黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

福美姫、福を運んでくれ!

2023-02-04 13:25:42 | 黒柴三四郎の独り言

寒いけど、昨日より冷え込みがウチバなようです。

諏訪神社の向こうの沼、昨日は凍ってましたけど、今朝は凍ってません

ひめちゃんとタバサねーちゃんも、元気に歩いてきました

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

福美姫、福を運んでくれ!

 

04.11.21(日)

 本日のおとうたん

おとうたんは、口数少なく、眉間にしわをよせて、何か物思いにふけっている

おかあたんは、「7日に倒れ9日に手術し、2週間近くたった」と、何度も説明した。

いくらか、自分のおかれている環境を、理解してきたのかな?

 

ナナちゃんは、本日も母屋にとまるつもりだったらしい。

おかあたんに、「今日はダメ。シャンプーしたらね」と言われた。

何度か訴えたけど、そのうちあきらめた。

 

天気予報で言っていたような気もしたけど、何か雷鳴のようなもの音がしていた

ナナちゃんが、お休み前のオシッコに、ミニドッグランに行った時、頭上でせん光が走った

付き添いのおかあたんは、大急ぎでかかえて帰った。

それから雨も降りだし、けっこうな雷雨になった

この時期に、雷雨なんてどうしたんだろう。

今年は、本当に天変地異の年だ。

福美(ナナちゃんの血統書名)姫、がんばって福を運んでくれ

 

 

 

04.11.22(月)

 ボーと見つめる

ナナちゃんは最近、排泄がしっかりしてきていた

おかあたんがペットシーツをかたづけてしまっても、夜ねる前にミニドッグランでおトイレをすませ、朝一番で夜明けにランでオシッコしてお散歩でというサイクルで、自分のお部屋をよごすこともなかった。

 

おかあたんは僕とマンサとお散歩して帰って、7時頃晩ごはんを食べていた。

ナナちゃんがいやに「出せ、出せ!」言っていた。

夜のおトイレには早かったし、食事中なので無視されていた。

食後のおかあたんがみると、お部屋にオシッコらしいものが。

お散歩のあと、大量のお水を飲んだらしい。

念のため、寝る前にランにつれていくと、オシッコをした。

 

おとうたんは、静かにボーと空間をみつめている事が、多くなった

回診の先生によると、この時期の状態ではましな方だという

 

 

04.11.23(火)

 お疲れママ

隣のばーちゃんは、今朝も来た

おかあたんが「どうかした?」と聞くと、「病院に連れていってもらおうと思ってね。」という。

「昨日行ったでしょ、もう少したったらね。」と言われて、「あ、そうか。じいさんが『連れて行ってもらえ。』というんでさ。じいさんもボケてるねえ。」だって

すると、2人でボケてるのかな

 

休日なので、病院の駐車場が混んでいるかも知れないから、僕たちのお散歩が先になった。

夕方、おかあたんが病院に行くと、おとうたんはいやに攻撃的だった

いらいらする場面も何回かあった

おかあたんは疲れて帰った

 

 

04.11.26(金)

 おかゆが嫌い

おとうたんは、二人部屋に移った。

おかあたんは、ちょうど夕食の時間に病院に行った。

おとうたんの嫌いなものばかり出ていた

おとうたんは、「食べない

看護師さんにhelp、helpして、やっと食べさせてもらった

おかあたんは、食事時には行くまいと決意した。

おかゆが嫌いなおとうたんに、おかゆ中心の食事が供されているのだ。

 

 

04.11.27(土)

 そんな難しいこと聞かないでくれ

おとうたんは、トロンとした目で宙を見つめている

(おかあたん)「昨日は、誰が来てくれたんだっけ?」

(おとうたん)「?」

実は職場の上司が来てくれたそうで、自分でそう言ったのである。

封筒もあった。

「お昼はおかゆだった? 普通のご飯だった?」

「そんな難しいこと、聞かないでくれ

昨日は、これは復活できると確信したおかあたんだったけど、今日は絶望的に感じた

ミエコさんのパパは同じ病で倒れて、一ヶ月くらいボーとしていたそうだけど、今は元通りになり、車も運転しているとか。

そうなってほしいんだけど。

風の冷たい季節になった

 

 

04.11.30(火)

 ここは善衆会か?

おとうたんは、今日は覚醒していた

おかあたんが行った時は、今までどおりトロンと寝ていたけど、隣のおばさんがいろいろおかあたんに話しかけるのを聞いていて、自分のおかれている状況を、病院に入院しているらしいと認識したようだ

おばさんによると、ベッドのおじいさんはおとうたんと同じ状態だ。

ただ2回手術をしているとのこと。

若い頃の話ばかりするんだそうだ。

おとうさんは、そんな昔の話はしていない。

「早朝バスで家を出て、ずっと病院にいて、帰りも夜のバス」とか、いろいろ言っている

おとうたんには、二人の会話が聞こえていたらしい

おばさんが席をはずすと、おかあたんに、「ここは善衆会(病院)か?」と聞いた。

「桐生の厚生病院よ。くも膜下出血で手術したのよ。」

 

おとうたんは、「ここにいると、嫁さんはいらないよ」だと

看護婦さんが、みんな世話してくれるということらしい

 

ナナちゃんは、朝寒かったせいか、おかあたんが用心のために置いておいたシーツに、オシッコとウンチを出していた。

おかあたんは、「福美ちゃんの福のウンがついた」と、今日宝くじを買った。

そして、家に帰って、ナナちゃんにさわらせてから、バッグに大事にしまった

 

 

もう20年も昔の事です。

ほとんど忘れていました。

書いておいてよかった

いろいろありましたけど、三四郎・サマンサ・七海がいてくれたから、頑張れたのです

 

 

(つづく)

 

 

 

コメント
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