
京都帰省で伏見方面に用事がありそのついでに伏見稲荷大社を参拝。そして参道の京阪伏見稲荷駅前の「刃物フルタ」さんをのぞく。店長さんは砥ぎ仕事の手をとめて砥石についていろいろとご説明いただく。折角なのでお店のショーウインドにあった天然三河・名倉を購入。たいへん丁寧に梱包していただく。横浜に帰り早速砥ぎに使ってみた。中研ぎを終えた包丁の仕上げ砥ぎで硬度の高い天然砥石に名倉をあてて墨を擦るように砥ぎ汁を溜める。結構簡単に砥ぎ汁が出てくる。少し時間をかければ濃度も濃く粘りも出る。はたして仕上げ砥ぎではこの砥ぎ汁が潤滑となり砥石への刃あたり滑りも良くなる。何より砥げている手応えを感じる。今までより時間もかからず仕上げ作業が捗った。これは今後の刃物砥ぎに重宝しそう、良い買い物だった。作業の最後はダイヤモンド砥石で砥石の面直しもやっておく。
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