晴れた暖かい一日でした
ひめちゃんとタバサねーちゃんは、膳城趾公園(前橋市粕川町)に行ってきました。
本丸の方にも足を延ばして、早春の膳城登城でした
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
ナナちゃんの乳歯
04.12.1(水)
二人部屋の騒動
まっ白な霜がどっぷりと降りた朝だった
僕はオシッコがたまって、がまんするのが大変だった。
ナナちゃんがランで朝一番のオシッコをすませるのを待っていると、ガマンするのが大変でふるえてしまった。
大急ぎで着がえたおかあたんは、そこらを一廻りしてくれた
とりあえず用は足したけど、食欲はなかった
クシャミみたいなのが、何度も出た
夕方、おかあたんは病院に行った。
びっくりした
何事かあったのか、病室の前に警備員や事務職らしい男の人がいた。
年配のナースが、「○○さん迷惑かけて、ゴメンね。今晩だけこちらで。」と、むかい側の個室に案内された。
おとうたんも、運ばれた。
同室のおじいちゃんが、興奮して一騒動あったらしい。
「あしたはおひっこし」と、奥さんが昨日片づけをしていたのに。
04.12.2(木)
一体どういうんだ?
夕方おかあたんが病院に行くと、おとうたんの両手が自由になっていた。
ところが、まもなくおとうたんは頭の包帯をとってしまった
おかあたんがナースコールすると、今日何回目かだという。
頭がいたいのベッドが頭の方が低いのとか文句を言う。
(ナース)「○○さん頭いたいですか?」
(おとうたん)「いいえ大丈夫です。」
(ナース)「ベッド低いですか?」
(おとうたん)「いいえ。」と、いやに素直
一体どういうんだ?
04.12.3(金)
奈落の底
小春びよりだったけど、おかあたんはガーデニングが出来なかった。
隣のばーちゃんを、病院に連れていかなくてはならなかったからだ。
夕方なんぞに行って、カゼでもひかれたら大変だから、昼間暖かい時に行くのだ。
年寄りは、病院に行くことを、レジャーとしてしまうらしい
毎日、何度も「連れて行け連れて行け」の大さわぎ。
連れていくと、ベットサイドからどかない。
おかあたんは居場所がない
おとうたんが倒れてから、いろいろ処理してきたけど、おかあたんには本当に寂しい
さらに、バアにだけ、「世話をかけるねえ!」というねぎらいの言葉
おかあたんは、奈落の底に落とされた気分だった
早々に帰宅したおかあたんは、ぼくとたっぷりと幼稚園の西のコースを散歩した。
アニマルセラピーになったかな
04.12.4(土)
あふれる涙
夕方から雨という予報だったせいか、病院の駐車場は土曜にもかかわらずゆとりがあった。
おとうたんは、昨日より頭がはっきりしていた。
おかあたんを、昨日以上に攻撃した
夜寒いのに何も用意して持ってこないとか、財布がないとか、etc。
昨日病院のパジャマしか着ていないおとうたんを心配して、「何か下に着るものを持ってこようか?」と言ったら、自分で買いにいくからいいと怒りまくったのに
「TEL用にテレホンカード置いていこうか」というと、「やっと期限がすぎたのにムダ使いするな」と、とんちんかんな答え
プリペイド式携帯電話がお好みのおとうたんは、病院から自宅にTELするときに、公衆電話を使う事を理解できないらしい。
夕方、僕たちのお散歩が終わったら、おかあたんはおとうたんの病院に出かける。
おとうたんは、気が利かないとか何とか、大部屋でおかあたんをこきおろすのだった
帰り道、さくらも~るに降りた時は、日も暮れ雨も降り出していた
買い物をすませて車にのると、おかあたんの目には自然と涙があふれてきた
04.12.5(日)
生き生き・ばーちゃん
隣のばーちゃんがあまりにしつこいので、おかあたんはキレた。
ばあーちゃんは、イジメだとののしった。
毎日のお出かけが、老婆の楽しみとなって生き生きとしていた。
でも、それはおかあたんに負担をしいるものだったのだ。
ばあーちゃんは、息子が意識不明だと、あちこちにTELしまくったようだ
おかあたんにとって、ストレスな日々だった
今日は気温は高く、カゼ気味の僕には好都合だった。
おかあたんは夕方のお散歩をすませて、気をとりなおして病院に出かけた。
今日のおとうたんは比較的気分が落ち着いていた。
「ぴっかぴかの車が夢に出てきた。車はどうした?」
おかあたんは事情を話して処分したことも伝え、退院後しなければならないことも伝えた。
04.12.6(月)
ナナちゃんの乳歯
今日は昨日とうって変わって北風の吹く寒い日だった。
病院に行く前、おかあたんは、家の中で遊んでいて何かをくわえたナナちゃんの口から「ぺ」をさせようとしてびっくりした
指に血がついて歯も出てきた。
乳歯が抜けたのだ。
乳歯の発見は、ムーハウスでは初めてだ
病院に行くと、おとうたんはいつになく穏やかだった
いろいろ話したけど、普通に話ができた
だいぶ頭の中が、整理できてきたようだ。
看護士さんが来て「あした、リハビリ棟にお引っ越しです。」と伝える。
おかあたんがGOODSの補充についてきくと、「大丈夫です。オシッコは自分でできるようになったし、今日はトランクスをはいているんですよ。」だって
もしかしたらと思って、昨日持っていったのが役立ったのだ
帰りに、おかあたんが、久しぶりにさんまを買って来てくれた
みんな、喜んで食べた
乳歯の抜けたナナちゃんも、食べるのに不自由もなさそうで、ごはんはしっかりぼりぼり食べていた
MUUHOUSEはさんまは犬が食べる、猫にはあげない家なのだ。
04.12.7(火)
絶望
僕のカゼは、だいぶ回復してきた
セキもほとんどなくなり、鼻が少しズコズコする程度になった。
夕方、お散歩前に久しぶりに、ミニドッグランでおかあたんと追いかけっこをした
おとうたんは、今日からリハビリ科の方に移った。
今までと全く違った雰囲気で、とまどったに違いない。
脳外科だけでなく、整形外科でリハビリをしているお兄ちゃんもいるのだから。
そのせいか、今日の脳の働きはいまいち
おかあたんに、「2~3回しか病院に来てない」などといった
おかあたんは、悲しくて腹立たしかった
救急車で一緒に来て、手術中もずっとつきそってきたし、毎日毎日通っているのに何という発言だろう
今日はトンチンカンな発言が多かった。
早期復職は絶望かな、などと思ったりする
昨日の様子なら、来春にもと思えたのだけど。
「ここは昔お寺だったのかな。幽霊が出る。」などとも言った。
「たぬきが出る。」とも言う。
病院だからその可能性がなくもないけど。
実はおかあたんもこの病院に入院していた事があって、1回だけとても恐い思いをしたことがあるんだって
錯覚かもと思っていたけど、本当だったのかなと思い返ているんだって。
追記 おかあたんの入院の件は、また後日に
ひめちゃんとタバサねーちゃんのママ、七海ママの子どもの頃の話です。
親子3名似てるかな?
ひめちゃんとタバサねーちゃんの乳歯は、気づきませんでした。
三四郎・サマンサ・七海がいてくれて、本当に良かった
生きながらえたのです
ありがとう