ひとり徹夜して撮影したタイトル画像
禁断の鉄道模型をポチってしまた。2000年に会社の経費で一生分の鉄道模型のジオラマを作らせてもらったのでもう鉄道模型には手を出すまいと誓ったあの夏の日。ユザワヤの模型売り場で大人買いを越える棚買いをした。線路幅9mmのNゲージ模型先頭車輛にNECさん製作の超小型カメラを積んでレンツのデジタル制御で運転席からの展望画像を見ながら運転するシステム。映像信号はGHz帯域で送信。力行、蛇行、制動のリアルな運転曲線を再現。それを4路線4ターミナルで同時運転。ついでに新幹線も走らせ、各所に埋め込んだ中継カメラ画像をスイッチャーで切り替え100インチプロジェクターに投影。巨大な筐体輸送にはエアサス装備の精密機器輸送トラックをチャーターしてもらった。今でこそプラレールにもカメラ搭載の玩具があるがその先駆けを四半世紀前に作ったというお話。
同僚に手伝ってもらってなんとか夏のゲームショー出展に間に合った鉄道模型ジオラマ
Nゲージ模型の先頭車輛カメラ画像を見ながら運転する
ドイツ出張で商談に訪れたレンツ本社(鉄道模型会社)
話が逸れたが今回買った模型はNゲージ(Bトレイン)のEB10。型式からもわかる通り架空の2軸の釜(電気機関車)。幼稚園の頃から遊んでいたカツミのOゲージ電気機関車のミニチュア版。Oゲージとは線路幅32mmで3線レール。中央線と外側線路間に交流を流し車輛を走らせる。モーターは低く唸り車輪から火花が散る。
BトレインのNゲージ化
「電車でGO!」タイトル画像に使ったカツミのOゲージ模型(奥)
顔はマンモス機EH10(クマバチ)に似ている
このOゲージのEB10電気機関車は「電車でGO!」のゲームタイトル画像にも使った。ゲーム製作もマスター提出前の佳境を迎えゲーム本編は完成すれど先送りしてきたタイトル画面を徹夜で仕上げていた。会社デスクの上を片付け背景幕をかけて模型を置いて三脚を立てニコンF4Sでリバーサル撮影。撮影が終わる頃には日付も変わっていた。60年前に販売されたこのEB10が今も忘れられずにNゲージで再現されているのって、もしやワシも一役かってる?
スゴイお話しですね。😄
コメントいただきありがとうございます。
EB10ですがカツミからHOゲージも売られていたようです。
鉄道模型では小学生時代にHOゲージでリマ(イタリア)も走らせていました。どのせいか映画「カサンドラクロス」にはコーフンいたしました。