが奪い合って喧嘩となり心が痛んだ。子ザルを連れた親子などにイモをあげるのだけれど其れを先読みしている大きなサルが目ざとく横取りしていく。なんとも殺伐とした光景だった。
昭和36年製「もんきー」「ばんび」
東急大井町線とか
元は都営三田線6000形とか
宝登山を下り西部秩父駅まで戻り帰りのS-TRAINまで食事などをして過ごす。本来、秩父といえば三峰神社が有名なのだが路線バスで片道70分の移動など一日がかりになることから今回は見合わせた次第。帰りの列車は酔っ払いが全席指定を知らず乗り込んできたり、検札から隠れて乗車する客が多く車掌さんは大忙し。普段の年末なら妻は年越し蕎麦やおせちの仕込みで大忙しのところ、一泊旅行ですべてを見送りにした。たまには骨休めしてもらう。
秩父名物は味噌豚丼とポテくまくんまるけだった。
駅前には武甲山が聳え立つ。
主幹産業セメント原料の石灰石採掘武甲鉱山からは削り取られた砂塵が舞うのが見える
長瀞駅には2007年に訪れ蒸気機関車と川下りを満喫していた
今回は鉄分の多い画像ばかりでしっつれいいたしました。