Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

タイマーSW

2010年07月03日 | 修理・工作・技術
風呂場とトイレの換気扇は三路スイッチになっているのだが、片方のスイッチを60分タイマー式にしている。交換してから既に10年以上経つが毎日のように使ってきた。最近タイマーの動きが渋くなってきた。内部はメカ式の発条とガバナー(調速機)なので単純な油切れ。早速分解してみたところガバナーは本格的な金属ギアで真鍮のベースプレートに収まり、埃が入らないようにシールドまでされていた。この部分の洗浄と注油は程なく終えるも、一旦分解した端子部とロッカスイッチがバラバラになってしまう。ロッカスイッチはスプリングに差し込まれた開閉接点端子まで転げ落ちる始末。本来こういうSWボックスは分解するところではなく消耗すればユニット交換が基本なのだ。面倒な組み立てを諦めDIYで同等品を探す。しかしメカ式のタイマーユニットは去年でディスコンとなり棚から消えていた。電気式タイマーユニットも売られているがワイドシリーズに変更したらしくスイッチプレートごと全てを買い直すことになる。買い直せば6000円ほどの出費だ。仕方なくオークションかネットで店頭在庫を探そうとするも見つけられず。そこで嫌々ながらバラバラになったスイッチユニットを組み直すことにする。先ずはガバナー部を先にベースに組み付ける。バラけ無い様テープで固定。次にSW側の線材差込部の端子4個と開放樹脂パーツ2個をピンセットで組み立てる。山が崩れないよう細心の注意を払いながらボックス形状の樹脂ベースを被せる。最後にロッカスイッチのスプリング部に接点端子を差込セットしながらそっとフロントパネルを被せて組み立て完了。カシメ金具左右を嵌めて完成。文章にすると簡単だが小一時間の格闘となった。もう二度と分解しないことを心に誓う。今度ガバナーが油切れしたら買い換えることにしよう。組み立て工程は兎も角として、発条やガバナーなど製造工程を考えるなら簡単な電気式に切り替わったのも頷ける。昔ならおもちゃやオルゴールなどで盛んに使われていたゼンマイユニットも今では貴重になりつつあるのだ。
コメント (2)
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