黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

明日という時間

2023-02-26 13:56:21 | 黒柴三四郎の独り言

柴犬との生活も、22年半になります。

基本的に、みんなテラスに各自用のサークルを置いて、その中にハウスを入れて、それぞれのお部屋という形で生活しています。

狭いながらも、各自のお部屋です。

冬場は、ハウスに床暖マットを入れて、真冬にはさらに、ハウスに毛布を掛けます。

夜は湯たんぽも入りました。

でも、この冬は、厳冬です

11歳になったひめちゃんと14歳半のタバサねーちゃんは、夜は室内犬で室内用ベッドに湯たんぽを入れてもらってます。

昼間も、お部屋で湯たんぽを入れてもらってます。

 

こんなに寒い冬は初めてです

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 

明日という時間(サマンサは明日ね)

 

06.1.3(火)

 おとうたんダウンコートを焼く

おとといの元旦から、おとうたんは樫の木やその他いろいろやたら燃やした。

確かに片づいた。

ふと見ると大切な、冬にはなくてはならないダウンコートに飛び火の跡が

いつも着ていて、お散歩の時もお仕事の時も、お出かけの時も必需品だった

おかあたんにすれば、お出かけ用にしておいてほしかったのに。

 

2人は、仕方なく、昨日ユニクロに出かけた。

でも、もう好みの色・サイズはなかった

冬物バーゲンの時には、えり好みなんてしていられないのだ。

この真冬どう乗り切るのかな

 

 

06.1.7(土)

 七海のシャンプーにみんなで!         

おかあたんが車のエンジンをかけた。

「今日は誰かな。」とみんな神経を集中した。

 

「今日はナナちゃんシャンプーにいくのよ」と、おかあたん。

がっかりする僕たちに、「みんな連れていけばいいがな」とおとうたん。

僕が最初に後部座席に乗せてもらい、続いてサマンサが乗る。

サマンサは大喜びだった

そして、おとうたんがナナちゃんを抱いて、助手席に乗り込むと、「この子も行くの?」とちょっと不快な顔をした

僕はうれしかった

 

車で10分ほどのペット美容室に着いた。

建物の外の檻に、何頭かの犬がいて歓迎していた。

こいつらはずっとここにいて、来る人見てるのかな。

ちょっと緊張した

ナナちゃんは、おとうたんに抱っこされて店の中に入っていった。

「置いて行かないで」とも言わずに、お姉さんに抱かれてトリミングルームに消えた

 

家に戻って、ミニドッグランに入れてもらった。

サマンサはフケが出ていて、換毛が始まったらしい。

おとうたんはブラッシングを開始した。

かなりの抜け毛だった。

厳寒の中ではや春の気配を感じているのかな

 

いつかの春先、僕の抜け毛をカラスがとりに来たことがあった。

まだそんな季節ではないのか、カラスは抜け毛を運んでいかない。

 

 

06.1.9(月)

 サマンサVS七海の大げんか

今日は、久しぶりに暖かい日だった

僕とサマンサが、ミニドッグランに入った。

ナナちゃんは、「なんでサマンサが先に入るのよ、ブヒィブヒィ」と文句を言った。

後から、ナナちゃんも入れてもらった。

しばらくは、平和に過ぎた

 

ナナちゃんは、おとうたんが新しく入れてくれた藁(ワラ)で遊んでいた。

突然、サマンサが襲いかかった

ナナちゃんは、顔を食われているようにみえた

 

おとうたんが駆け寄り、サマンサの首輪を持って引っ張り上げた。

七海がシッポに食いついていた

 

おかあたんも駈け寄り、ナナちゃんを抱っこして、お部屋に引き上げた。

流血の惨事には至らなかった

 

でも、2人ともしばらく右の前足が地面につけなかった

サマンサの方が、ダメージが大きかった

お部屋に帰って、お昼になっても不機嫌で、隣のナナちゃんに吠え続けた

夕方のお散歩になっても機嫌は直らなかった

僕にも、ウゥーと威嚇した

クワバラ、クワバラ

 

 スドーブはバリアー

僕は、ストーブは嫌いだ

サマンサは平気だ。

冬の子で、暖房の中で育ったためらしい

ナナちゃんも嫌いだ。

この冬はキッチンと居間の間に、キッチンに向けて、ストーブがある。

中で過ごすことが多いナナちゃんも、ストーブがついていると、足が止まってしまう

 

おかあたんがテーブルで何かつまんでいても、ストーブの後ろから遠慮がちに顔を出す

ちょうどストーブが、バリアーのようになっているのだ。

 

僕は7月、ナナちゃんは6月の生まれ、夏の子だからかな

 

 

06.1.23(月)

 突然に朝の雪

朝のお散歩も終わり近くに、風花がたくさん降ってきた。

まもなく、本降りの雪となった

おとうたんがお出かけのころはすでにつもり始めていた

おかあたんは「もう滑りそうよ」と、注意して運転して出かけた。

明け方に、路面の温度が下がった所に降り始めたせいか、凍結も始まっていた

滑ってうまく走れない車もあった

どこまで降っているのかと思ったけど、赤堀も同じ、伊勢崎も同じだった

 

おかあたんはおとうたんを下ろして、いつもの帰路につく。

両毛線の高架橋を、のぼりあぐねている青いマーチがすぐ前にあった

引き返したくとも、後ろにキューブが来ていた

「ギブアップしてます」というように、停止灯がピコピコしていた

滑り落ちては、来なかった。

1~2cmずつ、ゆっくりゆっくり、超スローでなんとか登っていった

 

頂上過ぎると、まあ走り出した

いつもより朝の帰宅に時間がかかったけど、無事帰れて良かった

ほんとうに寒いので、僕もサマンサも小屋から首だけ出しておかえりをした

この後、思いがけず、明るくお日様が出て、ほとんどの雪が溶けた

 

 

06.1.25(水)

 今日はあたちの番よ

朝、サマンサはお座りして、出発を待っていた。

昨日は、七海がおとうたんの出勤に同行した。

サマンサも行きたがったけど、おかあたんは、「明日サマンサね」と諦めさせた。

おかあたん何何も言わなかったけど、車のエンジンがかかる前にお座りしていた

サマンサは静かに乗り込んだ。

「今日はあたちの番よ」と勝ち誇っていた

サマンサには、明日という時間がわかるのだ

 

 

 

若い頃の三四郎&サマンサの写真が出てきました

強そうな、サマンサねーさんです

サマンサねーさんがいたから、ちびでやせっぽちだった七海が、たくましく成長出来たのです。

サマンサ、ありがとう

 

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事件ですなあ!

2023-02-26 11:45:48 | 黒柴三四郎の独り言

寒い寒い朝です

でも、ひめちゃんとタバサねーちゃんは一緒に、堀之内を西に出ます。

タバサねーちゃんは、暮れにちょっと体調を崩しましたけど、今朝は元気です

諏訪神社の向こうの高台を歩いてきました。

赤城山も浅間山も、その姿を現しませんでした。

吹雪いているようです

 

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 

事件ですなあ!

 

 

05.11.19(土)

 怒りのお人形投げ 

木枯らしが吹いているけど暖かい昼間、ナナちゃんはおとうたんにブラッシングをしてもらった

僕のサークルにリードをひっかけて。

サマンサは怒りのお人形投げを繰り返し、お人形は、サークルの外にも飛び出した

そして、おかあたんに拾ってもらった。

サマンサの三代目のお人形だ。

僕のは初代がまだ健在、ナナちゃんのも初代だ。

 

 

05.11.21(月)

 七海の大脱走

昼間のお散歩の時、ナナちゃんはトオル君ちの菜園(春になれば、なの花畑になる予定で、苗がいっぱいはえている)に、しきりに入りたがった。

おかあたんはやむをえず、リードを離した。

すぐ用をたして帰ると思っていたけど、七海はぴょんぴょんと菜園をどんどん走り去った

しかたなく、「ナナちゃん、バイバイ。」と、手を振った。

七海ははっとして、おかあたんの方を向き、菜畑をぴょんぴょん満足そうに、天真爛漫に、子供のように帰ってきた

 

 

05.11.30(水)

 サマンサ、狐になる

風の強い午後のお散歩だった

すさまじい風なので、あまり遠出はしたくなかった。

 

県道の途中から、いつもの南下する道に出た。

少し早めのせいか、小学生が何人も通る。

静かに「こんにちは! 」と言ってくれればいいけど、はやし立てる男の子達もいる。

 

ちょうどターンニングポイントを通過して、北上はじめたとこで、こんな子達に会ってしまった

ふと見ると、サマンサが変だ。

シッポが下がっている

僕は元気出せよとおしりに挨拶したけど、上がらず。

おかあたんもシッポの付け根をさすったけど、効果なし。

狐になってしまった

 

少し行くとまた一年生らしい三人組、わあと言って近づいてきた

おかあたんは、「手を出さないでね。初めてでびっくりして噛んでしまうといけないから。」と注意した。

 

バイバイと足早に通過して、さっき通った道に戻った。

いつの間にかサマンサのシッポは上がっていた

 

 

05.12.20(火)

 特大のバンドエイド 

サマンサはここのところ風邪でも引いたのか、下痢をしたり、珍しく何も口にしない。

 

今日はいくらか寒さがゆるんだけど、昨日まではこの冬一番の寒気に覆われていた。

今年は寒い冬になるらしい。

もう2回も雪が降っている。

 

初雪はちょうど一週間前、朝目が覚めると一面の銀世界だった

 

次は日曜日の朝、雪はみんなのお部屋に吹き込んだ。

たいした積雪にはならなかったけど、おかあたんは側溝にはまっている車を見たそうだ。

 

そうそう雪がほぼ溶けた夜、おとうたんも側溝にはまった

腹痛のサマンサに付き合って夜のお散歩中、レオ君ちのそばで、側溝がある事を忘れて踏み外したのだ。

サマンサはどんどん行ってしまい、一瞬気をうしなったりしたそうだ。

足と腕に大きな擦り傷をつくった。特大のバンドエイドが必要だった。

 

 

05.12.24(土)

 凍った雪道のお散歩、帰りは車で

一昨日は午後から雪だった

おかあたんは、おとうたんをお迎えに行って帰る時、本当に大変だったそうだ。

 

今朝もまだ日陰には雪が残り、さらに凍っていた

おかあたんは、ちょっと御用で出かけた。

 

「僕とサマンサ・ナナちゃん+おとうたん」のお散歩になった。

南に下り、途中が車の少ない西寄のコースをたどった。

 

そのうちに、おかあたんの車が見えた

おかあたんが、探しに来たのだ。

 

ちょっと荒れた道だったけど、おかあたんは分け入った。

途中、倒れた竹が邪魔で、おかあたんは車から降りた。

僕たちは駆け寄った

後で、おかあたんは、「僕の顔が本当にうれしそうだった」と言った。

おとうたんは、サマンサのリードを離した。

続いて、僕のリードは渡された。

ナナちゃんは抱っこされて、助手席に乗り込んだ。

途中見知った犬たちに逢ったけど、彼らはあっけに取られていた。

 

 

05.12.28(水)

 事件ですなあ!

夕方、イイズカさんちのそばまで帰ったとき、僕たちはとんでもない光景を目にした。

太郎の末裔の親子が、ニワトリの慎之介のお部屋に侵入しようと群がっていたのだ

きぃきぃ泣く声がした。

みんな慌てて戻った。

 

おとうたんが確認すると、なんと子犬が一匹中に入っていたのだ。

入り口を開けて出してやると、そいつは信じられない行動をした。

仰向けになりお腹をなでてくれというポーズをしたのだ

 

親兄弟達も、逃げずにそばにいた

「子犬たちがナナちゃんと同じくらいの大きさなので、興味をもってやってくるのだろう」と、おとうたんは言う。

「おうちに帰れ」と言われて、彼等は我が家の門扉から出て行った。

そして怒る僕に、おとうたんは、「子犬のしたことだから許してやれ。」と言う。

 

おとうたんおかあたんは、安心してコーヒーなんぞを飲み始めたけど、あいつらは帰らなかった

そこいらをうろうろして、ついにはイイズカさんちに入っていったりもしていた。

実は、お散歩の出発前もうろうろしていた。

さすがに、僕んちには来なかったけど、午後からそこいらをうろついていた。

 

お散歩に出る時なんかは、裏の道に出ると、親子でシッポを振って待っていた。

白いママと子供4匹、茶色の子供とちょっと胡麻気味の子供もいるけどみんなで裏で待っていたのだ。

少し離れた畑に、もう1つの茶色もいた。

おとうたんおかあたんは、「おうちに帰りなさい。バイバイ。」と言って、僕らを連れて通り抜けた。

道路工事のお兄さんもいて、犬がいっぱい集合していることに戸惑っていたみたい。

 

夜になって、おかあたんは、「これは事件ですなあ!」と言った。

おとうたんも、「大事件でふ。」と言った。

慎之介の猪網でかこったお部屋に、太郎の末裔が侵入していたのだから。

どこからか不思議だけど、南側にかみ切られたとこがあった。     

 

 

05.12.29(木)

 今日もあの親子が!

あの親子は今日も出現した

朝から、裏の道をうろうろしていた。

 

おかあたんが用事を済ませて帰った時、あいつらは、おかあたんの車の後を付いて入ってきた。

おかあたんが、「おうちに帰りなさい!」と追い立てると、裏の道に出たけど、まだうろうろしていた。

 

お昼過ぎ、あの鶏小屋に入り込んだやつが、1人で遊びにきた

おとうたんが抱っこして、裏の道まで送っていった。

 

僕は、夕方のお散歩は、西の畑方面に行ってみた。

やっぱり、向こうの方からシッポを振って、親子でやって来た

ひとつかふたつ足りない気もしたけど。

どういう風に扱ったらいいかものか、みんな悩んでいる

サマンサとナナちゃんは、うなっている

 

 

まだ2005年ころには、葛塚の要害の地を自由に闊歩している犬たちがいたのです。

かれらは、野良犬ではなく、一応飼い主がいました。

まだまだ、おおらかな時代でした。

 

今、彼らがいた辺りは、ミニカーのサーキット場になってます。

昨今の事情に関係なく、休日には県外ナンバーの車もやって来ます。

 

 

 

 

 

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