黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

高津戸合戦の事、勝安和睦を願う事、付けたり、両勢討ち死にの事、此に寄せ手引退く事・その1

2024-11-13 20:17:16 | 桐生老談記の世界

穏やかな朝です

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。

タバサねーちゃんは、早々に用を足して帰ります。

ひめちゃんは、天神田を歩いてきました

路地ナス畑の収穫は終わったようです。

ナスって、収穫時期の長い野菜です。

最近は、田んぼがナス畑にもなっています。

 

2019年11月の黒柴家族の写真を整理中です。

みんな元気にお散歩しています。

 

獅子丸とひめちゃんは、諏訪神社の向こうの高台をよく歩きました

高台にブロッコリー畑がありました。

最近は、ここは草に覆われて道がなくなり、侵入不可です

獅子丸は、収穫で切り落とされた葉っぱに食いつきます。

ひめちゃんは、興味を示しません。

獅子くんは、ゆでたブロッコリーも、もちろん大好きでした

 

実家に帰って半年、15歳半の七海ママの昼散歩によく付き合いました。

ママも、末っ子たちとのお散歩を楽しんでいました

 

 

 

 

高津戸合戦の事勝安和睦を願う事、付けたり、両勢討ち死にの事、此処に寄せ手引退く事・その1

タイトルが長すぎる


去る程に、高津戸の城にも兼ねて用意の事なれば、同じく時をぞ合わせけり。

桐生勢の中よりも荒巻式部、大谷勘解由、常見讃岐、この三人手勢を引いて抜けがけして北責め口より時を作りて押し上りけれども、城内は静まりかえって見えける。

勝安物見へ上り大音声、「これは定めて桐生、新田よりの御出陣にて候べし。我等年久しく他国いたしたれども、故郷なつかしくぞんじ、わずかに住居を構え罷りある所に、何ん人の讒言を以て大勢をもようし給うものや。我ら別してご両家へ向って、野心も御座なく候えども、この陣を引き給え」と理(ことわり)を尽くして和睦を申しければ、

 


あらすじです。


高津戸城のほうでも、かねてからの用意であったので、鬨(とき)の声を上げた。
桐生勢の中からも荒巻式部・大谷勘解由・常見讃岐の三人は、手勢を引いて抜けがけして、北の攻め口から鬨の声をあげながら責めのぼった。
けれども城内は静まりかえっているようだった。
里見勝安は物見台に上がり大音声をあげた。
「これは桐生と新田からの御出陣でしょう。私たちは、長い間他国にいましたけれど、故郷を懐かしく思って、ちょっと居住しているところです。いったいだれの讒言で、こんな大軍でおいでになったのでしょう。、私たちはけっして桐生・新田の両家に野心などありません。この陣をお引きください。」とことわりを尽くして、と和睦を願ったところ、

 

 

鬨の声をあげると言うことは、戦う気があるんですよね
でも、何故か城内はシーンとしています
桐生勢の中からも荒巻式部・大谷勘解由・常見讃岐の三人は、抜け駆けをして、北から責め登ります
そんな中、里見勝安は物見台に上がり大音声をあげたのです
「故郷を懐かしく思って、ちょっと居住している」戦国時代にそんな発言が通るはずはありません
いくら野心はないと言たって
でも、作者は勝安の発言に「理(ことわり)を尽くして和睦を申しければ、」といいます
物見台はどこにあったのかなあ


高津戸城趾・現代の物見台(観光地図の右下Pのあたり)下にある、高津戸城付近の略図です。



周辺に桜並木があります
そのうち、桜の季節にも行ってみましょう

渡良瀬川右岸、桜に囲まれた菊は、ながめの菊です。

余興場もあって、菊の季節の土日には、寄席も上演されます。

ここはとてもながめの良い場所です

ただし、ここら辺は、犬の入場お断りです

 

 

 

初稿  2019.12.10

改稿  2024.11.13

 

 

(つづく)


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