6日(日)ひょうご防災リーダー講座の第4回目に出席しました。
午前の部では、元兵庫県副知事の災害対応事例。午後からは、リスクコミュニケーションと災害情報の講座がありました。
午後の部は、慶応義塾大学商学部教授の吉川肇子(きっかわとしこ)氏が、心理学の視点から群集心理、災害に対するリスク認知に関して、東京ディズニーランドを事例に楽しく講義を展開、平素からリスクコミュニケーションのことを意識して「考え行動する」大切さを実感しました。
東京ディズニーランドでは、毎日数万人の入場者であふれ、入場から退場までの間にリスク管理を実にたくみに使って観客を満足、あるいは、誘導しているという内容に聞き入りました。
リスクコミュニケーションは、行政にまったく関係のないものではありません。
その一つの事例が、明石で起った花火大会後の死亡事故です。
花火大会後終了後にきっちりとリスクの管理ができていれば、あのような事故は起きなかったのではないかと言われています。
すなわち、花火大会が終った後、一度に見物に来た市民を帰路につかせない工夫が出来たのではないかと言うことです。
東京ディズニーランドでは、開園時も閉園時においてもこれらの対策ができています。
また、行列のできるライドにもお客さんに長いこと待たせたという意識を持たせないような工夫が散らばっています。
また、災害時の行動原則として、私も誤った認識をしていました。
その一例が、「警告は短く発するべき」という誤解。
短い警告では、人は危機を理解しない。あいまいな表現は避けるべき。緊急時こそ詳しいメッセージを送らなければならない。というもの。
短いメッセージでは、どのように危険が迫っているのかを人間は理解できないようです。「逃げろ!」と叫けぶよりは、「大津波が来るから逃げろ!」と・・・・。
さらには、そもそも人の災害に対する見方は一般的に甘くなる。という点も合点がいきました。
すなわち、災害をTVなどで見ていても「自分の地域は大丈夫」と思ってしまうと言うのです。
現実的には災害は今日来るかも知れないのに、人間は心理面で矛盾を解消する動きに出るというものです。
例えば、私も40歳まで吸っていた「タバコ」を事例にしていました。
タバコは、体に悪いということは、明らかですが、タバコを止められない自分に対しては、自己矛盾しているわけです。
しかし、その心理面を解消する働きがあり「タバコはストレスを解消する」「一日○本程度なら癌にはならない」「タバコをすっても癌にならない人、なる人は運命で決まる」などという「止められない理由」を見事に考え出すと言うのです。
タバコを止めようと私も幾度か挑戦し、そのたびに自己矛盾を起こしていました。
今思えば、吉川先生の話そのもでした。
タバコを止めようと挑戦している「あなた」自己矛盾を解消するための「言い訳」を考えてはいませんか?
午前の部では、元兵庫県副知事の災害対応事例。午後からは、リスクコミュニケーションと災害情報の講座がありました。
午後の部は、慶応義塾大学商学部教授の吉川肇子(きっかわとしこ)氏が、心理学の視点から群集心理、災害に対するリスク認知に関して、東京ディズニーランドを事例に楽しく講義を展開、平素からリスクコミュニケーションのことを意識して「考え行動する」大切さを実感しました。
東京ディズニーランドでは、毎日数万人の入場者であふれ、入場から退場までの間にリスク管理を実にたくみに使って観客を満足、あるいは、誘導しているという内容に聞き入りました。
リスクコミュニケーションは、行政にまったく関係のないものではありません。
その一つの事例が、明石で起った花火大会後の死亡事故です。
花火大会後終了後にきっちりとリスクの管理ができていれば、あのような事故は起きなかったのではないかと言われています。
すなわち、花火大会が終った後、一度に見物に来た市民を帰路につかせない工夫が出来たのではないかと言うことです。
東京ディズニーランドでは、開園時も閉園時においてもこれらの対策ができています。
また、行列のできるライドにもお客さんに長いこと待たせたという意識を持たせないような工夫が散らばっています。
また、災害時の行動原則として、私も誤った認識をしていました。
その一例が、「警告は短く発するべき」という誤解。
短い警告では、人は危機を理解しない。あいまいな表現は避けるべき。緊急時こそ詳しいメッセージを送らなければならない。というもの。
短いメッセージでは、どのように危険が迫っているのかを人間は理解できないようです。「逃げろ!」と叫けぶよりは、「大津波が来るから逃げろ!」と・・・・。
さらには、そもそも人の災害に対する見方は一般的に甘くなる。という点も合点がいきました。
すなわち、災害をTVなどで見ていても「自分の地域は大丈夫」と思ってしまうと言うのです。
現実的には災害は今日来るかも知れないのに、人間は心理面で矛盾を解消する動きに出るというものです。
例えば、私も40歳まで吸っていた「タバコ」を事例にしていました。
タバコは、体に悪いということは、明らかですが、タバコを止められない自分に対しては、自己矛盾しているわけです。
しかし、その心理面を解消する働きがあり「タバコはストレスを解消する」「一日○本程度なら癌にはならない」「タバコをすっても癌にならない人、なる人は運命で決まる」などという「止められない理由」を見事に考え出すと言うのです。
タバコを止めようと私も幾度か挑戦し、そのたびに自己矛盾を起こしていました。
今思えば、吉川先生の話そのもでした。
タバコを止めようと挑戦している「あなた」自己矛盾を解消するための「言い訳」を考えてはいませんか?