朝、ひめちゃんは獅子丸と、山上城の本丸と二の丸の間の堀切を通りました。
紫陽花の名所とかいいますけど、まだ寂しい状態です。
堀切を抜けて、北の高台に登ります。
南以外はすばらしい眺めです
ここら辺が常廣さんが草庵を結んだ所になりそうです
往来する人や車もよく見えます
春の赤城山天正院常廣寺です
この山門は創建当時の面影を残しているそうです。
なかなか風情のある本堂と桜のコラボです。
上の2枚は4月8日、下は4月16日です。
左手に龍神堂、赤い鳥居の奥が本橋院殿の埋蔵金があったという噂のある墳丘です。
復元竜骨伝記・現代語版
私は修行のため、四国は伊予国(愛媛県)、国境に連なる土佐山の笹ヶ峰という人里離れた仙境に、三年ほど住んでいた。
木の実草のみを食べてはかなき生命をかろうじてつないでいた。
そんなある日、古木の枯れ枝を拾って暖を取っていた時、巌穴に木の切株と思われるものがあって、それを掘り出してみたけれども、(それは切り株ではなくて)、生きていた所をみてないので名前の付けようがない。人里に持って行ってみんなに見せるけれども、「これは○○です。」という者もいない。
ちょうどその頃、日向国(宮崎県)から来た蛇骨を取って商売をしている人が、(やって来て)「これは蝮蛇のしゃれこうべ(頭蓋骨)です。深山には島蛇白蛇という大蛇がいます。その中でもこれは青蛇という大蛇の骨です。島蛇は毒虫
です。白蛇は疵薬だったと思います。とりわけこの青蛇は匂いを嗅ぐだけでも男女の腎気(精力)を強め、気のつまりからくる癇癪(かんしゃく)を直す薬蛇である。」
また言うことには、「疱瘡(天然痘)の流行時には、男でも女でも、ただ匂いを嗅ぐだけでも予防になり、たとえ懸かったとしても軽くすむ。」と。
ここまで前半です
竜骨が発見されたのは、四国の笹ヶ峰(愛媛県)です。
発見者は木食屡睡(もくじきろうすい)です。
木食さんは、煮る焼くなどの火食を絶ち、肉食を避け、ひたすら木の実草のみなどを生のまま食します。
不思議なものを発見した木食さんは、人里に持って行ってきくけれども、わかりません。
そんなときに、日向国(宮崎県)から蛇骨を掘り出して商売している人がやって来ます。
「これは蝮蛇の中の青蛇のしゃれこうべ(頭蓋骨)です。男女の腎気(精力)を強め、癇癪(かんしゃく)を直します。天然痘も匂いを嗅ぐだけでも予防になり、たとえかかったとしても軽くすみます。」と薬効を教えたのです
竜骨のすごーい効果です